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猛暑さんのむかしからいま

      Qどのような子どもでしたか

小さい頃は活発な子どもで物をずかずか言うタイプでよく先生に注意されました。
絵も勿論大好きでした。友達と自分で考えたポケモンを見せあいっこして遊んでいました。高学年のときには、少女漫画雑誌''りぼん''を読んでて漫画家が将来の夢だったこともあり、交換日記ならぬ交換漫画をして遊んでいました。ただ純粋に楽しかったです。

  Q自分の画風について

食後そのままの食器、脱ぎっぱなしの服、たとえば椅子が四つあるとか。もうそこには誰も居ないけど形跡が残っている。そこにある形跡や生活感から想像できる人生が愛おしい。
自分がこうしている間にも自分以外の人間が他の場所で個々の人生を歩んでいる事実があって、さっきまで遊んでいた友達も部屋に帰ったら何してるかわからないし全く生活が別れてしまって別になる。
人間の生活感を通してその人の人生を描いています。

Q影響を受けたものはありますか。
A中国文化から影響を受けました。

生活文化

中国では人の私生活が外に出ている。たとえば洗濯物が道の外にはみ出していたり、夕方になると半裸のおじさん達がテーブルを道の端に出してシャンチー(中国の将棋)をしていたり。家の外にも生活がありコミュニケーションが盛んなんです。

共同スペースなんかにはみんなそれぞれの私物が出されたまんまになっていたりして、みんなの場所って感じ、コミュニケーションをとる場になっている。
人との壁が薄く、みんな良い意味でのおせっかいなんです。

建造物

中国の建物は、湾曲していたり屋上の部分がなんの意味があんねんって突っ込みたくなるような形ものもだったり(笑)、形にバラエティーがあります。
個々の生活があり、みんなの生活がひとつの建物に集まっている所に魅力を感じます。

昔から生活を題材に扱った作品がある。
人間の生活には、文化やその人の人となりが現れる。そこにある愛おしさから現在も多くの人に親しまれているのだと思う。

Qこれから

新しい作品を原動力として、次を描き続けてゆきたい。

取材・文=sonatine

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