競馬は難しい


去年から競馬を始めました。
友人に誘われたのがキッカケで、府中の東京競馬場へ行き、G1ヴィクトリアマイルを観戦しました。

友人はそこそこ凝った楽しみ方をしていて、課金制のデータベースを基に、各馬の評価をまとめて馬券購入方法を検討しています。
私も初心者なりに彼のまとめたデータを見させてもらい、当時4番人気だったソングラインの単勝を買うことにしました。

いざレースが始まる頃になると、競馬場の立ち見スペースはまさに溢れんばかりの人だかりでした。並のコンサートやイベントより全然人いるんじゃないかと思いました。
そしてファンファーレが鳴ると、大勢が団結してリズムに合わせて手拍子をし、最後に大歓声で締めるという一体感。
この段階である程度競馬の魅力を理解しました。

そしてレースが始まり、最後の直前に馬群が差し掛かるくらいのタイミングで凄まじい歓声が鳴り響きます。私は最初圧倒されていました。
しかし、私が馬券を買ったソングラインが馬群の中からグングン伸びてきた時、気づけばその圧倒的な歓声の一部となり思いのまま声援を送っていました。

そしてなんとソングラインが1着でゴールイン。
魂が震えました。
賭け事に勝ったからではなく、応援した馬が途中から突き抜けて1着でゴールしたことに素晴らしく感動しました。

以降、競馬にハマっています。
ハマっているといっても、G1で数千円程度馬券を購入する程度です。

最初はそこそこ勝てていたのですが、変に知識が入ってくると中々当たらないもので、
本日の宝塚記念も馬券はかすりもしませんでした。
24年収支がこの負けで決定的にマイナスに転じました。
無念。

競馬には考慮可能な要素がかなりたくさんあります。
過去参加したレースの勝敗、レースの予想展開、脚質、性別、斤量、レース距離適正、馬場適正、騎手、枠順、調教情報、レース会場適正、馬体、血統、当日の馬体重、当日のレース傾向、etc.
ザッとあげてもこれだけあります。

ちなみに、これらの要素全てを検討し、完璧に合理的な選択をすることはかなりハードルが高いです。
この面で考えるとこの子だけど、こっちの要素で考えたらこの子じゃなくてあの子、最近の流れ的にはそっちの子だけど展開向きそうなのはその子、、、
というように堂々巡りになります。

重要視する要素を絞ったうえで分析する必要があるのですが、これがなかなか難しい。

宝塚記念をもって春競馬は一旦一区切りです。
夏の間もレースは続きますが、秋まではいったん落ち着きます。

競馬で一番好きな時間は、直前の考えている時間です。
誰が勝つか、どんな展開になるのか、ああでもないこうでもないと考える時間がとても楽しいです。

また、名馬誕生の瞬間や、名馬が実力を見せつけて記録を作る瞬間、劇的な決着など、競馬にはギャンブルと片付けるにはあまりにももったいない魅力が詰まっています。
今のところ1番興奮したのは世界最強馬イクイノックスの走りを現地観戦したときです。
23年天皇賞・秋でしたが、とにかく圧倒的に強すぎて、あまりにもカッコよくて、馬券が外れたことなど気にもなりませんでした。

秋からは回収率を100%に少しでも近づけるよう、応援馬券だけでなく、しっかりと分析した上で勝負したいと思います。

今年は友人らとPOGという遊びをしています。
今年デビューする馬から10頭ドラフト指名して、来年5月の日本ダービーまでの1年間で指名馬が獲得した賞金の合計で競うというものです。
まだ始まったばかりですが、私の指名馬が先日デビュー戦を勝利で飾りました。
POGについても今度話してみたいと思います。

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