ノベルゲームを作ります

 弓川と申します。本記事はタイトルに書いてある大言壮語の魚拓となります。内容自体に意味は無いので、いつものように前置きがどうこうも抜きにしてサクサク行きましょう。


 弓川、ノベルゲームを作ります。未経験かつ完全個人制作となります。今まで少しだけその手のゲームをプレイしてきましたが、いざ自分が作るとなるとその経験のほとんどは役に立たないでしょう。下積みがほぼゼロの状態から無理難題に挑戦します。

 4年と11ヶ月と8日。これは今日から数えて、とある作品が世に出てから10年が経過するまでの日数です。これを完成までのタイムリミットとします。越えたらエタったと思ってください。
 その作品を読み終えた時、私は「向こう10年はこれを越える作品は出てこない」と言いました。その認識は今も変わっていませんし、少なくとも私が生きている間は、私の中でその作品を越えるものは存在し得ないのだろうと思います。それの作者さまの新作次第ですが。

 その通り。ノベルゲームを作ると言いましたが、それはその作品へとどうのこうのするという妄言を叶えるためではありません。私は私のために、私の中でだけあの物語を否定できるようになるために、つまりは自己満足のために制作しようと考えています。
 積み上げてきたものが違うんです。頑張った人に対して「今から同じ高さまで登る」なんて、頑張ってない人が言うこととしてはこれほど無礼な言葉はありません。せめてやってから言えというものです。


 でも誰かが言っていたんです、人生は穴掘りだと。じゃあ上ではなく下に下に、同じだけ掘っていこうと思いました。幸い私は、無遠慮に自分のことを喋り散らかすことだけは得意だと思っています。
 ですから私になにか書けるとしたら……ありていに言って自分語りですね、そういったものに限られます。それでもいいんです。

 5年足らずでは到底足りないでしょう。というか一生かかっても完成させられる気が現時点ではしていません。考えてもみてください。作ろうと思い立ってまず始めることが制作行為ではなく、こういった決意表明をするような人間なんですよ?根っから創作行為に向いてない。
 しかも物語も書けない、音楽も奏でられない、絵も描けない、スクリプトの組み方も知らない、広報も得意じゃない。なにより致命的なこととして、継続する努力が大の苦手。才能が無い。


 それでも私は、2029年1月31日までに一つの読み物を作り終えることをここに宣誓します。
 これは私が私のために作るものなので、最初に書いた通りすべて個人制作します。流石に言語をイチから作ることはしませんし、人に学んだり相談したりすることはあるでしょうが、実際の作業は私ひとりで実施します。
 フリーの音源や背景も借りません。どうして私の自己満足に素材の公開主さまが巻き込まれなければならないのですか。(言うだけはフリーだけど本当に5年で足りるんか?)
 とりあえずのひとまずのまずとして、制作物の骨子となる物語の部分を今年か来年のうちに書き終えることを目標とします。気がながーい。



 さて。最後に、制作物の核となるメインテーマだけ決まっているので、それを書いて終わりにします。本当は他にもタイトルとかいろいろなものを決めてはいますが、まだ作り出してもない段階でここにそれを書くとただただ陳腐と化してしまいそうなので黙ります。

 メインテーマは【わたしのための物語】です。
 本記事でも再三書いたとおりの言葉です。登場人物たちが、誰の為でもない彼ら自身の為に生きる物語を書く事が出来ればと考えています。



「では、ゲームを作るとして今日からなにをするんですか?」
「うーん……なんも変わらないんじゃない?仕事してゲームして友人達と駄弁って生活してゲームしてゲームしてただただ時間を浪費して、その傍らで書けそうなら書いて、出来そうなら音楽とか絵とかシステムとかの新しいことを学んでいこうかなって」
「そんなことをしていたら5年どころか一生作れませんよ」
「分かる~~~!」


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