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私が再び筆を取ったとき

心に何本かのナイフが刺さり
心が壊れた

心臓は破裂しそうになり
食事も喉を通らない
それでも吐き気は続き
怒りなのか悲しみなのか
自分でも把握できないくらいの
闇が襲う
眠れるはずもなく
外のベンチで夜空を見上げる
何故か涙が止まらない

辞めたはずのタバコで
なんとか呼吸を整えた

壊れていく自分を維持するのに
必死だった

片付けてあった画材を取り出し
絵を描いた
描くというより
ひたすら重ねていた

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