「眠る痛覚」シリーズ

何年も前の作品です。「眠る痛覚」。F120号(194×130.3cm相当)キャンバスに油彩。

自宅アトリエで描ける最大サイズはF150号(227.3×181.3cm相当)。しかし修了制作以来描いていない。私の知る限りだが、画廊での展示サイズとして適当な大きさの最大が大体F120号なのかもしれない。150号や200号というのは、美術館サイズとのような気がする。

さて、今回取り上げた作品。数年前に描いたものだが、今振り返ると、なかなか「痛い」作品だと思う。

身体感覚をとにかく吐き出したいという気持ちで描いた覚えがある。いびつな両肩に溜まった血流を身体の外に出したい、誰の目も気にせず深呼吸できる所へ飛び出したい…等。鬱屈した感情を吐き出す制作だったのだろう。

「痛い」絵を描く時はまた来るだろうか…?


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