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パチュリの話。

「パチュリ」というハーブがあります。このハーブ、精油でもおなじみ。

「アロマテラピーって良い香りするやつだよね」とおっしゃるアロマテラピー初心者さんはびっくりされるかもしれない香りがします。

初めていりあがパチュリ精油の香りに出会った時は「習字教室」を思い浮かべました。「オリエンタルで東洋的な香り(アロマテラピーの教科書より)」とか「墨汁の香り」なんていわれたりしますが、墨とは全然関係ないシソ科の植物で、漢方や香道の世界では「カッコウ(藿香)」という名前で呼ばれていたりします。いりあは幼い頃、習字教室が大っ嫌いで習字塾に行く時間になると逃げ回っていたものですが・・・いや、これは全然いらない情報ですね(笑)

パチュリが漢方でも使われている、ということは薬効もある、ということ。漢方では夏風邪のケア(頭痛・嘔吐・下痢)に使われていたりするようですが、アロマテラピーで使う、パチュリ精油(エッセンシャルオイル)は、フレグランスを作成する際に、香りに深みを出したい時、長く香らせるための保留剤としてもよく使われます。

アロマテラピーサロンいりあのフルボディのメニューでは、オプション(500円)をつけると、お客さまの体調や心の状態に合わせて、数種類の精油をブレンドしてトリートメントすることができるのですが、パチュリ精油をオススメする時は、むくみのケアや、美肌やアンチエイジングケア、深くリラックスしたい時、お客さまが自分自身を見つめ直したい時、そんな時によく選びます。香りが強く強烈なので単体では使わないです。必ず少量でブレンドしていますね。

よくヨガや瞑想で「グラウンディング」という言葉を耳にすることがあります。「グラウンディング」とは「地に足をつける」ということ。いりあはヨガも瞑想も門外漢ですが、目を閉じてこの香りを感じていると自然と呼吸が深くなっていくのを感じます。心が浮ついている時、ざわざわしている時に、頭を冷まして鎮めるにはよい香りだと思います。

そんなパチュリですが、ご縁あってエディプルフラワーを生産している横山園芸さんの関係者から「パチュリを使って石鹸を作ってほしい」旨のご依頼をいただきまして。どうやらパチュリをエディプルフラワーに使おうと思っていたけれど「不味くて」ダメだったとかなんとか(笑) で、もったいないからそれを引き取ってきた・・・というお話らしく。ドライになったパチュリがドーンと2袋、いりあの元に送られてきたのでした。

「それならば」といりあは、腕まくり。こちらかもご提案して、ちょっと実験もさせていただくことにしました。

その話はまた近いうちに。

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