ジェルメーヌ・デュラック Germaine Dulac (1882年-1942年) の誕生日 (11月17日) 仏 映画監督

ジェルメーヌ・デュラック Germaine Dulac (1882年11月17日-1942年7月20日) フランスの映画監督・映画理論家。著名な監督映画「貝殻と僧侶」(1928年仏。アントナン・アルトー脚本)。

「貝殻と僧侶」は世界初のシュルレアリスム映画と呼ばれています。

モチーフ (痩身の僧侶、有力者風の男) の基本的な展開 (横恋慕) のストーリー性が強く、「風刺」的な解釈が可能なので、これを「シュルレアリスム映画」と呼べるのかに関しては議論が有るかもしれません。

例えば翌1929年に公開されたルイス・ブニュエル監督のシュルレアリスム映画「アンダルシアの犬」が
シュールで風刺的な (僧侶が引きずられるなどの) モチーフと、
シュルレアリスティックに展開される基本的な (男女の「恋愛」風ながらも殆どストーリーが読み取れない) シチュエーションとを分けているので
「風刺」とは別の新しい「純粋なシュルレアリスム」となっていることと比べると、違いを感じます。



🔍 Wikipedia (英語版)「ジェルメーヌ・デュラック作品リスト」(仏語版も決定版には至っていないとのこと)


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