私の後悔
先日、ある方の訃報を聞きました。
まだ、私が若くて世間知らずだった頃、ほんのひとときお世話になった方の訃報でした。
本当に何もわかっていなかった私に、体の使い方を教えてくださって、ありがたいはずなのに、私は自身の恥ずかしさのために、ただ身を硬くするしかなく、その後、挫折感を拭い去ることができないまま、バレエから距離をおくことになるのです。
その時の後悔は、ずっと私の中に残っていました。
あの時、辞めないで頑張れば良かったと。
バレエを再開してから、その時の思いが私を駆り立てている気がします。
昨年から続く、コロナ禍のための様々な制限があることも影響しているのかもしれません。
今、この時を逃して後悔したくないから、今、できることを選んでいく。
偉大なその方からすれば、私なぞ記憶にも上らないくらいの一人なことは、十分承知していますが、そんな私にさえ、カツをいれてくださって、やはり、偉大な方は、裾野が広く、大きく、雄大です。
どうぞ安らかにお休みください。
心からご冥福をお祈りいたします。
合掌
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