◆何度でも何度でも何度でも

自分と同じかそれ以上の年齢の人と話していると、「あれ? この話前にも聞いたような…」ということがままありますね^^;

他人事ではありません。自分もわが子に「それ前に聞いた~」と容赦なく指摘されて、あらら…^^;と軽く自己嫌悪。まあ、わが子の場合は、何度言っても聞く耳持たないから、何度でも言いいきかせている、ということにしておきましょう^^;

でも、これは認知度の低下もさることながら、きっとすでに過去に生きているからなんでしょうね…。過去のことしか、もはや語ることがないのでしょう。決して悪いことではないのかもしれません。現在と、それにつながる過去が、その人にとって良いものであり、幸せなものであるとすれば。

しかし…あまりよくない過去のことを、何度も聞くのはちょっと辛いものです。わが家の親たちは、多かれ少なかれこの「何度でも」のラビリンスに入りつつあります。そして自分が「何度でも」世界に住んでいることを意識していません。

本人がそこに住み、幸せであれば、いいんです。ただ、そこにひっぱられるのはまだちょっと辛いものです。しかしいつかは自分もそこの住人になるんだろうな~と不安に感じるのが中高年の悲しさです。

「何度でも」王国にまだ行きたくなければ、日々新しい出会いを求めるしかないのかもしれません。あるいは「何度でも」をただ繰り返すのではなく、少しずつでもバージョンアップをすることを楽しむのもよいかもしれません。

そんな努力はつらい、おっくうだ…と感じるならば、すでに「何度でも」の国へ近づいているのかもしれません。まだそこへ行きたくなければ、いきなり思い切ったことはできなくても、日々のちょっとした新たな出会いを楽しむ工夫をしたいものです^^

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