日本では『雑貨』、海外では『医薬品』アロマテラピーのリアル
IFA国際アロマセラピストの武田です。
記事をご覧になっていただきありがとうございます。
私は、今IFA国際アロマセラピストとしてアロマサロン経営をし、
アラフォー以上の女性をメインに香りのブレンドとボディトリートメントによる施術を行ったり。
パーソナライズアロマブレンディングという、その方自身のなりたい理想の姿や現状を伺い、直感で本能が求めている香りをセッションしながらブレンドするオーダーメイドフレグランスの作成をしたりと、
累計3,500人以上の方々にアロマや健康、美容に関する知識や情報、施術などを通して、アロマテラピーの魅力を発信・提供する活動を行っています。
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▼今回は以下のラインナップで記事を構成しています。
ご興味のある個所だけでも、読んでみてくださいね~
★こんな方は要注意!眠れない。疲れが取れない。本当の理由
心と身体は繋がっているから、心の乱れが身体の不調につながります。
例えば、自律神経。
最近眠れないから、疲れが取れなくて、やる気がでない。何でかな~?って思いながら、そのままやり過ごす。って方は要注意!
その原因をひも解いていくと、
実は人間関係で悩んだり、仕事が忙しくてツライ。
特に評価されているような感覚もないけれど、働かないといけない理由もあったりして。致し方なく続けている。
思い返せば、家事も育児も大変で、毎日分刻みで慌ただしい。
なんだか最近笑っていないな~。子どもにも怒ったり。
夫との関係も何だかな・・・。私の気持ちなんて誰にも分ってもらえない。友人はSNSでとても充実しているけれど、私は正直、微妙だな。
毎日化粧をするときに鏡を見るけれど、なんかシミとかしわとか出てきているし、ほうれい線やたるみも気になるな。(年齢的に仕方がないと言い聞かせてはいるけれど、本当はどうにかしたい)
唯一の楽しみは、夜に子どもが寝静まったころに見るドラマや映画をスマホで見ること。お酒やおつまみと共に、眠くなったらベッドに移動するけれど寝付けなくてグダグダと朝気づいたら目覚ましで起きる。
それが当たり前の日常だったとします。
ちなみにこの方は、実在するわけでなく架空の人物を私が想像したのですが、意外と一部あてはまる!と共感できる方も多いのでは?
こういった日常には、自律神経が乱れる原因がたくさん詰まっていて。
放置しておくと、身体に影響を及ぼす危険性が潜んでいます。
結局眠れないということは、心の問題から派生して、自律神経が正常に機能してくれなくなっている可能性があるのです。
だから、本来眠るべき時に眠れない。
身体はぐったりと疲れてるのに、脳は興奮状態。
脳と身体があべこべになってしまって、パニックを起こしているのです。
だから、寝ているつもりでも、疲れが全然取れていない。
寝る前のお酒やおつまみなどの飲食により、寝ていても身体の機能は24時間動いているので、消化活動に大量のエネルギーが注がれてしまい、
身体の細胞修復にエネルギーが使われていないのです。
本来なら疲れを取ることに全力投球したいところですが、
違うところに使われてしまったら疲れも取れないですよね。
これが日常的に積み重なったら、
ヤバイ!っていうことは容易に想像できるかと思います。
今は、『疲れが取れないな~』くらいで、
おさまっているかもしれませんが。これが、もっと年齢を重ねてしまったらどうなるか?
もっともっと、体力は衰え、肌もボロボロになってしまい、
理想とはかけ離れた姿となってしまうことは想像に難くないかと。
自分自身が疲れていることにすら気づかなかった。
気づいた時には手遅れ・・・そうなる前に
ご自身で心と身体のメンテナンスを怠らずに、定期的なケアを行ってくださいね。(できれば習慣化させることが理想的ですが)
自律神経が乱れているから不調が起きている。
仮にそれは分かっていたとしても、
自律神経を自発的に整えることはできますか?
残念ながら、どんな天才であっても、不可能です・・・
★アロマテラピーの本当のところ
脳を癒すことが身体の生体機能を高めていくことにつながります。
脳が全ての身体の各器官に指令を出しているから。
その脳に直接アクセスすることができる唯一の五感である嗅覚。
だからこそ、アロマテラピーは自律神経を整えることにつながるのです。
ただ何でも嗅げば良いわけではなく、
『あなたが癒される』香りを嗅ぐことが重要なんです!
同じ香りでも、気分や状況、精神状態によっても感じ方が変わります。
『今日はこれを欲している。』
『昨日はよかったけれど、今日はこの気分ではない。』といったように、
香りがあなたの心と身体の状態を現すバロメーターといっても
過言ではありません。
人工的に創られたものではなく、天然で存在する植物由来のエッセンスを高濃度に配合したエッセンシャルオイル(精油)を使った芳香療法。
これが、アロマテラピーの原点です。
植物のエッセンスが創り出した天然の香りは、それぞれが持つ効果効能に
よって心と身体、肌に直接働きかけ、状態を良くしてくれます。
アロマテラピーは実はフランス語で、芳香療法という意味です。
イギリスでは、アロマセラピーと言いますが、
『Aromatherapy』を英語読みするか、フランス語読みするかの違いです。
★海外と日本のアロマテラピーの違い
日本ではエッセンシャルオイルは雑貨としての扱いで、
香りを楽しむためだけのもの、というイメージを持たれがちですが。
海外では、医療現場で用いられ、処方されるものとして慎重に扱われています。専門の知識を有した人しか扱えないようになっています。(国によって異なりますが以下でご紹介します)
日本ではアロマを仕事にしよう!と思った時、
ぶっちゃけ『資格』は必要ありません!(え~!って悲鳴が・・・)
資格がなくても、アロマセラピストとしてサロンを開業することも、
実は可能です。
では、海外ではどうか?以下で、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、日本でのアロマテラピーの扱われ方についてご紹介します。
【アメリカのアロマテラピー】
アメリカでは、病気を治療するというよりは、『香り』のヒーリングや瞑想を利用して、ストレスを自分で手軽に解消する手段ととらえられています。というのも、ライセンス制度が厳しくて、アロマセラピストの肩書だけで仕事をすることは難しいという事情があります。
【フランスのアロマテラピー】
フランスでは、アロマテラピーが医学となっていて、自然療法の薬として薬局に販売されており、内服も認められています。
精油の調合は医師の処方に従って、薬剤師が行います。
(ただ、内服する際は乳糖でできた錠剤に垂らして内服しますので、直接精油を飲むという訳ではありません)
【ドイツのアロマテラピー】
ドイツでは、自然療法士(国家資格)が臨床的な治療を行い、
アロマセラピーと同時に薬草療法、食餌療法と組み合わせて行われます。(※自然療法士は医師と同等の職種として位置づけられています。)
【イギリスのアロマセラピー】
イギリスでは、美容法やリラクゼーションとして発展し、マッサージが中心となっています。内服によるメディカルな利用はされていません。
ただし最近では、医療現場でもアロマトリートメントが医療行為のひとつとして使用され、イギリス最初の補完療法となりました。
IFA(国際アロマセラピスト連盟)などの伝統的な団体がアロマセラピストの資格を発行しています。
アロマの資格は民間資格ではありますが、「Perkin Peacy&Fraser」の論文によると、約10年前の時点で、一般医の93%、病院勤務医の70%が患者さんを代替療法家に1回以上紹介した経験があると記載されています。
【日本のアロマテラピー】
日本では、制度環境が近い、イギリス式アロマセラピーが主流となっています。「病院で処方してほしい」「医療分野でもっと使われてほしい」と
個人的には思っているのですが、なかなかそうもいかないのが実情ですね。
しかしながら、医療従事者によって医療分野での研究が進んでおり、
アロマテラピーを使っての治療も行われてきてはいますが。
まだまだ発展途上なのは事実です。
いかがでしたでしょうか?
世界ではアロマを色んな形で取り入れています。精油を使ったマッサージは、心と身体にいい影響を及ぼし、生活の質を高めたり、リラクゼーション効果があるということに違いはありません。少しでも癒される習慣を作ることは、あなたにとっても、より良い人生を支えてくれると思いますよ。
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