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メマリーさんち

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メマリー家の人々の日常を切り取ったマガジンです。「面白き、こともなき世を面白く」ほっと何も考えずに笑いたい方はぜひぜひおこしやす。(*- -)(*_ _)ペコリ
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#ニュースで語る

叩いて、起こして、縛る、お仕事

「叩いて、起こして、縛るんだよ」 私は、頭上に??を浮かべた。何とも卑猥な・・・いやいや物騒な言葉の羅列。 久しぶりに会う叔父が、突然言い出した。  この叔父、昔は〇〇商事(一部上場)のエリート社員だったが、どういう訳か突然会社を辞め、人生からも親戚からも、はぐれメタル状態で世間を浮遊するようになった。  昔はスーツを着込み世界中を飛び回って仕事をしている、文字通り世界をまたにかける男だったのだ。  数年ぶりに出会い、社交辞令的に「おっちゃん、今何してんの?」 と、

悲しきポメラニアン

珍しいことに、ある日オカンが子犬を貰ってきた。 従来は親父が貰ってきたぞ。とどこかの雑種をポイとソファーに投げて飼いだすのが我が家では通例だった。 一匹だけ例外もいたが…… (ミニコミ誌で貰った。たいへんなやつだった。過去の日記「破天荒バカ犬一代記」参照) オカンは常々「犬は死んだら可哀そうだからもう二度と飼わない」と、豪語していた。 そのオカンが子犬を貰ってきたのだ。 いや、子犬に見えた。私の家では、雑種しか飼ったことがなかった。なので私には子犬に見えた。 オ

ヒーロー

台風の季節がやってまいりました。去年の台風は凄かった。車が飛ばされ、屋根が飛ばされる大惨事が大阪を襲った。その時のお話です。 妹君の家が例の台風で被災して、妹君の住んでいる地区よりいち早くライフラインが復旧していた我が家(妹君の実家)に避難してきていた。もちろん、図体のデカい甥っ子どもも一緒だ。甥っ子どもが家に来ると一気ににぎやかになる。 あいつら(甥っ子ども)のオバアつまり、わたしのオカンは、いつもは甥っ子どもに舐められまくっているのだが、オカンが一躍ヒーローになるとき

ヨーグルト

「よ~ぐると」ですか。 私が覚えている限りでいうと、一番古い記憶の中でヨーグルトとの初めての出会いは、5歳ぐらいの頃だろうか。たぶん明治ブルガリアヨーグルトだったと思う。 何故なら、 親父「ヨーグルトってなんやねん」 私「そもそもブルガリアってなんやねん」 妹「これ牛乳?」(妹と私は大の牛乳嫌い) オカン「ヨーグルトは今はやりの食べ物!ブルガリアはどっかあちゃらのへんの国の名前。そして牛乳ちゃう!!!」 という一連の会話を交わした記憶があるからだ。 健康志向の母は、