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【開催記録】第66回アート対話カフェ 2024.06.24

今回は、2作品を鑑賞しました。今回の隠しテーマ?は、画中画。1作品目の作品がポーズは変わっていますが2作品目に描かれています。皆さんと一緒に鑑賞いたしました。

<1作品目>


ポスター作品・ロートレック「アンバサトゥールのアリスティード・ブリュアン」1892年

<参加者の発言>
・ 赤いマフラーと袖口の赤が同じでお洒落な男の人かな?と思いました。
右の後ろ、奥に人影があり帽子が警察官ぽかったり、手前の男の人を追っているのかな?と思いました。
 
・これポスターなんですかね?読めないがアールデポーの時代に描かれたもののように見える。マフラーを主張しているのか、人に追いかけられるような人気な方のポスター芸術のような?
 
・なんでこんな幅を利かせたおっさんが粋なおしゃれをしている、でも偉そうなおっさんの背後はオレンジでそれ以外の背景は暗い、明暗を示しているのはなんでなんだろう…

<2作品目>

杉村惇「黄色い地球儀」1979年(塩竈市杉村惇美術館所蔵)

<参加者の発言>
・後ろの壁の上の方に置いてあるものがパイプかなと思ったんですよね。形と細くなったところが口にするところかと。なぜ飾っているのかわかりませんが。
 
・机の上にいろんな玩具が置いている。人形っぽいようなポット、遊び心を感じる。人間の表情のような人形、メルヘンチックな一方で机の下が私、人間の顔に見えるんですよ。苦悩に満ちた人間の顔の上にメルヘン…そのコントラストに意味があるような気がする。
 
・横たわる人形が気の毒で不気味。人形にしては表情なのか~殺された人みたいとまず思って。片足ブランとなって痛い目にあったような気がして気の毒なのが第一印象。人形の違和感はなんだろうと本当に思いました。
 
・ひとつ目に見た作品の赤いマフラーの人が、右上に見えます。
 
・何か意味があるんだろうと思うんですが地球儀は知識があるよ、みたいな。ランプとかも2種類見えるので燃料がなくなれば消えるので不吉な死を感じさせる何か、何かを言い表したいのかな?と思ったり。単に作者のお気に入りを描くには不気味な人形は何だろうと。
 
・人形の服の横縞が囚人服みたいな気がするので、そう見ると疲れ切っている、不気味だといった皆さんの意見と繋がるようだし、顔が、口の形がニヤっとしているようで何か不気味。脱走したよ、という感じに見えちゃう。目の向きが上を向いているようで、どう考えているか分からない。
 
・この作品、実はロートレックがいっぱいポスターを作って疲れ果てたところを表しているのでは?
 
 <最後に>

皆さんも1日の終わりに、対話型鑑賞会に参加してみませんか?
ご参加お待ちしております!

次回イベントはこちらから!

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