夏のシェフの簡単おうちごはん「揚げ焼きナスのマリネ」
初めてのnoteの記事が、まさかナスのマリネのご紹介になるとはちょっと思っていなかったのですが、
ナスが美味しいこの季節のうちに、早くご紹介させて頂きたく。
皆様にもお試し頂けたら幸いです。
その前に、
「なぜお菓子屋さんがナスのマリネの紹介を・・・?」
と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、ちょっとだけご説明させて下さい。
私達は現在、「シチリアーモ」という屋号でシチリア菓子をメインに製造・販売させて頂いておりますが、
2021年に「シチリアーモ」として再スタートする前まで、10年間、シチリア料理に特化したレストラン「ラ クチーナ イタリアーナ ウエキ」を営業させて頂いておりました。
シェフは23歳の時にイタリアに渡り、トータルで4年半、シチリアを含むイタリア各地(と少しスペイン)の星付きレストランで修行して帰って来ました。
なので、当店のシェフは菓子職人ではなく料理人です。
レストランを営業していた頃からずっと、現地で学んだ技術を基に、料理からドルチェ、パンに至るまで、全て自分で作っております。
料理に限らず、ドルチェもパンも、食べるのも作るのも大好きなシェフです。
シチリアで修行した2つ星リストランテの「ドゥオーモ」では、師匠のチッチョ・スルターノシェフの元で、料理だけでなくドルチェとパンも学ぶことができたこともあり、本当に貴重な経験だったと話しています。
表現が難しいですが、
きっとシェフから見たら、全てが「料理」の一つで、ドルチェに対してもパンに対しても、料理を作るのと同じような目線で、「料理人」として取り組んでいるんだろうな、と傍で見ていて感じています。
そんなシェフは、家に帰っても「料理人」で、
実は我が家の食事は基本的に全てシェフが作ってくれております。
割合はもう、、
10:0でシェフです。(合掌)
こんなありがたいことはないです。(ただただ合掌)
特別な食材を使った手のこんだ料理というわけではなく、シンプルなもので十分で最高に美味しく、それが旬の食材であれば尚のこと、心も身体も満たされ、癒されます。
(ありがたく頂きながら、自然と拍手している自分がいます)
シェフのおうちごはんのレシピや、それにまつわるお話をシェアさせて頂くことが、なにか少しでも皆様のお役に立てたり、楽しんで頂けたら嬉しいです。
そんな訳で、
私達の大好きな一品、
今年の夏も、すでに何度も作ってくれているこちらを今回はご紹介させて頂きます。
改めまして、
【揚げ焼きナスのイタリア風マリネ】
です♪
”揚げ焼き”というのがポイントなのですが、
フライパンに油を張って、片面ずつ焼くので、油の中に丸ごとナスを投入して揚げるよりもヘルシーで、最後の油の処理も簡単です☆(洗い物担当より)
油は多めに使いますが、赤ワインビネガーでマリネしますので、暑い夏でも意外とさっぱりと召し上がって頂けるんですよ。
作ったその日から美味しく食べられますが、翌日になるとビネガーの酸味がまろやかになって更に美味しい。。
冷蔵庫で3~4日はマリネ具合の変化も合わせてお楽しみ頂けますので、作り置き料理にもおすすめです。
ちなみに、レストランをしていた時にランチでお作りしていたシチリアの定番パスタ「スパゲッティ・アッラ・ノルマ」のナスもこの”揚げ焼き”方式で毎日仕込んでおりました。
<材料はこちら>
・ナス
・油
・赤ワインビネガー
・塩
・乾燥オレガノ
*お召し上がり前にはエキストラバージンオリーブオイルを是非。
赤ワインビネガーは、揚げナスとの相性がとても良く、馴染んだ時にとても柔らかい酸味になります。スーパー等でも販売されていますので、サラダにも使えますし、1本あると便利です。
乾燥オレガノも、スーパー等のスパイスのコーナーのものでOKです。
<作り方>
1.ナスを半分に切り、内側に包丁で格子状の切り目を入れる
(ナスが大きい場合は、更に半分に切る)
2.フライパンに油を入れ、火を付ける(中火)
3.油が温まって来たら、ナスを内側を下にして並べ、”揚げ焼き”していきます
4.揚がったナスが熱々のうちに、塩、オレガノ、赤ワインビネガーをかけます
5.容器に移し替えて、粗熱が取れたら冷蔵庫へ
ワイン好きの方は、スパークリングワインや白ワインが欲しくなりますので、事前に準備されることをおすすめします。
是非お試し下さい。
作ってみられたご感想やご質問等もいつでもお待ちしております。
美味しい幸せの輪が広がりますように。
最後までお読み下さりありがとうございました。
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