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女性蔑視発言糾弾の陰で

渡辺直美さん問題が勃発した。佐々木氏は世間の集中砲火を浴びせられています。もちろんあってはならないこと、言ってはならないこと、その前に考えてはならないことだと、それは私も思います。ただ、先ほどテレビCMを観てて、「あれ?!?!」と思った事があります。出川哲朗さんがゴキブリになっているCMです。男性蔑視という言葉はあまり聞かないなぁ?と。もちろん、過去の歴史の中で女性が虐げられてきた数々の背景はわかりますが、男性ならばいいのでしょうか?オリンピックという大きなイベントでなくテレビCMならいいのでしょうか?自分の容姿の事が話題にされたくない、という思いが強いのは女性だけではありません。太っている事を言われるのが嫌な人もいるでしょう。私もかつて太っていましたが、それに関してはあまり気にはなりませんでした。しかし、髪の毛が薄くなってきた事を自覚すると、とにかく会話の中で髪の毛の話が出るのが嫌で嫌でたまりませんでした。特に飲み会等で、女性が男性の髪の毛の話題に触れる時、必死に話題を変えようとする自分がいました。太っているのは、食べ過ぎと言う自覚がありましたが、髪の毛が薄くなるのは自分にはどうする事も出来ないことでした。ひたすらひたすら隠そうと努力して、増毛スプレーも使いました。いまはすでにカミングアウトしていますが、たまに明らかにカツラとわかる人をみると、本人は相当嫌なんだろうなぁと思います。ゴキブリの役って、もし、自分がやれと言われればやるかもしれません。確かに男性の方がジョークで通る人は多いのかもしれません。でも、、、それならいいのですか?さすがに女性タレントにゴキブリの役はやらせないだろうけれど、女性に豚はだめで、男性にゴキブリはスルーなのでしょうか?世間の偏ったジェンダー問題への認識を感じてしまった私でした。

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