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SOFEX2015 にアリオーゾ部員がゆるっと乗り込んでみた

はじめに

アリオーゾではこれまで全4回に渡り、13日から15日にかけて上智大学を会場に行われる上智大学・西江大学スポーツ・文化交流会、通称SOFEXについてお届けしてきた。当日はアリオーゾがやらなくても、上智新聞さんが現場の様子を詳しくレポートしてくださるだろう……と思ったが、連載記事でイベント魂に火がついてしまったので、中日の14日、ゆる~くSOFEXに乗り込むことにした。

横断幕の彩度の高さにテンションがあがる。

構内のようす

学内に入ると、”Festival of exchange"と書かれた緑のパーカーを着ている人をたくさん見つけた。上智生も西江生も同じパーカーを身につけており、法被のようでお祭り的一体感があった。

到着したのがお昼すぎだったので、腹が減っては取材はできぬと思った私は、とりあえず食料調達のため11カフェへ向かった。意外にも中は大変にぎわっていた。

日替わりのプレートはなぜか中華だった。

SOFEXとは関係ないが、日替わりではなくわざわざ「プレート」と名のつくメニューにまま丼が登場するのは、構内のプチ不思議である。

SOFEX神学シンポジウム

お腹を満たしたところで向かったのは、学術交流イベント「神学の普遍性と地域神学」をテーマとした「SOFEX 神学シンポジウム」。そもそも西江大学とはカトリックのイエズス会を共通の創立母体とする関係でご縁があるのだから、これこそSOFEXの真髄ではと考え、入ったこともない7号館14F特別会議室へ急いだ。

ちなみに筆者は法学部である。

シンポジウムは学内公開で予約不要、参加無料だったが、会議室に学生らしい人物は私1人で、他には研究者とみられる方が9名がいるだけであった。

チョコのフィルムを開く音が響くなか、西江大学のクウ先生は発題"Searching for meaning of Solidarity from Gaudium et Spes"について、流暢な……韓国語でお話しになった。韓国語が分からないので「ハムニダ」といった語尾から山形弁的な方言を連想することしかできなかったが、まもなく上智の先生が通訳してくださったので安心した。内容は、カトリック教会がバチカン公会議で採択した現代世界憲章(Gaudium et Spes)を通して、現実に生きる人々と共に歩み問題を解決していく、連帯(Solidarity)の姿勢を示したというものであった。カトリック教会の立場について理解を深めることができた。

非常に有意義なシンポジウムだ。

卓球

15:00を回ったところで7号館を出て、いよいよ卓球の対戦が行われている第二体育館へ向かった。温泉卓球程度しか経験がなく、大学生以上の試合を初めて生で観戦した筆者は、そのレベルの高さに驚いた。ネットインの連続でラリーが続くなどミラクルだと思っていたが、周囲の皆さまにとっては日常茶飯事であったようだ。

応援席からはラリーが止む度にこれぞ体育会系といった、「ヤー!!!」という気合のこもった歓声と拍手があり、会場は大いに盛り上がっていた。

総合結果は5-0で上智が勝利!

伝統音楽・舞踊

卓球の後、人の流れに沿って10号館講堂へ行くと、学生による日本語と韓国語のナレーションで伝統音楽・舞踊の発表が始まった。

まずは浴衣姿の上智筝曲部が登場し、琴、三味線、尺八による「若水」と、琴と尺八による「千鳥の曲」を披露した。弦と笛の落ち着いた音色がぴったりと重なりあうのがなんとも心地よい。また、個人的には琴を弾いたり押さえたりする所作が美しくて好きである。

目を閉じると高級なお蕎麦屋さんに来た気分であった。

後半は、西江大学のSamulnori teamが伝統衣装パジチョゴリに身を包み、演奏を披露した。打楽器を使った迫力のパーカッション・アンサンブルは、筝曲部の演奏とは対照的に、次第にスピードを増す強烈なリズムで観客を引き込んだ。

音楽もさることながら、女性の豪快な胡坐が凛としてかっこよかった。

まとめ

SOFEXは自身にあまり接点のない学術・スポーツ・文化に触れる良い機会であり、秋にぴったりのイベントである! 筆者の英語はあまり通じなかったが、勇気を出して韓国の方と少しお話しすることもでき、良い刺激となった。今年度は家族で外食の予定があったので伝統音楽までで帰宅してしまったが、再来年の開催ではぜひステージライブやダンスなども見てみたい。

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