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自分流レポートの書き方の話。【vol.1】

アンニョンハセヨ。
冷房の効いた部屋で食べる鍋っておいしいですよね🍲


さて、突然ですがみなさんは「レポート課題」ときいてどう思いますか?

「へー」

「テストより全然まし!!」

「\(^o^)/オワタ」

人によって感情は様々でしょう。


今現在韓国の大学院でレポート課題や修士論文の執筆に明け暮れているわけですが。


ある日、いつものトルコ人の友達に言われました。


「なんでそんなスラスラ書けるん・・・」と。


歴史学部の頃からレポート課題がほとんどだったり、発表に際してレジュメを作成したりと、わたしからすればレポート課題なんてもはやなんてことないんですが、周りからすれば違うらしく。


なるほど、じゃあ普段自分がどうやってレポートを書いているのか整理しつつ、それを紹介してみよう!と今回書いてみました。


※あくまでも私個人的な書き方なので、「効率悪い」とか「間違ってる」とか「当たり前すぎる」などの意見は受け付けません※




大まかなテーマが決まってる場合

①細かいテーマ決め

例えば、韓国語教材論の授業では「日本人学習者のための韓国語の発音教育」をテーマに小論文を作成したんですが、作成するにあたり「韓国語の教材分析」に関連する内容であることが原則でした。

なので、わたしの脳内では

①自分は日本人やし、今まで日本で教わって教えてて、帰国後も日本で教えるつもりやから「日本人学習者」を対象にしよう

②教材分析の内容を絡めるにしろ、そもそも「教材分析」ってなんの目的でやるんやっけ。教材分析しておしまい、じゃないよね、分析してそれで明らかになった内容を反映させないといけないよね

③じゃあ日本で使われている教材と韓国で使われている教材を比較して、既存の教材が日本人にとって効果的なのかを調べてみよう

④それを基に、どうすればよりよい教材になるのか、日本人特有の発音の癖を考慮した教材ってどういうものだろう、というのを考えてみよう


という感じでテーマを決めていきました。


②先行研究探し

今回の課題では、先行研究を大きく

①発音教育に関する研究
②韓国語の教材分析に関する研究

の2つに分けて、それぞれ5本ぐらい探しました。
※内容によっては3つに分けて探すこともあります。

日本であれば「CiNii」、韓国であれば「RISS」が論文検索サイトとしてメジャーです。

日本の大学に在籍していれば大学のIDなどを使用してCiNiiでより多くの論文を無料で探せますし、韓国の大学に在籍していれば日本と同様RISSでたくさんの論文に出会うことができます📚

論文を探すときは基本5年以内に発表されたもの、どうしてもない場合は少なくとも10年以内のものを探します。

使えそうな文献を見つけたら、すぐにその論文の出どころをメモ!!!!!

山田太郎(2024), 「ー論文タイトルー」, 『ー学術誌タイトルー』10-1, 〇〇研究所, P1-10

みたいなやつですね。

どういうふうに書くのかは学術誌や教授の意向によって違いがありますが、基本的にはこの内容が必要になります。

これを先にメモっておかないと、参考文献の欄に書く際にいちいち探さないといけないのでめっちゃ大変です。

あらかじめ書誌情報を残しておきましょう。


③論文を読む、土台を作っていく

見つけた論文を読んでいく作業です。

ここで、高校生の時現代文を一生懸命しておけばよかったと後悔しました・・・。

中学生の頃から「読解」がいつもB。

本を読みましょうと何度言われたかわかりません。

高校の時の現代文でも同じことを言われました。

「ゆーて現代文なんて使わへんやん🤣」

と抜かしていた高校生の自分を殴りたい。


現在は合計100本ぐらい読んだかと思いますが、読みながら

①研究目的
②研究方法
③研究対象
④結果
⑤考察

の5つについて線を引いていきます。

PDFファイルを閲覧するAdobeでは線を引くとその部分にメモを残せるので、線を引いた理由・この部分は何を表すのかのメモを残しておくと後で情報を探すのにらくちんです。

この作業を繰り返していけば、もう1200字ぐらいは完成です。


そしてこのあたりからレポートの土台を作っていきます。

土台を作っておくと、現状どこまで進んでいて今後何をしないといけないのか把握することができます。


まずは目次。

大きく、序論・本論・まとめの3つですが、本論をさらに2つか3つにわけるのがベタかなと思います。

実際にたてた目次はこんな感じ。

上から、①序論、②先行研究、③教材選定及び分析項目の設定、④発音内容の分析結果、⑤問題点と改善方案、⑥結論、参考文献

①序論では研究目的とその背景を述べていき、②先行研究ではそれぞれどういう研究がされてきたのか要約します。

③では教材を分析するにあたり、先行研究では何の教材がどういう基準で分析されてきたのかを調べ、このレポートでは何の教材をどういう基準で分析するのかを書きます。

ここまで書けたらレポートはほぼ終わりです(自分の中では)


④実際に分析する、結果を整理する

目次の④、⑤にあたる部分です。

今回は分析&問題点・改善点を提示していますが、分析するような内容ではない、例えば教案作成の提示もここに含まれるかなと思います。

いわば、まだ世に放たれていない自分オリジナルの主張をするメイン広場、みたいな感じですかね。

根拠に基づき、オリジナリティ出していきましょう。


まとめ

今回はあくまでも私がレポートを作成するときなので、他の方がどういうふうに書き進めているかわかりませんが、自分なりのTipsがある方は是非コメント欄に書いていただければと思います!

気が付いたら2,000字超えていたので、今回はここまで(笑)

次回は「テーマも何もない状態でどう作るか」について紹介します!!


また「こういうのを書いてほしい」というのがあれば、それもコメント欄にお願いいたします!


ではまた🌻


hrk.

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