6月9日(木)のつぶやき

こんにちは。四万十は、晴れてます。
明日以降の予報は、傘マークのオンパレード。
梅雨入り前の最後の晴れ間は、まずは、洗濯(たまったなぁ)、そしてベランダで、甲羅干し。人間も干して乾かそう。
眼下の庭で、風にゆれるのは、ネムノキの淡いピンク色の花。
町まで買い出しにもいかねば、と思う、でも風が心地よすぎて・・・。

勝間沈下橋

最高気温28、7度。
やわらかな陽ざしとそよふく風がカイテキな午後は、ベランダのコットの上でユメの中へ、Zzz。かたわらには、読みかけの本。

「日本語には、雨を形容する言葉が多い。言葉にあるとおりの雨をひとつずつ体験したいという希望が彼の内部で燃えているようだ。
そして、雨に関するいまひとつの希望は、梅雨なのだ。
沖縄が梅雨入りをするころ、九州の南端で愛車とともに雨を待ちうけ、九州が梅雨入りしたら、その雨とともに北上してゆく。

中国、四国、山陽、紀伊と、梅雨エリアの広がりにつれてオートバイで走っていき、雨と追いつ追われつする。こんな調子で本州の北端まで雨とともに走って日本の雨を体験し、北海道にむかって海峡をこえるころ、雨に別れを告げる。

そして、雨のない北海道で初夏をむかえたのち、本州に帰ってきて、九州の南端まで、別ルートで走りなおす。こんどは、梅雨明けの夏のなかを走る。こんなふうに、彼にとって重要な季節感とともに走るツーリングが、彼の希望であり夢であるのだ」
「彼の後輪が滑った」 片岡義男著


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