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鳥取県智頭町で働く女性から感化されたこと①

2023年8月、鳥取県智頭町を訪ねました。
ピンポイントでここに行きたかった理由があります。

2021年、ArrowArrowはアクセンチュア株式会社Reskillチームと智頭町協働複業組合と協働し「働き方の未来図をつくろう」というイベントを開催しました。
イベントでは、現在智頭町にてライフイベントと「働く」を並走するにあたって選択肢を自ら創っている女性2名をスピーカーに呼び、それぞれの子育てや介護などのライフイベントと「働く」のトークセッションを開催しました。参加者同士と対話しながらワークショップへ繋げていったのですが、そのうちのスピーカーのお一人である村尾朋子さんに逢いに行く!ということを決めていました。

村尾さんは、2018年取県八頭郡智頭町に移住し築150年の古民家ゲストハウス「明日の家」の運営を担いながら、


明日の家の門構え。隣はBQQもできる広いスペースが!


畳の広い一軒家。民芸の牛ノ戸焼の陶磁器が飾られている。


神奈川県横浜市青葉区でWEB制作会社「明日の株式会社」ディレクターもおこない、鳥取と横浜を行ったり来たりする二拠点生活を送っています。

そのスタート地点は鳥取県智頭町に住んでおられた「親のケア」というライフイベントによって働き方をぐんと変える機会があったことをお聞きしました。

介護というライフイベントと「働く」の共存。
難しいことはきっとたくさんあったのだと思います。
しかし「働く」を途絶えさせず、どちらも自分に近づけるために、今現在は新しくゲストハウス事業を創り、ケアと「働く」を共存させる生き方を選んでこられている村尾さんに、実際に対面してお話を聞きたいと思っていました。

村尾さんと海野と後ろの稲たち

村尾さんの働き方は興味深いです。
鳥取県智頭町では古民家「明日の家」を運営しながら、田畑で米づくりをおこない農業体験ができるようにプログラムをつくったり、智頭町歴史探索ができるようなサポートをしていたり、鳥取県智頭町を訪れる人がこの地域にどのように関わっていくことができるかそのものも企画設計していました。
一方、神奈川県に戻った際には制作会社の仕事をおこなうだけではなく、拠点である神奈川県横浜市青葉区に鳥取県智頭町にて繋がった人たちと共に、智頭町・鳥取県の食品や工芸品などを伝えていく場所もつくっていました。



自分自身が(親を含めて)育まれてきた場所と現在生活している場所が、遠く離れていたとしても。ライフイベントがきっかけとなって、架け橋をつくっていく人もいる….その繋がりを自ら創る人がいるのだと改めて実感しました。

ライフイベントと「働く」-
選択肢はその人ごとに違うのだとして、
その選択肢を自ら創る人たちがいることを追っていくには、
様々な地域にもっとクローズアップしていく必要があると考え始めています。

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