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22歳のわたしが加山雄三を好きな理由。

この春、大学を卒業した。わたしは今、22歳。(2.5年前に下書きした当時のまんまを書いてます)

私の推しは雄三さん。

ほぼ等身大の彼が主演している「若大将」シリーズも大好き。DVDをセットし、エレキギターの軽快な音楽が流れ始めると、もう…ニヤニヤしてしまう。

恋して、すったもんだあって結局ハッピーエンドになるストーリー展開も、田中邦衛さん演じる青大将のズッコケ具合も、もちろん雄三さん演じる若大将のチャーミングさも!毎回毎回変わらないのに、つい見てしまうし、見るたびに不思議と幸せな心地になる。

私はもともと正しく美しい歴史を踏んできたもの・長い時を経て淘汰され、普遍的に価値があるものに心が震える。例えば縄文土器や、地層の重なりや、何世紀も読み継がれる書物、使い込まれた民具や研ぎ澄まされた建築物など…。奥深さにビリビリ痺れる。

その"深み"みたいなものは、きっと人に対しても感じることだと思う。

かおに責任をもつ。

リンカーンは「人は40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持たねばならない」と言ったそうだ。顔つきから人間性や品性が滲み出て見えるというのは、確かにそうかもしれないなぁと思う。

雄三さんのぷくぷくとしたほっぺたや、こぼれるような笑顔や真剣な眼差しからは、健やかにまっすぐ生きてきたことが分かるような気がする。そして、それは私のこころに大きな大きな安心感をもたらしてくれる。

好きなものを辿っていくと、自分の中に眠っているなにか、強い価値観に行きあたることが多いと思う。

うつくしく生きたい。

この間、改めてじっくりと考えると『真善美』という言葉が浮かんだ。正しく、より善く、調和がとれて美しい状態。それはきっと自分のためだけを思って行動していては、成り立たない。

誰かの幸せを願うとき、「与えたい」という思いが「与えられたい」という思いを上回るとき、頭ではなくて心が先に動くとき…。そんなときがヒラリひらりと重なって、自分を美しくしてくれるのかもしれないと思う。

美しく歳を重ねてきたものや場所や芸術作品や人には、無条件に心を震わせ感動させる。おまえ何様だって感じだけれども「生き抜いてくれてありがとう!」と思う。引退を発表された雄三さんに対しても、ありがとうをたくさんたくさん伝えたい。

あなたが大好きです。ありがとう!

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