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【シティリーグBEST4】『カウンターバイウールーデッキ』の考察


らすかと申します。チャンピオンシップ2021シーズン1シティリーグ小山において、『バイウールーVデッキ』を使用し、ベスト4に入賞することができました。デッキコンセプト自体は「超越バイウールー」「カウンターバイウールー」とも呼ばれていますが、その類のデッキとなります。現環境に合わせてチューニングしています。一時期話題となったデッキではありましたが、最近は全く見かけなくなりました。

初見殺し感もあり、相手としても戦い方や対応方法が分からないという強みがあります。無料部分では「バイウールーV」の強みやデッキ相性、使用感を記事にしました。今後のシティリーグのヒントになり得る場合もありますので、デッキリストや運用方法については有料部分に記載させていただきます。

早速ですが本記事は、以下の構成となっています。

1、超越バイウールーとは
2、環境考察
3、デッキ紹介と各カードの採用理由
4、バイウールーデッキの運用について
5、おわりに

「シティリーグで勝ちたい」「バイウールーデッキに興味がある」「実際に使用したい」「どのよう対策すれば良いか知りたい」という方に宛てた記事として作成しています。環境デッキではないマイナーデッキですので、有料とさせていただきます事ご容赦ください。(決して浮かれて作成しているわけではないです。ご理解いただきたく。)現在のTAG TEAMやVMAX環境に一矢報いたい方へ、オススメします。


1、超越バイウールーとは

「超越バイウールー」というデッキタイプをご存知でしょうか。当時話題となったこのデッキの特徴は、ムウマージやマルマインGXの特性で能動的に「きぜつ」して、相手にサイドを献上し、相手のサイド数が1枚〜2枚になったところで、「リセットスタンプ」→「ムサシとコジロウ」を使って相手のハンドを枯らし、行動を制限させたところで、バイウールーVで捲っていくデッキです。相手のサイドが1枚の場合、バイウールーの素の打点は270となります。これだけでもTAGTEAMを倒せる打点となりますが、さらにパワフル無色エネルギーの登場によって1枚につき打点が20アップしました。最高打点として350まで上がります。※TwitterやYouTubeにも『超越バイウールー』と検索すればジムバトル優勝構築やデッキリストがヒットしますので参考ください。掲載は割愛します。

相手が何も行動できない間に、一方的に高打点を叩きつけられるので、かなり面白いデッキでしたが、残念なことにサイド献上役兼ドローソースだったムウマージがスタンダードレギュレーションで禁止となってしまい、超越の要ともいえるカードが消えました。ムウマージの禁止と同時に「超越バイウールー」というデッキも消えました。

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ですが、バイウールー自体はFTBや超デッキにも入っていたりするほど、打点の高さは一定の評価があります。ムウマージの代わり役として能動的に気絶できるレアコイル(しょうしゅうしんごう)と組み合わせれば息を吹き返せるかもと考え、自分なりにカスタマイズしてみました。


2、環境考察

CL横浜とカードプールはほとんど変わらず、人気の高いデッキは変動があまりないかと思いますが、以下のデッキタイプが環境に多いと考えました。

tire1…三神ザシアン、小ズガ(炎)、ムゲンダイナ
tire2…セキタンザン、ピカゼク(雷)、超ミュウ、ルカメタザシアン、マッドパーティ、レシリザ

上記は毎週のようにぐるぐるメタが回っているためtire2の位置に上位デッキとしてまとめました。当然ながら環境はTAG TEAMやVMAXデッキが多くいるため、これらに勝てるデッキを用意しなければ勝ち上がることはできません。

バイウールーVは、パワフル無色エネルギーの恩恵を受け、最大ダメージ350出せます。相手の手札に干渉しつつ、バトル場のエネが大量についているポケモンを一撃で倒せれば、かなりのアドバンテージを得られると思い、VMAXを倒すことに特化して構築を考えました。三神ザシアンを含む、VMAXとTAG TEAMのデッキに優位を取れるようにデッキが組めればシティ勝ち上がりも現実的に思えました。


各デッキとの相性について

◎有利対面(勝率50%以上)

三神ザシアン、ムゲンダイナ、ルカザシ、レシリザ、ピカゼク(雷)、その他VMAXデッキ全般

◎不利対面(勝率50%以下)

小ズガ、セキタンザン、マッドパーティ(非GX)

少し聞こえが良過ぎるかとは思いますが、極論リセットスタンプで手札干渉できれば、勝てる可能性は高まりますので、あながち間違っては無いと思います。練習では一通りのデッキと対戦しましたが、勝率的には上記の通りで収束しています。


シティリーグ当日のマッチングについて

<予選>

1、三神ザシアン  6-4⭕️
2、超ミュウミュウ 2-6❌
3、三神ザシアン  6-5⭕️
4、ピカゼクガノン 6-4⭕️

<決勝トーナメント>

準々決勝 ルカメタザシアン 3-0⭕️種切
準決勝  クワガノン    4-6❌

今回のシティリーグ小山はピカゼク、クワガノンなどの雷デッキがかなり多かったです。(次点で三神ザシアンでした。)そのため、自分のマッチングは極めて妥当でした。負けた試合は、超ミュウミュウ(ベスト4)とクワガノン(優勝)でしたが、全く歯が立たずというわけでもなく、惜しくも一歩及ばずに負けてしまったという対戦内容でした。

一方で、メタ対象に入れていた三神ザシアンやピカゼクには想定した展開で堅実に勝ったので、満足行く勝ち方が出来ていたと思います。また、事故率がかなり低くなるように調整しましたので、勝った試合も負けた試合もかなりいい動きができていました。万が一序盤に事故って、一方的にサイド取られていたとしても、デッキコンセプトが終盤から捲り返すタイプなので、最終的にバイウールーにエネルギーさえついていれば、超越ムーブで0-5からでも挽回して勝つことができます。

そして、なんと言ってもバイウールーVの良いところは、特性「やわらかウール」込みで、流行りのザシアンのブレイブキャリバー、レシリザのフレアストライクを耐えることができ、一方でこちらはVMAXを倒せる打点を出せることが強みになります。

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✔︎三神ザシアン、ピカゼク、レシリザ、VMAX系のデッキに強い。


ここまで読んでいただきありがとうございます。バイウールーのパワーだけでも伝わっていれば幸いです。ここからは有料部分となりますが、デッキリストやカードの採用理由、運用方法について記述しております。1ヶ月間練習して感じた自分の結論デッキですので、これからのシティリーグ(シーズン1)の参考になる部分もあると思います。

・今、シティリーグで使うデッキに迷っている方

・環境上位のデッキに勝ちたい方

・対面するときにどういう動きを想定しているか理解したい方

ここから先に読み進めることをオススメします。


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