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お絵描き記録帳

絵を描こう!と意識し始めて8年くらい経っただろうか。

押し入れを整理していると懐かしいものが出てきた。小学校3年生の時の作品バックだ。学年度の終わりに、書道や図工で描いた絵などを白くて薄いバッグに入れて、各家庭に持って帰るための物だ。
ダンボールで出来ていて、白いバックには自分で模様を描く。私のバックはこんな感じだ。


花が咲いていたり、蝶々が飛んでいたり、小学生らしい可愛らしい絵だ。

よく見ると、酔っ払いのワキの臭さで周りがダメージを受けている。花が枯れ、鳥が墜落している。
何故、これを描いたかは覚えていない。

小学校の時はこのような絵ばかり描いていた気がする。中学生になると人を描く割合が増えた。落書き帳を学校に持って行って授業中に描く悪い生徒だった。

前後の席の子を勝手に描いていた。本人に見せると「上手だね〜!」と優しく褒めてもらった。落書き帳を見返すと人よりもリラックマが多い。

高校生になって、友達と絵を描くようになると人を描くことがもっと増えた。

ノートを破っては描き、破っては描きという事をしていたので、ペラペラの薄いノートが量産された。絵を描く友達がそれを見かねたのか、罫線のないノートをプレゼントしてくれた。嬉しくて描くことがもっと増えた。

ラブライブにハマっていたので、矢澤にこちゃんがノートに何人も居る。今でもにこにーは何も見ないでも描ける。この辺りからアニメキャラを描くようになった。

好きな漫画の模写もこの時に沢山していた。下手くそな自分の絵よりも上手に描ける模写の方が楽しかったからかもしれない。絵が上手くなりたい!と思うようになったのも高校生の時だ。

大学受験も終わり、暇になった高校三年生の春休み。私はスプラトゥーンを毎日毎日飽きもせずにしていた。初めてのデジタルで描いたのはスプラトゥーンのイカちゃんだ。

残念ながらデータがどこかに行ってしまって見当たらない。色が汚い酷い絵だったとだけ言って置く。

私は、ペンタブを持ってなかったのでスマホのお絵描きアプリで描いた。筆の代わりにペンを使うのは慣れない作業だったが楽しかった。

スプラトゥーンに合わせてTwitterを始めた。その事もあり、絵を描く機会が格段に増えた。スマホでイカちゃんを描きまくった。線画を指で描くのは厳しいので、紙に描いた線画を写真にとってそれを線画代わりにしていた。

フォロワーのアイコンを描いたり、誕生日プレゼントとして描いたりしていた。結構、喜んでくれて調子乗ってどんどん描いた。

大学生になり、母がペンタブを買ってくれた。
「折角だし、大きいやつ買ったらええよ。」
Wacomの真っ黒な板タブは私のお小遣いでは到底買えない値段で驚いた。

これは、SAIを買って初めて描いたものだ。最初は無料のソフトで描いていたが、思った所に線を引けないのがストレスで、有料ソフトを買うことにしたのだ。

大学3、4年生の時は、絵をほとんど描いて無かった。就活が近づいて来た事が原因かも知れない。

大学を卒業し、社会人になった。就活は苦労したが、念願の東京で働くことが出来た。

働き出して2、3ヶ月経った。私は希望していた仕事とは違う場所で研修している事にストレスが溜まっていた。このまま、ずっと此処で働くのは嫌だ。
「絵で仕事出来たら良いのに」
イラストレーターになる自分を想像し、現実逃避した。無性に絵が描きたくなって、Twitterである試みを初めた。

1ヶ月お絵描き計画が始動した。

https://mobile.twitter.com/i/moments/1277996570638573568

1ヶ月休まず描いたことで少し自信がついた。色を塗らなかったりした日もあったが、毎日ペンタブの前に座ることが出来た。自信がついた私は、iPadプロを購入したことを期に新しくお絵描き用のTwitterアカウントを開設した。


それから数ヶ月後、色々あって仕事を辞めてしまった。東京からも撤退した。
私は仕事で絵を描きたいな、と思った。とりあえず、また1ヶ月絵を描くことをこっそり目標にした。

きちんと資料を用意して描いた1ヶ月だった。2日くらい絵が完成せずに空いてしまったが、概ね描けたので良しとする。

自分の絵を振り返ってみたが、昔の絵になるほど顔から火が出るほど恥ずかしい。でも、前より成長している実感も得られた。

もっともっと絵を描いて仕事にしたい。今は年内にお仕事を貰うのが目標だ。

無謀な願いかも知れないが、私は愚直に希望に向かって歩いて行こう。

追記
これを見ている方で依頼したい!と思った方は是非、ご一報下さい。スケブもあります。

おしまい

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