絵の勉強を1年本気でやってみた
どうもこんばんは、53です。
2022年の10月に始めた企画を完走したので、1年の振り返りを兼ねてまとめ記事を描くことにしました。
これは53という無名の絵師が、自分の理想の絵を描けるようになるまでの物語だ!
という前置きで始めたこちらの企画、改めて何をしたかったのか、何が出来るようになったのかを振り返って、似たことで悩んでいる誰かのちょっとした一助になれたらと思います。
物心がついた頃から絵を描いていたタイプの絵描き
まずはこの記事の位置づけから。
よくこういった記事でお見かけする内容とは趣旨が異なるので、そこから説明します。
私は小さい頃から絵を描いていたタイプで、教室に一人はいる「〇〇描いて!」的なことを言われる側でした。圧倒的人気はポケモン。学校もデザインとかが学べる所へ行き、授業でデッサンや油絵を描きました。
なので模写やスケッチもある程度の習慣にはなっており、自分の思いついた絵をその通りに描くことは出来ます(大体です、大体)。
ここまで読むと『何も困ってないじゃん』と思われることでしょう。
でも学生から社会人になり、絵を本業にするつもりはなかったので広告を扱ってる会社でオペレーター兼デザイナー的な職につき、まあまあ趣味でお絵描きもできてハッピーライフを送っていたのですが、
大人になったらもっと上手い絵が描けるようになっていると思っていました。
いやだって!十年以上描いてますからね!
本も読みますしある程度の数も描いてますしおすし。
これで上手くならないなんて何事か?と。
しかし自分でも原因は分かっているんです。なぜならたった1年や2年で上手くなった人の記事を見るたびにこう思っていたから。
『そんなに真面目に考えて絵を描いたことがない…………』
いやマジで、そうなんですよ。
絵が上手くならない人あるある
主語が大きくなりましたが完全に自分の個人的な見解なので、当てはまらない人もいると思います。
ただ物心ついたころから自然に絵を描いていた人に起きること。
『絵を描く』という行為と知識が結びつかない。
構図のこととか、色のこととか、そういう知識も勉強してますし無くはないですよ?でも絵を描く時ってそういうのを考える余地がないというか、何となく手癖で描いているんです。頭に思いついたものがあって、それを描きたくて絵を描いているので、知識は、まあ?そういう頭の中で想像する時にある程度反映されてたらいいな、みたいな?
だからいざ絵を描き始めると、全っ然頭が回らなくてですね。
思いついたものが描けたぞやったー。
で終わりなわけです。
そういうノリなので、今まで描いていた絵がこんな感じ。
学生の頃は部誌用だイラコンだとちゃんと描いていたのですが、年々真面目な1枚絵を描く頻度も下がり、殆どが思いついものをそのまま描いて出す落書き(上)のようなものでした。
そんなものだから一向に上手くならない。
何故なら頭の中にある以上のものが生み出せないんです。しかもちゃんと考え抜いたものとかじゃなくて、ポンッと思いついたそのままのもの。
めちゃくちゃ独特な世界観があって唯一無二な表現をできる人ならそれでも満足出来るかもしれないんですが、私の中にはずっとモヤモヤがありました。
もっと自分が好き(上手)な絵が描けるはずなのに!!という。
だから一度、絵を描くというプロセスそのものを見直す必要があると思いました。
今までとは全く違う頭の使い方で絵を描くために、どうしたら良いか。
そこで思いついたのが、仕事でやる流れを応用する、という方法でした。
まずは結果から
とはいえ、ある程度描ける人のビフォーアフターは往々にして分かりづらいので、何がどう変化したのか、を実際に制作したイラストで説明したいと思います。
まずはこの企画を始める前の本気絵がこちら↓
絵の連作で物語というか、1つの作品にしたかったので、キャラクター設定画なども描いてますが、これらの絵ではそれが伝わりにくいと思います。特に植物学者という設定は背景にかろうじて植物がある程度にしか表現されていませんね。
そしていろんな勉強を経て1年後に描いたのがこちら↓
キャラデザも変更し、描きたいコアの部分が天使という要素よりも『お爺さんと孫』のような関係性であると感じて全体のストーリーも変更しました。
また、イラスト自体も元から『童話的な雰囲気にしたい』という気持ちがあったため、絵柄自体を変更しました。
植物学者という設定も分かりやすくなり、連作にしていくことでよりキャラクターの解像度を上げていけそうな見通しが立ちました。(天使要素は後々絡めていく)
いかがでしょうか?
かなり描くものが明確になり、それが伝わるイラストになったと思いませんか?
(分からなかったという方すみません ; ; )
ちなみにこの設定からイラスト制作まで含めて約2週間です。(スピードもup)
これが出来るようになるには、デッサン力以外の力が必要です。
①自分が本当に描きたいものを掘り下げる
②参考になるイラストや作画資料を集める
③人物や世界観の設定を決める
④魅力的な絵にするためのラフを詰める
⑤イラストを完成させる
このプロセスの内、⑤の精度を上げるのがよくあるデッサン力向上的な画力進化ですが、私がした勉強や試行錯誤は基本①〜④です。
これを考えるための【ツール】【順番】【時間のかけ方】を試行錯誤し、今後そのまま継続できる仕組みづくりを行いました。
その最中に連載していた記事をまとめたのがこの記事になります。
興味がわいたぞ〜!という方は、この下をどうぞ。かなり長いので覚悟して下さい。
始めるきっかけと自主学習を続けるコツ
これは前置きでも触れたんですが、丁度この勉強を始める前に、半年間程のオンラインスクールに通っていました。
そこではデザインについて学んだのですが、このスクールの仕組みが個人的にかなり合っていて、これは良いぞ!何かに使いたい!と思っていました。
そしてこの仕組みを使えば、自主学習が継続して行えるはず、ということで、絵の勉強を始めることにしました。
仕組みと言っても単純で、約3ヶ月に一つの課題(この場合は仕事的な案件)を設定し、自主学習をする→成果を発表する、というサイクルを毎週続けるというものです。
この成果の発表をスクールでは講師の方にしていたのですが、その講師の方が恐らく意識しているんだろうな、という事をまとめてnoteのテンプレートを作成しました。
この流れで1年間ほぼ毎週noteを書き続けました。これをすることで1年間逃げずに自主学習を続けることが出来るか?というのを検証するのがまず1つの目的になっています。
結果としては大成功だったので、今後ももし継続した学習をしたくなったら同じ方法を取ると思います。
仕事のように絵を描く
というと、ちょっと誤解を招くかもしれません。これは別にスキマとかココナラを始めてフリーランスとして絵を描くとかそういう話ではありません。
では仕事のように描くとはどういうことか。
仕事の場合、最も大切にするのは目的です。(他の意見もあるとは思いますが、そこの是非はメインじゃないので一旦置いといて)
わたしがしているような広告を作る仕事の場合、『クライアントが本当に求めているのは何か?』を大事にします。
相手が言ってくることを鵜呑みにするのではなく、話を聞き深堀りし考察して、『本当にやりたかったこと』を引き出し解決する。
………と、いうのを前述した半年間のスクールで学びました笑。その為のフレームワークも教わりました。
ではこの仕事でクライアントにするべき事を、自分に適応したらいいのではないか?
絵を描く時は、自分がクライアントになり、自分が本当に欲しいもの深堀りして描く。
これが出来たらパーフェクトじゃないですか?なので使えそうな部分はまんま仕事のフレームワークを使って、仕事をするときのような思考の流れで絵を描けば良い。
これは主に、絵を描く前の工程の話です。
絵を描き始める前の、思考の段階を今までとはガラッと変えることにしました。
まあ今までは何も考えてなかった訳ですから笑。
なんでもものは試しです。
実際にやってみたこと
第1課題(2022年10月〜2023年1月)
始めの課題は何を設定したらいいか分からなかったので、とりあえずやりかけのことを完成させる所から始めました。
ツイッターで参加していた『創作企画』というもので描いた絵をまとめて、一つの画集にする計画です。
画集って憧れだったんですよね!!
ただ完成してる絵だけだと数ページ分足りなかったので、折角だから、とそこを埋める数ページ分の新規絵を描く予定でした。
そしてそう思ってから多分半年近く経ってました笑。
これは一度ちゃんとしないと終わらないぞ?と、この企画に組み込んでしまうことに。
そうして頑張った4ヶ月後…
完成した画集がこちら↓
大容量の144ページ!
何だかんだで表紙まで作っちゃいました。
思えば成果物が"物"としてあるのは第1課題だけかも。やっぱり目に見える成果があると嬉しいもので、この成功体験でモチベが爆上がりしました。
2022年10月〜11月
この時はどんな風に進めたら良いかというのはあまりイメージ出来てなくて、とりあえず教わったものを活かそう!の意識でツールをいっぱい持ってきました。
Pinterestは以前から使ってましたが、それ以外は絵で使うのは初めてです。
①miro
こちらはホワイトボードアプリ。思考の部分を書き出すものが欲しかったので、メモ帳より自由度が高いこちらを使用。
Googleアカウントがあれば無料で使えます。
②施策要件定義
こちらは教わったフレームワーク。
元はエクセルでもらったものをmiroに貼り付けて使用しています。
単語ではなく文章で書くことがポイントなのですが、よく忘れがちになる、簡単なようで難しいやつです。
③マインドマップ
これは有名なアレです。
蜘蛛の巣のように連想しながら発想を広げていくアイデア法の一種。
アイデア発散の他に、思考に詰まったときや考えを整理したい時にも使いました。
意外と大活躍。
④Pinterest
言わずと知れた有名サイト(アプリ)。
誰かが"良い"と思ったビジュアル的なものが集まっているので、ある程度の質の資料が簡単に手に入る。便利だけど安易に真似するクセが付くと作りたいものとアンマッチを起こしたりするので要注意。
10月はこの企画の初動なので、あえてなるべく"絵は描かない"ことを意識しました。
テキストベースでひたすら分かっている情報や、自分が描きたいものを書き出す作業に終始しました。初めてなのでかなり余計なことも多くて時間が掛かってますが、最初はこんなもんかなと。
2022年11月〜12月
この辺りからようやく絵を描き始めます(といってもラフ)。ここからが驚きの連続だったのですが、絵の内容が決まって「さあ描くぞ!」となった時……ん?ってなったんですよ。
これ……どんな構図で、どんな画角にしたら目指す絵の雰囲気になるんだ?と。
ここで雷ドッカーンな訳です。
あ、ここで知識が必要になるんだ!!
と大発見でした。
そしてそうなった時今まで培ってきた知識の何と役に立たないことか!ふわっと構図の種類だけ思い浮かんでも、どういう時に、どんな効果を狙って構図を選ぶのかという知識が全くありませんでした。
なのでここからしばらく構図や画角(広角や望遠について)を勉強し、象限分析して今後使いやすいようにしました。
絵を描く時、この関係性が頭の中にあるだけでもかなり変わります。今後ずっと役に立つ、良い勉強になりました。
2022年12月〜2023年1月
こうなったら疑問に思う所はとことん調べながら進むぞ!ということで、パースを取ってみたり、配色についても勉強しながらカラーラフ、線画……と進めていきました。
一つずつ調べたり、結果としてちゃんと良い絵になりそうか確認しながらなので、ここまで時間がかかったのは初めてです。
考えながら描くってこういうことなんだ、だから時間が掛かるんだ……!と今まで話しに聞いてた絵描きの『ラフを練る』という真の意味がようやく分かりました。
(今まで何となく真似してネリネリ言いながら感覚的に調整してたのがちょっと恥ずかしい)
色の調整でかなり時間を使ったので、年内での完成は出来ませんでした。
2023年1月〜2月
塗り方自体は何かを勉強するというよりは、参考に集めた絵を真似しながら……という感じになりました。
本当は線画や塗り方も勉強するべきなのでしょうが、そうするとデッサン的な練習が不可欠になるので、今回の勉強の軸からは除外しました。
そんなこんなで初めての手順・考え方で勉強しながら完成させたのがこちらの4枚↓
これ、完成した時めちゃめちゃ嬉しかったです!久し振りにまともな一枚絵を描いたな、という気持ちと、自分ってここまで描けるんだ!!という素直な感動がありました。
ついでに上がったテンションのまま制作した表紙がこちら↓
この段階で、この1年の目標である【考えて絵を描く】を達成し、そのことで【絵のクオリティが上がる】ことも証明できたのでした。
第2課題(2023年2月〜2023年6月)
第2課題では、第1課題で培った手順や考えを一過性のものにしないために、普段描いているオリジナルの絵でも再現できるかを確かめることにしました。
ということで早速新たな設定を……と言いたいところですが、ちょっとだけ日和って完全新規ではなく、以前作った創作のリメイクをテーマにすることにしました。
ということで、第1課題同様各種仕事のツールを使って絵の内容を考え始めたのですが……全ッ然上手くいきませんでした。
一応完成した絵はこちら。
1枚あたりの時間は、第1課題より断然少ないです。
前回とは作風を変えて、好きなイラストレーターの方の画風を意識しました。
絵自体はまあまあ、って感じなんですが、そこに至るまでが長かったです。
2023年2月〜3月
始めの1ヶ月はまたテキストベースで進めました。ストーリー性のある絵が好きなので、絵の中にどういう仕掛けを施したらストーリーが作れるのか?を調べつつ延々何を描くか考え続けます。
ここで見つけた面白い記事に紹介されていた【テーマ】【メッセージ】【題材】の3つの違いがとても興味深かったです。
私の解釈を交えるとこんな感じ。
調べるまで完全にこの3つを混同していたので、目から鱗でした。
▼参考サイト
2023年3月〜4月
ここからラフなど画作りに入ります。
が!
ここから迷路に入ります。
連作にすることがこの時点で決まっていたので、大量のラフを用意し、その後選ぶ作戦でした。
しかしこの選ぶ基準が何とも曖昧で……。
大量にラフを作ってみたは良いものの、なかなかそこから先に進めず、モチベーションの低下という創作者にとって致命的なゾーンに入ってしまいました。
2023年4月〜5月
2週間スキップをはさみ、流石に「コレはいかん!」となったので、何が最善かは考えずにひとまず完成させてしまうことにしました。
大量のラフを描いたにも関わらず、そこから1枚だけ選んで残りは新たに描くという無駄ぶり。色々方向性を変えながら試行錯誤してた結果ではありますが、すさまじく迷走しました。正直第2課題が一番辛かった。
2023年5月〜6月
ようやく1枚完成したぞ!と思ったら完成前のラフが良かったな……と描き直したり、2枚目終わった!と思ったあとでよくよく考えたらこの2枚、いらないかも……とボツにしたり。
まじで紆余曲折あり大変でした。この頃はずっと疲れとモチベーション維持に悩まされてます。
chatGPT君に教えてもらった方法を試したりもしましたが、定着はしませんでした笑。
ここまで下がることも中々無いので……。
そんなこんなで完成したのですが、正直この時は完成したイラストより、開放された喜びのほうが勝ってました笑。
第3課題(2023年6月〜2023年10月)
第2課題の一番の反省は、長く考えすぎたこと!解決策は手っ取り早く、とりあえず描いてみりゃあ良かったんです。(なので途中の方向転換は正解)
当時のまとめ記事でも色々書いたんですが、最初にもっとちゃんと考えるべきだったとか、上手く行かない時は前の工程に戻るだとか。
第3課題を終えた今なら分かります。
そういう問題じゃない!!
兎に角初めてのことに怖気づいて、色々考えなきゃ!とそればかりで頭がいっぱいになり考えすぎたんですね。
頭で考えて組み立てた理屈と、頭から出力されるイラストが上手く噛み合わなかったわけで。だから描いては消し……という無限ループに入ってしまった。
その反省を活かして、最後の課題はとにかく数をこなす!になりました。
目標は1週間で1枚。
それと、この企画が終わったあとまたもとに戻ってしまっては意味がないので、これまでに組み立てた新しい絵の描き方をまとめて、普段描くときのペースに仕上げるという意図もありました。
この課題では4ヶ月で12枚描きました。若干足りてないですが、第1課題・第2課題の3倍は描けているので、十分成功したと言っていいでしょう。
(これはひと月ずつ絵をまとめます。)
2023年6月〜8月
6月の後半スタートだったので、1枚しか描けなかったのですが、7月はとにかく週1枚を達成するぞ!と思っていたので、かなりちゃんと締切を守った結果5枚描けています。
色々1枚ごとに試行錯誤を重ねながら、時短をテーマに『自分の絵の描き方』を確立させていきました。
この時に苦手な工程を減らす一環として、線画を描かないための描き順なんかを模索しています。沢山描くうちに絵柄が固まっていくってこういうことなんだな、と上手い絵師のインタビュー記事なんかを読んで謎だった部分が理解できました。
ただ、あまり1週間に固執すると描けるものに制限が出てくるので、ここら辺から徐々に気にしなくなっていきます。
2023年8月〜10月
前半は手慣らし的な感じで二次創作多めなのですが、後半は普段描くオリジナルを増やしています。
やっぱり一週間で1枚は少し厳しくて、2週間かかるのがザラになってしまったのですが、1枚描く毎に自分好みの絵を探求しながら描いていくのでかなり学びになりました。
今後これを続けていけば確実に絵が上手くなる!!という感覚を掴めました。
具体的に何がどう変わったか
ざっくり言うとお絵描きの工程が変わりました。今までは、
だったのが、
になりました。
思考のプロセスも含めて、かなり工程が細分化したので描きたいものが特に無い時は②や③から始めるなど、調整もききます。
パッと見は大変になったように見えますが、実際に絵を描くのは⑤からなので時間的にはそうでもありません。むしろ初めにきちんと考えて描き始めるので、途中での迷いややり直しが減り、結果的にクオリティup+時短となりました。
何気に一番良いと思ってるのが、【資料収集】がプロセスに入ったこと!
今までやらなきゃとは思いつつ、線画を描きながら調べながら……で集中力が切れてしまったりしていました。もしくは資料を見ずに描き進めて、あとで参考になるものを見つけて結局描き直したり……。どのタイミングで・どのくらいの資料を集めるかが固まったのがかなり良かったです。
今後の作品づくりへの影響
絵を描く前まで含めた工程が完全に仕組みとして出来上がったので、今後の作品づくりでもこのプロセスは続けていきたいなと思っています。
今回作ったプロセスは絵に限らず、例えば漫画や小説なんかをかきたいと思った時も使えそうなのが良いですね。
終わりに
自分の理想の絵を描く!という具体的なようで抽象的なテーマの勉強でしたが、いかがでしたでしょうか。
本っ当に長い記事になってしまいました。
ここまで読んでくださった方、お疲れ様でした。
デッサン的な画力向上については様々な方が色んな方法で発信されているのですが、肝心の『何を描くか』という部分については何だかセンスやら才能みたいな……触れてはいけない例のあの人みたいな扱いを受けているイメージだったので、凡人に出来るマニュアルを作ってみました。
『デッサン的な意味で上手くならなくても絵は魅力的になる!』というまた別の上達のベクトルが伝わったら良いなと思います。
『この絵は何が描きたいの?』と学生時代、美術部の先生に聞かれたことがあります。その時は上手く説明できずに困ってしまったのですが、完成間近になった絵を見て『貴方が何を描きたいか分かった』と言われた時は泣きたくなる程嬉しかったです。
絵を描く以上、やはり一番は自分の描きたいものが描ける事。それが見た人に伝わることが一番嬉しい瞬間だったりするんですよね。
正直長くなりすぎて細かい部分はかな〜りはしょったので、実際どんなふうに試行錯誤していたのか、タイムリーに更新していた記事はこちらのマガジンからお読み下さい。
これも全部読むとえらい長いので、お時間のある時に、気になったところだけ覗いてみるくらいが良いかもしれません。
連載中頂いたいいねやコメントは本当に励みになりました。ありがとうございます。これからも地味に記事は上げていくので、もしまた見かけた時は反応いただけると励みになります。
思ったより長くてまとめるだけで力尽きてしまったのですが、自分の経験が誰かの気付きのきっかけになれると嬉しいです。
それではみなさまお疲れ様でした。
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