祖母と猫と宝塚

私は家では集中力がないというか部屋にいたら祖母がご飯どうしようとか猫がにゃーにゃー言い出したりしてたしテレビのチャンネル権は家族にあったし中々テレビを見る習慣がなかった。
だから部屋にずっとテレビなんてなかったし携帯で事足りる生活を送っていた。ただ何年か前にジャニーズにハマったおかげで私の部屋にはテレビがあるしブルーレイを再生する機器も揃えている。
そして祖母がCSの契約をしていたおかげでスカイステージもすんなりと契約をしてそして今に至る。
祖母は今では私が契約しているNetflixやHuluで昔のドラマを見たりして幸せそうなので何よりです。これは余談。


スカイステージを見ることができるようになった私は、宝塚の過去の作品を沢山見ることができる。
おたくが楽しいのはそう新しく好きになったものをより深く知るために過去を求めて膨大な知識をインプットしているときが1番楽しい。深く知れば知りたくないことも増えてきて、なぞに古参のような気持ちになり推しに対して不満が出てくる。
だけど新しく出会ったものたちは私の知らない世界を教えてくれて、知識をつけてくれ、そしてなんだか私の全てを知りたい欲を埋めてくれる。
まさに今宝塚に対しての私である。
知らない世界をたくさん教えてくれる。私の知識力を満たしてくれる。しかも過去の作品は何百とあり、同じ作品でも演じている方が違うと受け手側も違う。だから今私は膨大な量の知識をインプットしている。そしてまだ私は宝塚を半歩ぐらいしか歩きだしていない。
だからテレビを見る時間(映像を見てる時間)がないなんて言っていられないのだ。
あのときの自分に言いたいテレビ買ってて良かったね。今までに比べてテレビに向かっている時間が増えた。
ただそれは宝塚を見ている時間が増えたばかりで現実では祖母はご飯の相談に来るし、猫はにゃーにゃーと鳴いているのは変わらない。
なので集中力は途切れてしまい同じ舞台を何度も繰り返して見ることになるのだ。