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ゼロから始める 着ぐるみお迎え忘備録

はじめまして。
ふしゅと申します。
鳥に憧れています。
大きな翼とふわっふわの羽毛に包まれるのと、
ウロコでごつごつした鳥の脚に踏まれるのが大好きです。
変態ではありません。

JMoF2023で初めてケモノの世界に飛び込み、
頭のてっぺんから脚の先まで一気に沼へハマりこみました。

ロワジールホテルでの経験は、人生観が変わるくらい衝撃的でした。
朝から晩まで、360度、様々な種族のケモノが練り歩く。
ダンスをしたり、写真を撮ったり、ハグをしたり。
誰もが自分の『好き』を表現する、平和な世界。

JMoF2023集合写真 言葉で言い表せないくらい楽しかった

アッという間の2日間を終え、胸を一杯にして乗った帰路の新幹線。
楽しい思い出を振り返りながら思ったのは、ただ1つ。
私も着ぐるみをお迎えしたい!そして、モフられてみたい!

…とは言ったものの。
はたして何からはじめたものか?
まぁ、何とかなるでしょ!人生1回きり、やらずに後悔はしたくない。

これは知識ゼロ、経験無し、着ぐるみ童貞の私が
お迎えを思い立ち、実際にお迎えするまでの記録
です。
難しかったこと、悩んだこと、失敗したこと 等々。
参考にするなり、反面教師にするなり、これから着ぐるみをお迎えしたい方々の参考になれば幸いです。


1.デザイン作成

さて、着ぐるみをお迎えするに、何から始めるべきか。
スーツケースを買うか、生地屋さんに行ってみるか…
色々調べていたところ、友人のびいさんから突然の連絡。
『デザイナーさんを紹介できるけど、お話聞いてみる?』と。

確かに。
どんな着ぐるみを作るのか つまり着ぐるみのデザインを作成しないことには、何も始まりません。
そして残念ながら、私は絵を描けない。

少し躊躇した後、承諾の回答を送りました。
着ぐるみデザインの作成を依頼したいです。
ものの数分で返信アリ。
『了解!じゃあ、今からデザイナーさんとディスコの通話はじめるね~』

今から???

(1)希望するデザインを言語化する(2023.4)

ドタバタでデザイナーさんとの挨拶を済ませ、早速依頼内容の話に。
緊張でアワアワする私に最初の宿題として伝えられたのは
『欲しいデザイン案を言語化する』ということ。

何をそんな当たり前の事を と思われるかもしれませんが、
私が想像していたデザイン作成依頼は、
曖昧なデザイン案を伝えて、それを元に作成頂いた複数のデザイン案から
自分のイメージにより近い物を選び、修正依頼をする。
これらを繰り返すものだと思っていました。

少し考えれば分かる事ですが、リテイクの回数は少ない方が効率的です。
デザイナーさんの作業に必要な時間が増えれば、支払い金額が増えない限り時給が下がります。(契約でリテイク回数の規定がある場合もあります)

私にとっても、気持ちよく仕事をして頂いた方がクオリティの高いデザインを作って頂けるのでは?なんて、素人ながらに考えていました。

というわけで、私の頭の中にあるイメージをひたすらメモ帳に書き出して、整理して、優先順位をつけました。
横文字で表現するなら、ブレインストーミングみたいな。
就活の自己分析を思い出す様な作業。
ただ、今回言語化するのはガクチカではなく、好きなケモノについて。
自分の癖を書き出し、整理し、まとめていく。新手の拷問かな?
途中、メモの書き方を教えて頂いたりしながら、完成したのがこちら。

種族:鷹

【優先度:高】
嘴:猛禽類のクチバシ
  全長は短め、形状は先端部が下に曲がっている
眼:キリッと凛々しい感じ
脚:ウロコのある脚
  太めの脚だと良い
腹:柔らかい羽毛
  お腹の大きさを強調できたらなお良い
翼:ハグする時に相手を背中まで暖かく包み込める大きさが欲しい
尾羽:扇状に広がる尾羽
   ヒトには無い物なので、大きく目立つと良いかも
   ムクホークの尾羽がイメージに合う

【優先度:低】【迷い中】
翼:着ぐるみにする時、どういう構造が可能なのか分からない部分が多い。
  以下の何通りかでイメージをしている。
  ①全体を柔らかい膜状の毛皮で構成する
  ②外側は硬い羽根、内側は柔らかい羽毛にする(制作難度次第)
  ③翼は畳めるようにする
トサカ:額の中央から背中側へ飾り羽根か何かがあると良いかも
羽角:羽角があった方か良いかも

提出したメモ

今振り返ってみると、まだ詳細を詰められる箇所はあったなぁと思います。
理想は、そのメモを呼んで全員が同じ姿を想像できることのはず。
ともあれ、このメモを元にイメージのすり合わせを進めていきました。

初期のラフ画

さすがはプロのデザイナー様、メモを伝えると、ものの十数分でラフ画が完成してしまいました。
ここから口頭で相談しながら細部の調整に移るのですが、少しの描き直しで見た目の印象をガラッと変えてしまうのは、まるで魔法の様でした。

ここで反省点を挙げるなら、もっと早くからデザイン案のメモを書き溜めておくべきでした。
比較的短期間で自分の考えを書き留めるのは、難しかったです。(提出を急いだ理由は後述します)
メモを提出した後も『本当にこのデザインで良かったのか?』と、何度か不安になりました。
スマホのメモ帳に、ふと閃いた時に、忘れる前に書き溜めていく。
それだけで、いつか着ぐるみをお迎えする時の大きな助けになるはずです。

(2)三面図の完成(2023.5)

イメージのすり合わせが進んだ後は、細部の調整を経て、三面図の完成を目指します。
これは『着ぐるみを作成する際の設計図』の様な物です。

模様付きの三面図(前・横のみ)

私のメモには色と模様に関する記載が無かったので、ここで再度アイデアを出す必要がありました。
色についてはイメージがあったのですが、模様に関してはアイデアを出すことができず(奇抜な模様は不要かな程度)、またもやデザイナーさんに手助けをして頂きました。
BIG感謝。

これらの話の途中で、デザインに関する専門知識を伺う機会もありました。
例えばファーの色。相性の良い色の組み合わせはこれ とか、
生産数の少ないファーは種類(=肌ざわり)をこだわりにくい とか。
模様は、リアルタイムでラフ画を描いて頂きながら相談させて頂きました。

そしてさらに何度かの調整と確認を経て、ついに。
三面図を頂き、デザイン作成は完了しました。

三面図 名前はまだなかった

納品完了にお礼を伝えた後、一人静かな部屋の中。
この子を本当にお迎えするんだ と、胸が高鳴りました。
…まるっと1年後、ですが。

2.着ぐるみ作製

三面図が完成した後は、いよいよ着ぐるみ制作です。
方法は2通り。自作するか、工房へ依頼するか、です。

それぞれの特徴は以下の通り。どちらも一長一短。

   自作    VS    工房へ依頼
・(比較的)安価    ー (工房次第だけど)高額
・(比較的)短納期   ー (工房によっては)1年以上待つ
・造形にこだわれる ー 難しい構造は不可の場合も 
・作業が大変    ー 依頼した後は待つだけ
・製作失敗するかも ー 未経験でも安心のクオリティ

私は作業時間の確保が難しいため、工房への依頼を選択しました。

(1)工房の選定(2023.5)

ところで。
工房に依頼しよう!と決めたは良いのですが、
どの工房を選ぶかについては全くノーアイデアでした。

料金で選ぶべきかしら。
あるいは、納期が短いところにした方が良いだろうか。
やはり有名な工房にお願いした方が、アフターケアも安心?

しかも、私の場合は鳥ケモの作製を考えていました。
そもそも、翼を作れる工房ってあるんだろうか?
お察しの通り、鳥ケモは絶対数が少なく、作品例から探すのも困難。
(JMoF2023で私が参考にしたかった方は、みんな自作とのことでした)

どうしたらいいんだ… と困っていたところ、
なんとデザイナーさんよりおススメの工房を教えて頂けました。
作風も合うし、鳥ケモの制作も依頼できるだろう とのこと。
これは本当に助かりました。
この情報だけでもお金を支払う価値があるくらい。
BIG感謝 再び。

今回作製を依頼したのは、KemonoMixのろんさん。

納期はとても長かったです。
私の場合は2023.5に発注して、2024.5に納品予定。
他の工房だと1年どころか2年かかる場合もあるそうです。
それだけこだわりたい人が多く、またジャンル全体として新規参入者の多い世界なのだと思います。

ただ、結論から言うとKemonoMixさんにお願いして本当に良かったです。
理由は後述。

納期が長いから、デザインの作製で焦ってしまいました。
『デザインは十分に練ってから発注したいけど、他の人が先に注文を入れたらもっと納期が延びてしまう!』と考えてしまいました。

ただ今では、じっくりと落ち着いて考えて良かったな と思います。
この先長い間、自身と行動を共にする子です。
妥協は、苦しい時につらくなるかも。

(2)工房への依頼(2023.6-)

工房への依頼方法は、各工房が提示している方法に則って下さい。
私の場合は以下の手順でした。

・工房の公式サイトより、三面図と合わせて依頼を送信
・メールでオプション選択等をすり合わせ、確認
・契約書の作成、署名
・入金(1回目)
・リデザイン画の作製
・DTDの作製、送付
・進捗確認(複数回)
・完成
・入金(2回目)
・納品

いくつか補足事項を。

最初に三面図と一緒に依頼を出す際、どのように着ぐるみを作って欲しいか、その希望内容に関する丁寧な説明を付け加えると良いです。
イラストだけでは伝えきれないこだわりのポイントがあるはずです。
要は、コミュニケーション不足への対処です。
(もちろん、内容によっては対応不可の場合もあります)

契約の際は、契約書を細部までよく読むことをお勧めします。
リテイクに関する制限等、大事な事が書かれています。
トラブル回避のためにも、お金に関する話は曖昧にせず確認を。

リデザイン画とは、三面図を元に工房に描き直して頂く全体像です。
工房の作風に合わせ、印象が少し変わることもあります。

リデザイン画 顔の印象が変わったなぁと思っていました

DTDは「ダクトテープダミー」。
自身の体をマネキンとして、その型紙をガムテープで取った物です。
作り方は工房から別途指示があるはずですので、ここでは割愛致します。
着ぐるみ作製に詳しい友人に手伝ってもらうことを、強くお勧めします。
長時間同じ姿勢を維持するため、とても疲れます。

工房に依頼した場合、進捗の途中確認を除き、基本は待つのみです。

こんな写真が突然送られてくる カッコ良すぎる

進捗確認で写真が送られてきて \突然の死/ することもあります。
イケ鳥すぎるやろ… 抱かれたいし踏んで欲しい…

とはいえ、基本は待ちです。結構な準備時間があります。
そこで、私はその間に試行錯誤で色々な経験を積んでみることにしました。

3.イベントに参加してみる(2023.7)

ところで、私は趣味でとあるイベントのボランティアスタッフを7年程やっています。
楽しいイベントは、全ての参加者が楽しむことで実現する。
その参加者にはイベントスタッフも含まれる
 という持論のもと、楽しんで参加しています。

さて。
着ぐるみをお迎えした暁には、いつか私もイベントに参加するはずです。
では、今の内にイベントの事をよく知っておくべきでは?
そのためには、ボランティアスタッフとして裏方のお仕事を知るのが近道ではなかろうか。
楽しいイベント運営の一助となれば、一石二鳥。
どんな事が大変なのか知れたら、一石三鳥。
ベテランスタッフの方とお知り合いになれたら、一石四鳥。
鳥だけに。
ごめんなさい石を投げないで

ということで、「けもけっと14」にボランティアスタッフとして応募。

結果、ものすごく貴重な経験を得られました。
イベント運営の裏側情報だけでなく、着ぐるみ参加者のタイムスケジュールがどのように組まれているか?といった実用的な情報から、同じケモノを好きな人達の熱量を間近で感じられてテンションがぶち上って楽しかった。
ベテランスタッフの方々ともお話する機会も貰えて、本当に参加して良かったです。

これは、どんどんスタッフ参加していくべき!
ということで、勢いに乗って「OFFF2023」にボランティアスタッフ応募。

その結果!

出発前に腰を痛めました。

イベント参加自体もキャンセル。
運営の方々、その節はご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。

4.SNS(2023.1-)

JMoFではたくさんの名刺を頂きました。
デザイン、色、形、手触りなどなど、凝りに凝った名刺の数々。
自宅に持ち帰ってから、あの子可愛かったな~ と、思い出に浸る。

名刺の裏には大抵の場合、Xのアカウントが描いてあって。
イベントから帰った後は、写真をそのアカウント宛に送ったりしました。

ここでふと、閃きました。
着ぐるみをお迎えした後写真を送ってもらうためには、SNSのアカウントを作っておいたほうが良いのでは?
あわよくば、繋がりを増やすことができるのでは。

というわけで、Xのアカウントを作り。
ラーメンやスイーツを食べては写真を掲載!
映える景色を撮っては掲載!

なんてことをしていたら、当然ですが疲れました。
イイネを貰うのが目的になってる時点で、何というか、健全ではない。
あと、壊滅的に自分にあってない。

そもそも私は何をSNSに求めるのか?を、改めて考えました。
結果「グリーティングで誰にも声をかけてもらえない」という状態に
ならなければ良い程度だなぁと理解。
いわゆる「人気者」になるわけではないのだから、アプローチも違うはず。

反応を貰うのではなく、これは『好き!』と思ったことを
どんどん外に出して、伝えてみることにしました。
give and take ではなく give at first
誰だって、褒められたら嬉しいはず。

これが、やってみると思いのほか難しくて。
他者を褒める言葉って、なかなか自然には出てこない。
私が普段から他者を褒め慣れてないせいかも。

こういうのは誰でもできるわけではなく、特殊性癖技能なのです。

私の数少ない創作趣味であるシャドーボックスを始めたのもこの時です。
キャラクターの写真を撮ったり、イラストを描くのが日常的なこの世界。
それを立体物であるシャドボにしたら、『好き』を形にできるのでは?

プロ体本2022表紙 というわけで作っちゃいました
プロ体本2021表紙 調子に乗って厚みを当社比2倍に

人様に見せられるデキかどうかは不安が残るところですが。
物を手にとって喜んでもらえた時、めちゃくちゃ嬉しかったです。

気配斬りシャドボ with 原作者のたばすこさん

イラストの原作者さんに突撃してみたり。
(たばすこさん、その節は本当にお手数かけました…)

マグの『有頂天猫』踊ってみたより

撮影の小道具にしてもらっちゃったり。
なんだかすごいことになっちゃったぞ。
えーと、何の話だっけ。

何が正解かは未だに分かりませんが。
こんな感じで、色々考えながらやっていました。

自分の「好き」を形にして、他者を褒めて。
私は、けっこう気に入ってます。

5.物品準備(2024.1-)

着ぐるみが届く前に、必要な物品を準備してしまおう。
色々教えてもらって購入したアイテムをご紹介。

金属ラック&布カバーがセットになった代物。
できるだけホコリを防ぎたい。
そこそこ大きいので、設置場所確保のため粗大ごみ処理と並行した。

新幹線等に追加料金無しで乗れる最大サイズのスーツケース。
あんこやボディの運搬を想定。
速めに準備しないと、好みの色が無かったりする。

ヘッドや脚等、型崩れする物はボストンバッグに。
キャリーケースの上に載せられるような形。

あんこを圧縮する袋&ポンプのセット。

櫛&シリコンスプレー。
櫛にスプレーしてから使うと、毛並みが良くなるんだとか。
本来は金型の離型剤として使うらしい。
かがくのちからって すげー

着物用の袖部分がとても長いハンガー。
ボディにシワがでないように干せる。らしい。
2本買ったら、着ぐるみ納品時に全く同じ物が1本入っていた。

ヘッドの中に風を送り込めるUSBファン。
名前の通り、本来はPCパーツ。
電源はモバイルバッテリーから取れる優れもの。
イベント会場によっては電源が無いんだとか。

インナー一式。予想以上にたくさん使うらしい。
ユニクロ等で購入できる物もあるけど、
季節によっては在庫がなくなっている場合があることに注意。
(例えば、冷感の服は冬季に販売していないはず)

6.筋トレ(2023.1-)

「OFFF2023」を腰痛でキャンセルした私。
着ぐるみをお迎えした後も、これは大きな懸念となるのでは?
これは対策せねば!
でもどうしよう!
よし、鍛えよう!

筋肉は永遠の友達。
リングフィットの定期継続を自分の宿題としました。
プランク→バタバタレッグ→レッグレイズ のセットが好き。

こんな応援してもらったら、頑張るしかないじゃないですか!!!

これでムキムキ… になったりはしなかったのですが。
腰痛対策には効果てきめんでした。
ほんとに痛みが取れます。お試しあれ。

腰痛に悩まされている方がもしもいらっしゃるならば。
リングフィット、おススメです。

7.着ぐるみ納品(2024.5-)

そしてついに。
アロちゃんは我が家へやってきました。(2024.5.10)

箱、でかくね…? 3箱もあるけど…

とはいえ、準備は全て終わっています。
開封して、衣装ケースに一旦収めて。
メールで工房に問い合わせ。
お手伝いさんを呼んで、いざ試着!(2024.5.12)

身長約1.9m 翼長に至っては3.0m超

でかすぎでは…?

でも、鳥になってる……
全身、どこを触ってもふっさふさのもっふもふ。
手が翼になってるし、足にツメがある……
言葉にできそうもない感情です。

本当はスタジオを借りて撮影会をしたかったのですが、間に合わず。
自宅で慌ただしく写真撮影して、お迎えツイートの準備。(2024.5.12)

スタジオを借りるのは時間不足だった

急遽カメラマンを担当してくれたびいさん、
アカウントのアイコンやスタンプを描いて下さったユキの字さん、
文面を見て下さったぱにっくさん、
改めてありがとうございました。

そして、このお迎えツイート。
スマホの通知が止まらず、嬉しさを通り越してビビり散らかしました。
振動でスマホが机から落ちる…
このあたりから、「皆に受け入れてもらえるのかな?」というより、
「期待に応えられるか…?」と、高いハードルに不安を感じていました。

そして迎えたOFFF2024当日。(2024.5.18-19)
お披露目が間に合って、本当に良かった……
製作を急いで下さったKemonoMix様には、いくら感謝しても足りません。

とはいえ、お迎えはゴールではなくスタート地点。
オーナーとして、これから長い時間をアロちゃんと楽しむ所存です。

8.勝手にスペシャルサンクス

ここまで色々書かせて頂いたのですが。
一番大事な事を、まだ書いておりません。

とてもじゃありませんが、私一人の力ではアロちゃんをお迎えすることなどできませんでした。
色々な人に会って、たくさん助けてもらいました。
見知らぬ新参者を受け入れてくれる土壌があるって、ありがたいことです。
その全てを列記はできませんが、改めてお礼を申し上げます。

・けんた君
JMoF2023にて、初めて会ったけんた君にファンサしてもらいました。
あれが無かったら一目惚れもしなかったし、この世界に足を踏み入れることもなかったでしょう。
誰よりも自由で軸のブレない男前のシャチに、最大限の感謝を。

ヒエログリフの伝説

・グリフ君
アロちゃんの翼に包まれて、無事ダメになった皆様は多いと思います。
そのルーツは写真のグリフ君です。
JMoF2023にて、大きな翼で私をハグしてくれたグリフォン。
冷たい冬空でハグしてもらった時に、背中に感じた暖かさ。
私は忘れません。

忘れない

・らすちんさん(デザイナー様)
この度は私が不慣れなせいで、大変お手数をおかけしました。
親切に教えて頂き、とても助かりました。
らすちんさんにお会いしていなければ、不安に負けて挫折していたに違いありません。

『らすちんワークス』
ケモノ・ドラゴン等の3Dアバターを制作・販売されています。
https://twitter.com/rastin_works

・びい(モビィ君)
私をJMoF2023に誘ってくれた、おなかの人。
糸目モブ白うさぎ モビィ君のオーナーさん。
私の人生を大きく変えた人。ありがとう。
でも、デザイナーさんとの通話を突然始めたのは許しません。

ふとい

・KemonoMixさん(工房)
これを読んで下さっている皆様に、2点お伝えしたい。
まず、「デザインに忠実に」との謳い文句に偽りはありません。
そしてもう一つ、上記に加え、「実運用と外見の両立」を
様々な方法で検討して下さったのが、素人ながらに感じられました。

本当にありがとうございます。大切にします。

・まめきばさん
ネームプレート作製コミッションを引き受けて下さった方。
可愛すぎて心臓止まるかと思いました。
ありがとうございました!

参加証を埋め込める便利機能付き とてもでかい

・ふくみやさん(シトロン君)
シトロン君と本気で付き合う姿勢(と竹取の湯の良さ)を教えてくれた方。
こんなに本気になって良いんだ って、安心させてくれた方。

舞台衣装は、是非自分の眼で見て欲しい

・ことりさん
アテンドをする際のお手本、その姿勢や心の持ち方を見せてくれた方。
それを自慢せず背中で語る謙虚さも含めて、(勝手に)先生です。

・うぃんがるさん(トルクロム)
ヘッドの内部構造等、やもすれば聞きづらい技術を教えて下さった方。
私の中で、着ぐるみの存在が現実味を増した瞬間。

トルク&クロム 略してトルクロム

・稲狸さん(いぶずちゃん)
アロちゃんのファンアートを一番最初に書いてくれた方。
そもそも描いて頂けるなんて思ってもおらず、本当に嬉しかったです。
面白さと変な人の狭間に生きているかもしれない。
アロちゃんのおなか年間フリーパスを進呈します。

いちごおいしかった?

・ていらさん(ぐらす)
宅オフの楽しさを教えてくれた人。
気軽なモフは麻薬に等しい。ありがとうございます。

気軽なモフ 危険なコトバ

・ユキの字さん
ユキの字さんの描くむっちり鳥ちゃんが好きです!
コミッションお願いしても良いですか? と聞いたら
返事よりも先にイラストが届いた。
Xのアイコン等、いくつもイラストを描いて頂きありがとうございます。

むっちり

・ぱにっくさん
直前でのお迎えツイート添削や不足物品の購入等に、深い感謝の意を。
アレが無ければ、未来は大きく姿を変えていました。

・Blumeさん(Garyさん)
私が参考にさせて頂いた方。
いや、むしろ一目惚れに近かった。
目標にするのも畏れ多く感じてしまうけども。
間違いなく、私の「きっかけ」です。

Blume Grenzeさん

まだまだ書ききれないくらい、たくさんの人に助けて頂きました。
本当にありがとうございます。
これからも私とアロちゃんを、どうぞ宜しくお願いします。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
少しでも参考になる内容があったら、幸いです。

9.おまけ(アクシデント集)

OFFF2024で過ごした2日間は濃密で、あっという間で、
最高に楽しかった!

のですが。
そこに至るまでには様々なアクシデントもありました。
おまけ程度に、ご紹介。

・初めての試着で呼吸口が分からず、危うく窒息しかける。
 (手が使えず、ヘッドを脱げなかった)
・OFFF直前で咳が。覚悟を決めて病院で受診するも
 まさかの「イベント参加OK」の診断結果。
・アロちゃん、重い。特に翼もファーがある分がずっしり。
 キャリーケースが無ければ致命傷だった。
・OFFF会場到着も、受付2時間待ちでグッタリ。
・初めての更衣室。寒くてビックリ。
・準備にもたもた… 欲しい物が取り出しやすい場所に無い。
・アロちゃん、初のグリーティングに出発!
・暑い!!!!終了! 記録30分足らず。
・推しのBlumeさんが登場するのを察知し、慌ててこちらも準備する。
・が、曇り止めを忘れる致命的ミス。
・結果、Blumeさんが目の前にいるのに何も見えない。
・気配で「Blumeさんがいる…」と感じ取り、撮影を乗り切る。
・暑い!!!!終了! 10分もたなかった。
・Blumeさんとツーショで取ってもらった写真を見て卒倒する。
・3度目のきぐ出しに挑戦。しかし暑さ対策が必要か。
・カイジ地下編の様に、呼吸を整えてゆっくり歩けば何とかなるのでは…?
・沢山の人に声をかけてもらい、テンション爆アゲ。
・暑い!!!!終了! 何も成長していない。
・集合写真にも参加できた。長時間の活動ができないため、
 参加のタイミングをギリギリまで調整した。
・撤収作業中、あんこを詰める圧縮袋に穴があくアクシデント。
・パッキングが完了せず、Day1更衣室を退去できず。
・頭を下げ倒して退室しようとしたら、獣化状態のリオさんとすれ違う。
・Day1終了。先輩方に着ぐるみのメンテナンスについてご指導頂く。
・起床。朝食は、腹持ちとエネルギーを考えてお米を多めに選択。
・Day2は、体力の続く限りアロちゃんを出そうと決意。
・Day2は調子が良く、45分の新記録を達成。
・嬉しいことにとてもたくさんの人に声をかけて頂き、写真を撮って頂く。
・テンション爆アゲ。ポーズをもう少し沢山考えておけばよかった。
・再度のきぐ出しに挑戦。呼吸を整えてゆっくり歩かなければ…
・憧れの先輩、Chabaさんに声をかけてもらい、テンション爆アゲ。
 めいっぱいハグさせてもらった。
・暑い!!!!終了! 何も成長していない。
・ラッフル抽選へ。アロちゃんきぐパ欲しいな~と全ぶっぱするもハズレ。
・その後も獣化を敢行。なかなか調子が良い。
・急にしんどくなる。が、遠いエレベーター。
 そしてたくさんの方が声をかけてくれる。これはまずい。
・何とか更衣室へ。水、塩飴、ロキソニンで無理やり乗り越える。
・OFFF終了!お疲れ様でした!
・ロスを感じる余裕もないくらいの体調だったので、そのまま帰宅。
・そういえば、きぐるみのメンテナンスどうするんだろう?
・なんと、このタイミングで工房にメールでお問合せ。
・着ぐるみのお迎えは計画的に。
・結論:考えうる中でも最高に楽しいイベントだった!


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