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いろとりどりのヒカリ プレイレポート10枚目

 翌日。10枚目まで来ました。いろヒカやっていきましょう真・真紅√です。真紅の名前に真が含まれているのでナカグロを使います。


・プロローグ。片手で本を読む……本のサイズと紙質次第だけど、文庫本かつある程度ザラついてる紙ならまあ出来る


ニゲラ……分からん


・いや鹿野上悠馬がユウマ表記になるのはそれはそうなんだけどさ!
・「人生はきっと、戦いだから」
→どこまでも、どこまでもどこまでもあんたって人は!!
・「何がお前をそこまで追い詰めているんだ」
→なんだろうね。わかんないよ本当に

・世界の多次元解釈と、それを束ねる手法。これを否定することで「文章表現のブレイクスルーが起きない限り、向こう10年は越えられない」の取っ掛かりは得られるんじゃないかと思っている
・「大切な人と一緒に、ひとつひとつ丁寧に時間を過ごしていけば、恋する気持ちは気づけば自然とそこにあるものなのかもしれない」
→回答無し。記録する
・「後ろめたさをなにも残さず、すべて許されないと幸せになれないのなら。私はもう二度と幸せになることはないな。私が許しを求めている相手はもういないんだ」
→ユウマが悠馬に言ったように、本人から許さないと言われたわけでは決してない。というか意思疎通が可能な人類ですらない。私が勝手に「そいつから許されたい」と思い込んでいるだけ
→たぶん、そういう話なんだろうな


嫌な予感がする
著しく嫌な予感がする
私は浅い、あまりにも浅い


・この「生きることは戦い」はたぶん違うな。仮にこれがこの物語での真ならば、少なくともさっきは過剰反応だったかもしれない

・読み続ける。「好きな人を大嫌いだ、なんて、言えないよ」

・扉を開けていろとりどりのセカイへ。一つ思うのが、ここまで来れば私が悠馬と呼んでいたものをレンと、ユウマを読んでいたものを悠馬と呼ぶのが正しいのではないかと。しかしそれは"自然"ではないと私のアタマが判断したので、いったん留保しておく
→この頃よく思うんだ。特にこの物語を読み始めてからだ。わたくし弓川の申します"自然"とは一体なんなのだろうと。去年あたりまでは朧げながらもその答えを掴んでいたはずなのに、いつの間にか手放してしまった。誰か頭のいい人が編纂して私に教えてくれないものかとよく思う


今君がここに立っているのはどういう理屈なんだろうな

・君の名前(固有名詞)を私は知らないが、君の立場はまあ分かる。しかし……はて、どういうことだろうな。時間軸がなんも分からん。まさか藍は完全に管理者から抜け出したのか?
→物語の帰結点として、最果ての古書店自体の崩壊ってのはあると思うんだよな。いつまでもひとりが閉じ込められる所以は無い
・藍が見ていた夢は間違いなくこの子としての生の記憶だ。時間軸は逆流するというか、なんでもアリらしい
→そういえば、真紅が幸せになれるようにという願いを持っていたな

・「写本の命は本物である」
→二つ思ったことがある。一つは、私がこの物語の「写本」という概念をうまく理解出来ないでいること。もう一つは、この間noteで書いた二次創作にまつわる記事で、「キャラクターは真に『生きている』のだ」という言葉を書いたことを思い出した
→外見や設定を与えられ、作者によって描写が行われた「キャラクター」は、その時点で固有の生を受ける。それ以降の描写があろうとなかろうと、そこには原稿用紙で折られた心臓を持つ生命があり……なんて。それはあまりにも「読み手にとって都合がいい」解釈だ。私はどうすればいい
→ほらもうこう言えばそう言う!!

・こうやって世界線や時間軸が突拍子もなく入り乱れる構成。良い悪いを完全に別として、シンプルによくOK通ったなって思うんですよね
・真紅、君まで藍の精神性を得ようとする必要は無いだろう。トレースする必要もなく、泣きたい時に泣くといい。君達は孤独があることを認め、その上で隣にある者と共に進んでいく未来を私は見たんだが


 翌、仕事上がり。ユウマが悠馬に課した「罪人が許されるにはどうすればいいのか、幸福を得るにはどうすればいいのか」について考えていた。
 未だ道半ばの至らぬばかりの私によるものであるのは当然として、現時点での仮の答案は出来た。出来たけど……それを書こうものなら、これまでの傾向から「ああ、それはもうこの通り分かっているよ。じゃあ今から君が至れなかったその先のことについて書くね」ってなりそうでなあ。
 まあ書くんだけれど。でも「この素晴らしい物語を自分が読んでいるという事実」をダシに本当にただ自語りしているだけだから、(仮にこれを読んでいる者がいるのなら)次のスクショが来るまでスクロールする自由がある。


【罪を犯した者は幸せになってはならない】
 これがひとまずの回答だ。どこまでいっても「許された」「許されなかった」を最後に決めるのは自分自身で、そうやって自分は許され続けていないと思い続ける者は、そもそもとして幸せになることは無い。
 人は、身勝手に「許された」と思えてはじめて幸せになる第一歩を踏み出せる。だが「自分は罪を犯した」と盲目的に信じきっている者がそう思える日は来ない。故に「幸せになってはならない」という主観的な表現を以て回答とする。これは宣告ではなく自罰、自己暗示なのだ。

 まだまだ自語りを続けよう。藍は「人生はきっと、戦いだから」と言った。これは私の価値観と照らし合わせると非常に惜しい、±100円差レベルのニアピン賞だ。他にも「生きることは旅をすること」という言葉があるが、これも正解とほぼ差が無いもののやはり否だ。
 正しくは「生きることは抗うこと」と言う。生きることは抗うことであり、抗わさせられる理由は旅の中に生じる。故に我々は旅をする。他にもこういう言い方がある。「生きることとは歌い続け、戦い続けることである」……2つで1セット。人は辛い悲しみや苦しみのなか、歌をうたうように生きることで、許されないままに戦い続ける。私はそこに輝きを見る。

 生きることは抗うことと言った通り、生きないという選択肢は屈するという選択を取るに等しい。これだけやったのだから、頑張ったのだから、あの人の言うようにもう充分だ、と自分を許すことで人は死に、輝きを失う。
 もしかしたら勘違いが起きるかもしれないので敢えて書くが、その屈するという選択肢は”自然”なことだ。考えてもみろ、世界は悲しみで満ちており、少なくとも人ひとりの身には耐えられようもない不条理や理不尽も内包している。それに対し自ら膝をつく者のなにが「悪」だと言うんだ。
 私はただ、その過酷にあっても自然な帰結を受け入れず、抗うと言って立ち上がり、旅を続ける人を好ましいと思うと言っているだけだ。好きの反対は無関心とよく言われるだろう。以上、隙あらば自語り。

→まどろっこしいから一言で要約。「諦めないあなたが大好きです」


本編再開用スクショ

・いろとりどりのセカイの外、悠馬を失った真紅の下に加奈が帰ってきているところから

・澪ととおるとのやり取りの先、自室にいる真紅が少女を出迎える
→この少女が真に悠馬と真紅の子であるという前提であれば、この時点で未来は、ハッピーエンドは約束されているのだろうと思う。どうも少女は真紅たちに酷いことを言って家を飛び出した?ようだが、そこが片付くことでこの『いろとりどりのヒカリ』は完結するのだろう
・一つ思うのが、この真紅じゃなくて次の真紅と悠馬の子なのかなって
→The 1000th Summer……氏は鍵作品を一作だけ最後まで読み終えたと言っていた。いやどうだろう、鍵かどうかまでは限定していなかった気もするが前者だと仮定しよう。それが大気の物語なのか家族の物語なのかも分からないが、どっちであろうと関係ないんでなんでもないです
・なるほど、君の目的は悠馬のロストの回避か
・雨が降る。青空が来た……君の名前は二階堂青空?ちょっと安直かって書こうとしたけど本当に青空だったら申し訳ないから濁しとこ

・お嫁さんクラブ、ここにきて非常にまともな方向へと方針転換
・真紅までもがいなくなった?悠馬を取り戻す旅?この真・真紅√は……下手したら明日一日使って読んでようやく読み終わることが出来るレベルかもしれんな。本当は今日の今頃には読み終えて別のとある記事を書いている予定だったのに
→次読む物語が遅れるだけだ。それだけといえばそれだけ。でも次の月曜からは年度末の決算に向けて超繁忙期に入るし、友人がFF14を始めたのでそれの付き添いもするしでノベルゲーを読む時間が消し飛んでいく
→3月か4月にはサクラノ刻も読みたかったんだがな、普通に厳s……一つの物語を読んでる時になに別の物語を読むか読まないか喋ってんだ畜生

・加奈こんなに変質者じみてたっけ?空元気?夢にも言及してたよな
・格ゲーが楽しいのは同格同士がマッチしている時と、ひとりで練習している時と、格下を教育と称して徹底的にボコる時と、熱帯でこちらをボコそうとしてきた各上に勝った時の4つしかないよ。本当だよ


・「いろとりどりのセカイ」の真紅。彼女こそ最大の被害者であり、同時に加害者である悠馬を誰よりも厚く想っている者でもある
→花火を見て、改めてここへ帰ってくる。憶えている、憶えているぞ。あれはどの作品だったか、直近で読んだ……確かプレイレポートを書いたはず
→そうそうアメグレだ、アメイジング・グレイス。流石に無関係な作品だから詳細は書かないものとして、10枚目の後半に書いたこの文章を持ってこよう。ネタバレに配慮して削るとこは削るけど

 選択肢だ。ゲーム的な正しさを追求するなら、ここでセーブをして、上を選んで、読み終えて、ロードして、下を選んで、ゲームクリアだろう。
 私だって物語を読むのが好きだと自称するひとりなんだ。そこにある物語は読んで然るべきだし、途中まで読んで後を放棄することはそれを作った者達への敬意に欠けると思っている。だから私は選択肢が苦手なんだ!

 
彼女の激情を一度は受け止め、セーブ&ロードを「ゲームだから」と実行して、受け止めたことをなかったことにし、読了のために先へ進む。そんなことがいち読者に許されていいのか?この瞬間に限らず他の選択肢でも!他の物語でも!!
 確かに一度読めば、その体験によって生じた心象は私の中で永遠となる。それを以て先へ進み、物語を完成させることで私の美学に沿うだろう。それはそれとして彼女のこの想いを一度でも否定しろと言っておられるのだよこの選択肢とかいう機能様は!

 私は敬意を払う。創作物を生み出した作者や諸氏に払う。創作物の中のキャラクター達に払う。写真を撮る時はその風景に払う。いつか忘れてしまうとしても、自己満足だとしても、その瞬間を永遠へと閉じ込める代金として敬意を払う。
 生きるということは抗うということだ。ままならない不条理へ、私は怒りを燃やし続けてやる。たとえなにも成し得なくても、抗おうとしたことにきっと意味はある。故に、理性を以て上を選び、次に下を選ぼう。

→本当に、どこまでもどこまでも!あなたは私のことを一切知らないが、私はあなたの物語を読んで毎度の如く「ああ、やっぱり私の先に立っているんですね」と思わされている。そういう風に私の身勝手に付き合わせてしまうのが申し訳なくて仕方がないとすら思う
→上に引っ張ってきた駄文の通りだ。いろセカの時、私は鏡・澪・つかさ・加奈のそれぞれの√を選択する時が特に心苦しかった。笑顔を向けて悠馬を送り出している真紅が、その言葉の羅列が、辛くて見ていられなかった。なぜ君がそんな顔でそんなことを言わなければならなかったんだ
・7月21日に死ぬ映画……申し訳ない、映像作品については本当に知見がなくてな。全く分からんよ


コスモス属の……なんだろう?
いわゆる一般的なコスモスの学名じゃないぞ

・扉、無数にある扉。その先にはどこにも救いが無くて、凄惨な結末だけが待っていて……やはりあなたは、トートロジーを用いたひとつの到達点にいる。同じ作品内でも、別の作品でも、多くの読者が「またか」と声に出すほど胸焼けするような同じことを、それが必要なだけ書き続ける。それ以下にすると足りなくなるから足りるだけを書いた結果、普通よりも圧倒的に多くなってしまっているだけだと私は思う

・今朝から軽い吐き気。状況証拠的にはつわりっぽさがあるな
・タイムラインチェック。2回目の7月21日
・サンダーソニア、別名クリスマスベル。この場合で選択された花言葉は……まあ間違いなく「祈り」だろう


・二人に迷惑をかけたくない、わたしの為に時間を使ってほしくない……これで中身が藍じゃなかったら嘘だろうよ。作中の皆が「藍は強い」と受け取れる言葉を喋っていたが、彼女はどちらかといえば「弱い」側の人間だ。そして、虚勢を張って諦めず、抗い生きることを是とした好ましい人間だ
→魔法の藍!どうやら嘘だったらしいが、なるほど納得だ。しかし私の直感というのは本当に役に立たないな。開幕から散々「君は藍の生まれ変わりのようなものなんだろう!?」と宣言していたのがいつも通り恥ずかしくなってくる。相変わらず。

(まだワンあるか?)

・絵本……絵本作家ハクの描いた、ハクとレンが旅をする物語か。絵本の内容を悠馬が夢で見ていたのは自分がレンであった頃に読んだ記憶を思い出していたのかな?絵本の中はレン本人じゃないだろう
→ここに来て「ハクとは何者であるか?」という問いが浮かんでくる。小説家のレンを子に持ち、人生は戦いだと言ってのけ、絵本を描き続けた者……と思いきや、いざレンがハクの部屋に入るとそこにはボイスレコーダーしか無く。そういえばあのアンドロイド、女性型だったな
→子を愛さない親などいない。作者という存在はどうかな、作者は自分の生み出した世界を、人々を、ちゃんと愛しているだろうか


見れば見るほど、君達は本当によく似ている

・この少女はあまりにも臆病な子だ。失うことの苦しさを知りすぎたあまり、失うという選択肢を取れないでいる。しかも、今の時雨や鈴さん(他にも今の澪たち)を「自分の都合で身勝手に"無かったこと"にしてしまう」ことをおそれているように見える
→仮に無かったことにしたとして、その被害者たちの悲しみに痛むというよりは「自分のせいで彼らがそうなってしまう」ことが辛いから、自分のせいになるということを分かっているから、その選択を取ることに強い抵抗があるんじゃないか。その身にその自責・罪悪を背負うのはただただ時期尚早なのではと思ってしまうよ
→世界はただでさえ悲しいことで満ちていて、それなのに自分がなにかをすることで(もしくはなにかをしないことで)余計に悲しいことが生まれてしまうことが辛い。辛いことは自分の利益に反する。だからそれを回避するために行動を起こす。きっと君はそういう「自分勝手」な奴なんだろう

・少女が泣き虫なのは半分藍のせい?
→藍と少女は元々ひとり。ずっとずっと遠い昔って言ってる辺りからも該当するのはハクしかいねえ。うわ……どうしよう、どうすんだこれ
・藍周り全部外してるなあ。なんで藍の「前」に意識を向けなかったんだ私は。時間の流れは逆流せず、他と同じようにただただ前の記憶を夢で見ていたんだ。藍だけが特別ということは無いだろうに


罪を犯した者は幸せになってはならない

・宿命だの業だの、そういうのはもういいじゃないか。もうなにも考えたくないのに、それでも人は人に、自分の生について考えることをやめないでと言う。人は生まれたら死ぬまで、幸せの定義とか悲しみの置き場を、ずっと探し続けていると聞いた。やはり道半ばなのだ、私たちはどこまでいっても、悟った気になれるだけで実際は忘我のままに前に進むことしかできない
・ユウマまで……あの古書店は悪だ、私がそう判断した
・「そうなるかもしれない」「ならないかもしれない」と。仮にそうなっても、ここから君の幸せを祈r・・…urrrrrrrrrr!!
→おい加奈聞いてるか!どうせお前も時雨たちと同じ側なんだろうさ!女の子は強いってな、たくさん泣いた後に甘いものが入るようになればもう大丈夫だって、どこかで聞いたぞ俺は!

どうして私はこんなに泣き虫なんだろう。
嫌になる。
……でも、大切な人がいなくなってしまうかもしれないときに、泣けなくなるくらいなら、私は誰よりも弱いままでいい。
願いを叶える物語に踏み出して、強くならなくても、かまわない。


・遠い昔、兄にこう言われた。「絶対って言葉はお前が思っているよりもずっと重い言葉なんや。軽々しく使うな」と。悪いことをして叱られた時に、私が「こういうことはもう絶対に無いようにする」って言った返しにそう言われたんだ。私はまだ許されていない
→以来私は、その言葉を思い出せている時にはそのような断言を避けるようになった。私に掛けられた(一般的な意味の)呪いのひとつであり、生への勇気を与えるひとつでもある。私はまだ許されていない
→鈴さんや時雨はそれを使って約束をした。氏にとってどうかは知らないけれど、私にとっては本当に重い、魔力を帯びた言葉だ

・戸惑い、躊躇い。この間からちょいちょい目にしている音声と文字の違いっていうのは、たぶん2013年時点の原文ママってやつなんだろう。物語としては「ためらい」の方が正しいし氏ならきっとそう書くけれど、実際に声優さんが発したのは違う音で、それを訂正する機会が無いままに製品として世に送り出したからそのままにしていると理屈づけておく
→すごくどうでもいいけど、こうやってこの手の成果物としてのエラーが目立ってくると作品としての終わりが近いんだなって思えてくる
・縁側にて。鈴さん……私の安すぎて叩き売られるような敬意でもいいなら、どうか払わせてくれ。やはりあなたがMIPだ
・ユウマが悠馬を連れて行ったことがエラーである。ユウマがそうするに至った原因は、悠馬(管理者レン)が恋を知るためにユウマと藍を連れ去ったことにあり、悠馬がそうするに至った原因は、ハクの物語がレンに「大嫌いだった」と伝えたことにあり、そのハクの生まれ変わりである藍はそれを後悔し、半身たる青空と共に悠馬とその恋が向く先である真紅を救おうとしていて……「俺もう駄目だ、俺もう駄目だよ」

・「この魔法は必要……?」
→帰結点の一つとして「この物語が生まれなければ、登場人物たちはみな悲しい思いをせずに済んだ」というのはその通りだ。ではなぜ、なぜ氏は、彼らにこのような悲しみを与えると知っていながら、この『いろとりどりのセカイ』や『いろとりどりのヒカリ』を書き上げたんだろうか
→『落ちこぼれ召喚士と透明なぼく』という漫画がある。んでこの物語の作者様(このプレイレポートを通して私が「氏」と呼んでいる人物)が原作を務めた漫画。知らん人は今すぐググって3巻まで読んできてください。んでそれの第一巻発売にあたっての作家インタビューでこんなやりとりがあった

> もしマシロがいたら、本の世界から呼び出してほしい人はいますか?またどんな世界に行きたいですか?

私の書いた過去作のキャラとか呼び出してみてもらいたいかなと思います。
過去作では特に、ヒロインを過酷な状況に追い込むことが多かったので、一言謝りたいかなと思います。
行ってみたい世界はこれも過去作からで恐縮ですが、『いろとりどりのセカイ』という作品の中の一つ「働かなくてもいいセカイ」に一度行ってみたいです。

↑氏は意図してこの『いろセカ』の物語の過酷を紡いだことが分かる。それとこのインタビューに関連してだったと思うが、出典が不明なものの(確か氏の質問箱かマシュマロ、もしや1巻のどこかの特典だったか?)、氏は「自分は悠馬に一回殴られるだろう」といった趣旨の言葉も公の場で言っていた
→それでも氏は『いろセカ』を書いた。彼は「この世に悲しみが溢れているのなら、最初から全部無かったことにすればいい」とは決して言わない。そこにある彼なりの考え方を、私はこのプレイを通して少しでも垣間見たい


↑氏が藍のことをどう思っているかは知らないけれど、きっとこの言葉は氏が藍に思っていることそのままじゃないのかなと思った。今私がプレイしている『いろセカHD』発売当初、某SNSで氏が「隠しヒロイン扱いだったあの子(おそらく藍のこと)が普通にパッケージ裏に描かれてるんだが」ってちょっと怒ってたのを思い出した
→それはそうだとしても、藍も少女も、悠馬も大雅も、ハルもナハトも、等しく氏その人なんだろう。知らんけど

なんも意識してなかったけどそういやそうだったな
澪、やはり私は君の敵対者なんだろう
「罪を犯した者は幸せになってはならない」


・「あくまでも明るく。あくまでも、笑顔で」
→いやァ……私のメンタルが保たないよ、藍。どうして君がそうやって笑って少女を導かなきゃならないんだ。そうでもしないと始まらないのは分かるけれど、君だって少女の半身だったんだろう?


「それでも、何度も同じ失敗をしてしまうのは、きっと、自分のことが許せないからだよ」
「"どうせ自分はなにをやってもダメなんだ""幸せになる資格なんてない"」
「そんな風に自分の心を縛り付けているからだよ。……自分のことが許せないくらい、自分のことを大嫌いになってしまったからだよ」

→分かっているとも。こんなにナルシズムにあふれた私が自分のことを大嫌いかはともかくとして、事実私はそこから先に進めていないしな

・「傍にいる、笑い合う、手を繋ぐ。それだけで……心が青空みたいに晴れていくこと」
→回答なし。記録する
・きっと光り輝く明日しか見ていないんだ
→もうこんなんばっかだよ畜生!まとまった一文を読み送るのに十数分もかかるんだ、そりゃプレイ時間は間延びしていくだけだろうさ!

・「ハクは歌うようにいう。弱かった自分が、唯一、誇れることだというように」
→1枚目でも少し書いたけれど。ハクの声優様とたぶん同じ人が担当した女性が、あのさくらの物語でこう言っていた。普通に違う人かもしれないが

これからもしも何か苦しいことがあって、立ち止まりそうになってしまったときは……
物語を書くように。歌を歌うように。大切な人に手紙を書くように。
そっと、悲しみに語り掛けるみたいにして、生きてみて。
そうすることで、きっと自分の命を愛することができるはず。

→なあ氏よ、作者様よ。あの女性にあの声優様をキャスティングしたのがもしあなただったのなら、どんな気持ちでこの言葉を読んでもらったんだ。いやまあそのあたりの企画演出周りには関わってないだろうけどさ

・7月21日。よく分からないがきっと特別な祝いの日なんだろう。いろセカを読み始めた時に公式サイト読みをしたような気がするが、そこで見たその日付はもう記憶に残っていないから私には何の日なのか分からない


 分かっている、分かっているとも。全然なんにも分かってないのかもしれないが、分かったフリをしてこうやって書くくらいはさせてくれ。諦めないことや屈しないことそれそのものに泥酔して、周囲も自分もゲロっちまうような奴なんだと書かせてくれ。


・ユウマ、今の君の言葉と直近の言及……まさか君は「レンの父親」だったのか?ああ待てそれは、それはもしかしてあの霧島時雨にも関わることなのか?私は君のことをなにも知らないが、もし君がレンの父であり「鹿野上悠馬」と「霧島時雨」に転生していたのだとしたら……?そういえば藍はハクだったか、ならばそこの夫婦関係は間違いないと言っていいだろう
→魂としてレン父であることは確定。


・長い旅になった。本当に長い旅だった。青空と書いてそう読むんだな。

『いろとりどりのヒカリ』 読了


 もしここまでお読みくださった方がおられましたらありがとうございました。途中まで読んでいただけてこれを読まなかった方もありがとうございました。『いろとりどりのヒカリ』、読了です。私はまた、素晴らしい世界を読み終えることが出来ました。本プレイレポートもこれで終了です。




……ですから、これから下に書くことはタイトルの無いただの文字列です。


 俺もう駄目だ、俺はもう駄目だよ……なんて言葉で諦めてなるものか。
 俺はまだやれる。俺はまだやれる!なにが駄目なものか、屈してたまるか、諦めてなるものか!俺はまだやれる!
 俺には学も教養も無い。生死を彩る思い出も無ければ、物語を紡ぎ留める才能も無い。物書きを自称するなんて烏滸がましすぎるほどに、ただ文字を読むことしか出来ない。
 抗うだの戦うだの言うてるけれど、実際のところはすごく諦めが早い。努力するための継続力も無いし、この通りメンタルも弱すぎる。
 大人になった今でも、色々な限界値が一般人より早々に来るような半端者の未熟者、半熟者でしかない。だいたいこの歳になっても壁に向かってこんなノリを素面で書いてるくらいには幼稚なんだよ。

 それでも、これまでの俺が諦めて塵になったのなら、その塵を幾光年ほど積み上げながら、あなたを知ることが叶う場所まで進み続けてやる。あなたの物語を読んでも泣かないような、笑顔で心から楽しめる俺になってやる。俺は負けず嫌いなんだ。
 勝手に読んで、勝手に感銘を受けて、勝手に怨嗟して、勝手に既存の価値観を壊して一番上に置いて。あの作品を、この作品を……あなたが書いた物語を「祝福」と言える人々がただ妬ましい。俺だって言いたいのに!
 この作品を読んでいる最中、11月に自分が書いたものが何度も何度もフラッシュバックした。月とスッポンというのもスッポンに失礼なほど、やはり俺は文字を読むことしか出来ないんだと思わされた。


 だから覚えてろよ、タイムリミットは2029年1月31日だ。どうせ私のやることだ、きっと完成することはなく早々にエタるだろうが、望む未来に向かって言葉を発し続けることが大事なんだろ?
 私は私のための物語を書く。何年あっても駄目そうだろうが、私は私のための物語を書く。俺はまだまだやれるぞ。

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