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ヤドカリが好む潮だまりみたいに、点々と洋服が落ちている部屋

訳あって会社を休んでいるので、気が向いた時に日記を書いていこうと思う。私にとって文を書く行為とは、無数の五角形と六角形が散らばった部屋で、それらを空中のてきとうな場所にぺたぺたと嵌めていき、何とかサッカーボールらしき球体を作り上げていくような、そんな作業だ。だから、未来から過去へ時間が流れ、上から下に指示がおりてくるような一本道の会社仕事とは相性が悪い。切り替えが下手な私はすぐに何も書けなくなってしまう。そんなわけで小休止中の今がチャンスじゃないかと思っているのだ。

あらすじよろしく、最近の振り返りから始める。このところはぬるっと、転職しようかなあ〜なんて思っていた。そして血迷った末に性格診断テストなんてものをやったりしていた。血迷った末に。私は自己同一性を幻想だと思っている。というより、アイデンティティを前向きに捉えることが胡散臭いと思っている。なぜなら、私の行動パターンになんらかの顕著な傾向がみられる時、それには精神疾患の名前が付いたり、昔のトラウマに起因していたりするのだ。思考の癖は、単に遺伝子に組み込まれていたもの、もしくは生まれてから今日に至るまで無意識に積み重ねた危機回避方法。それくらいのものなんじゃないか。自己同一性に対する過剰な意味づけは、自己責任論のベースとなっているような気がして気味が悪い。

(↑オタクくん顔真っ赤じゃん)

あとは、撮影つづきの毎日だった。ここ二週間くらい、ほぼ切れ目なく撮影だった。何で写真が好きなのか、的なのも書きたかったんだけど今日は疲れたからここまで。

photo by ふくしマンさん @TomoyoFuku

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