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ダウ理論、何pips更新でエントリー?

ダウ理論のトレンドの定義は安値と高値が切り上がっていれば上昇トレンド継続(下降トレンドは逆)のサインなので高値を更新すればエントリーですが・・・

いったい何pips更新すれば良いのかという具体的な数字が無かったので過去9年分の検証データを基に推測してみました。

目測は1分足

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検証に使った通貨ペアはユーロドルです。

エントリータイミングは1分足を使っています。
これは5分足以上になると統計数がかなり少なくなってしまう為です。

なので1分足の尺度をそのまま5分足に当てはまてしまうと高値を更新しているかどうか微妙な価格帯になってしまうので注意は必要ですが、少なくとも1分足以上の更新幅にしないといけないと言うのは分かると思います。

また、今回のデータの良し悪しだけではなく、検証データやトレード記録から、どうやって良い成績を探し出そうとしているのかと言うところも注目してくれると幸いです。

元のデータは「何pips更新してからのエントリーだったのか?」は考慮しないといけない

過去データですので、既に高安値を更新した成績しか見れないので高安値を更新した後、「含み益が何pips以上」ならば成績が良くなるのかを見ていくことにしました。

なので、その含み益以下で決済したデータは負けデータと言うことになります。また、既に高安値を更新しているデータなので改善する値は「含み益何pips」の値に対して更に数ピップスプラスした値を逆指値としないといけないと言うことになります。

僕の検証データでは、高安値に対して1~2pipsほど更新したらエントリーしていたので、アベレージは1.5pipsほどですが、スプレッドも考慮すると2pipsほどプラスしないといけないと言うことになります。

下の成績が元データになります。

何pips更新が良い?01

下手くそデータと言うのは無しですよ(^^;)

このデータの左上には「最大含益0以上」と書かれているので、大体高安値を2pips更新したらエントリーしていると言うことになります。なので、右上には「高安値更新値2」と書いています。

次に「最大含益1以上」の成績を見ていきます。

何pips更新が良い?02

一番左のデータが「最大含益1以上」出た時の成績ですが、次回に1pips多く高安値を更新してエントリーだと1pips以下の利益はマイナスだったと言うことになるので、利益が0~1pipsだった成績は負けとして差し引かなければいけません。

中央のデータがその0~1pipsの利益で決済したデータで、そのデータの成績を負けとして再計算された成績が一番右のデータになります。

「最大含益0以上」と比べると勝率こそ同じ値ですが、最終的な利益は(総利益pips)は2324.9pips~2555.9pipsと200pips以上も上がっているので良い改善結果になりました。

ではこの流れで他の成績も見ていきます。

高安値11pips更新で勝率85%以上!?しかし・・・

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見ずらいと言う人もいるかもしれないのでpdfバージョンも用意しました。

最大含益を9pips以上にすると、元のデータの勝率が85%と出て「凄い!!」と思いましたが、再計算された成績の勝率が50%に下がったのでガッカリしました😢

総利益も上がってはいるものの最大含益0から1に上げた時ほどの劇的な改善は見込めません。

また、平均損失が4.8pipsに対して最大含益9だとエントリー時に決まる損失額も3倍近くになるのでロットを落とさなければなりません。そう考えるとその分の利益も少なくなってしまいます。

結論として3pips更新したらエントリーが最適解かと推測できますね!

エントリーしたら直ぐに逆行したと言うのをよく耳にしますが、3pipsも更新できないような低いボラティリティだったのかもしれませんね。


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