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(書評)ヨガナンダとアリさん


アリさんは「ダンテス・ダイジ」繋がりとして、前出の「ヨガナンダ」のことも、ここで記して置きたい。

アリさんが昔 、数多くの自己啓発系、精神世界系の書物を読んできた中で、とりあえず、これらのカテゴリの中で、これは読んだほうがいい、と推薦できる書物といえば、前出のダンテス・ダイジ著「ニルヴァーナのプロセスとテクニック」とヨガナンダ原著「あるヨギの自叙伝」の、この2冊だ。
実はこの「あるヨギの自叙伝」はアリさんにとっては、俗にいう神秘体験があった、と言っても、さしつかえのないものがあるのである。神秘体験というものは、自分が見た、本当に「個人的な世界」である。誰にでもあり得るが、自分だけの世界の話だ。
ゆえに、この著書に関しても、アリさんが書かなくて誰が書くのだ、というような自分だけの使命感にも似たものがあるのだ。

【昔、ものすごく目から鱗の大衝撃を受けた本があった。図鑑のように分厚く大きい本で、ヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」という本であった。
この本を読む以前に、ボクは夢を見た。彫りの深い顔立ちをした青年が目の前に現れて、なぜかボクはその青年に「おんぶ」されている。
そして、その青年の足がカエルのようなかたちに変わった。そして、ボクを背負って大きく大海原が広がる断崖をジャンプした。
そこで目が覚めた。そして、イメージとして、なぜか「神戸港」という言葉が浮かんだ。
その夢を見た、だいぶん後に「あるヨギの自叙伝」という本を図書館でボクは手に取ることになる。そういえば、この顔立ちの人は、夢に出てきた、この人だったのではないかと。そして、ヨガナンダは日本に来た時、実際に神戸港から訪れていた。このことは本を読んで分かった。】
以前、閉鎖した稚拙なブログであるが、アリさんが書いた文章である。たしか、明け方に見た夢(ビジョン)であった。明け方に見た夢というのは、俗にいうスピリチュアルという分野では啓示的なものが多いと記憶している。あえて言うと、そういう神秘体験は、よほどの事情が無い限り、誰にも語ってはいけないものなのらしいのではあるが。
ただ、今現代の人類が所有するテクノロジーでは、「神秘体験」さえも軽々と演出できるのだ。この記事ではそのテクノロジーについては書かないが、アリさんにとっては個人的な神秘体験だったと言わせてもらおう。

「あるヨギの自叙伝」はクリエイティブな仕事をしている人、音楽家の方とか、何かのアーティストを目指している人などは、読んでいなくてはいけない必読書だとアリさんも思う。(Amazonの書評でも、アリさんと同じように思っている人はたくさん居るようだ。)

今現在、本屋さんに大量に並んでいる後発のスピリチュアル系の書物というのは、ヨガナンダの言葉をあれやこれやと表現を変えて記しているだけという、悪い言葉でいうと「亜流の書物」が多いような気がする。
本当に俗にいう「スピリチュアル」なものを読んでみたいと望むなら、真っ先に、この「あるヨギの自叙伝」を選ぶほうが良い。
図鑑のように分厚く、重く、大きな書物で、インド人でベンガル語で育ったヨガナンダが、英語で書いたものを、さらに日本語に翻訳された、野暮ったい、田舎臭い雰囲気すら漂わせている、決して読みやすいとは言えない代物ではあるが。

アリさんはちなみに「あるヨギの自叙伝」は、読み初めて何ページかめで、猛烈な眠気で、ほぼかなりの確率で十数分かは眠ってしまう。圧倒的な癒やしの波動の前では、感性が少し鋭敏な人は、気を失ったように「真っ白となって」昏睡したように眠ってしまうようだ。(活字疲れではないはず。絶対、活字疲れではないはず・笑)

最後に、今現在、アップル製品は人類の何パーセントぐらいの割合で愛用されていることだろう。
その創始者のスティーブ·ジョブズの葬儀の時、参列者に配られたiPadに入れられていた書物がこの「あるヨギの自叙伝」であったらしい。ジョブズ自身がこの1冊だけを選んだようなのである。
ジョブズがどれだけヨガナンダからインスピレーションを得て、造詣を深めていたかを伺える逸話である。ゆえに、アップル製品を愛用している何億人、数十億人という人達は、間接的にヨガナンダから、何らかの影響を受けているといっても過言ではないのだ。

『あるヨギの自叙伝』より 森北出版

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