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大切な事は

いつも体が教えてくれる。
心も体だと三木茂夫が言っていたけど、本当だと思う。
鬱病は現代の病気だけど、お腹の痛みや不眠、頭痛など、心からの小さなサインを、いつも薬で塗りつぶすようになった私たちを、休ませるための最終手段なのかもしれない。
小さなままで対応して居れば、あのとき塗りつぶすことがなければ、こんなにひどくなることも、長引くこともなかったものを、と思っても、私たちは日々過剰な欲望に駆られ、もっともっとと思ってしまう。
私の好きだったあの子もあの人も、鬱になって、実は今も苦しんでいるかもしれない。私は私で余裕がなくて、ずっと助けられなかった彼らを、この道にのれば助けることができるかもしれない、もしくは、彼らももう気づき始めているかもしれない。

他人、過去の自分の欲望と距離をとって、一番向き合うべきは今の自分で、それが自然にできるようになったらようやく、私は人のことを考えられるようになるかな。少しだけ前に進む。うわっつらだけの思いやりで、彼らへの気遣いを放棄してしまった自分を、成長させたい。

もう訳もわからなくなったら、体に聞いてみよう。

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