水瓶座冥王星の役目は『刷り込みからの開放』だと思うのですよ

今、冥王星様が水瓶座にいらっしゃいますよね。
そのお役目って
なんなのかなぁと考えていたんですけれど
『刷り込みからの開放』
じゃなかろうか？
と思うのですよ。

人間は、幼少期の刷り込みによって
その後の生き方が変わる可能性が高い。

「結婚するのが女の幸せ」
「結婚して家族を養ってこそ一人前」
「女は子供を産んで一人前」
「一流大学を出て有名企業に就職すれば一生安泰」
「男は泣くもんじゃない」
「女はおしとやかにするものだ」
などなど。

結婚するのも、一流大学を出て有名企業に就職するのも
男が泣くな、女はおしとやかに
なんて、したい人はそれをすればいいけれど
個人がどのように生きたいか？
が大事であって、その通りにしなくちゃいけないなんてことはない。

旧世代（～昭和）までは
そうしたほうが生きる上で安定したのだろうし
そうしたほうが生きやすかったかもしれないが
今は、かえって旧世代のしがらみに苦しめられている人が
多いような気がする。

鑑定の現場で、悪意なんて全くない周りの大人から
「結婚を…」などの話で刷り込まれた記憶が
本人を苦しめている場面をたくさん見てきた。

いまだに
・クリスマスケーキ信仰（25歳を過ぎたら売れ残り）
・仕事ができる30代より仕事ができない20代が優遇される
・女と畳は若ければ若いほうがいい
・離婚は子供がかわいそうだからしてはダメ
とか、マジでいっているジジババがいるからね。
そして、それを正しいと思い込んでいる若者がいるからね。

確かに
出産は、ある程度年齢制限がある。
子どもを望む人であれば、身体的な理由で制限は出てくるから
旧世代の話のすべてを真っ向から否定できない部分もある。

離婚は子供がかわいそうにしても
確かに、そういう面は否めないと思うけれども
家で各種DVをされても我慢しろっていうのか？　という話。

何でもかんでも
今の時代に合わせればいいというものでもないが
価値観は時代とともに変化を遂げる。
今の時代に合わない価値観を押しつけて
「今の若者はガマンが足りない」っていうのは
おかしいと思うのです。

『負の連載』ってあるでしょ？
『負の連鎖』
って断ち切れるんですが
諦めて断ち切らないと連鎖は続きます。

冥王星山羊座世代までは
旧世代の悪しき風習が連鎖していて
たとえば
・離婚の連鎖（親が離婚してると子も離婚する）
・男は仕事で稼ぐ、女は家庭を守る
・男性の仕事を補佐するのが女性の仕事
など、まだまだありますが
そこに縛られる理由がどんどんなくなっている。
はずなのに
どこか
それらのことに縛られている部分があります。

家父長制度が残っていた山羊座までの世界では
『◯◯だから、仕方ない』
と諦めていた部分もあると思うのですが
これからは
『◯◯だけどこうしたらどうだろう？』
と思える環境が整いつつある（はず）。

「風の時代」というのは
縦の繋がりではなく、
どちらかというと横のつながりがメインで
『みんなにとっても個人にとっても居心地のいい空間』
が大事になってきます。

誰かが我慢をして成り立つ部分は
確かにあると思うのですが
それを
「誰か一人がガマン」
しているのではなく
「我慢の原因はなに？」
に着目することが大事になってくると思うのです。

長年、マンパワーで縦のつながり重視で
データで効率よく動かしていく世界で
世の中が成り立ってきた。
大きな組織を動かすうえで、
それは大事なことだったかもしれないけれど
データだけ切り取っても
そこに心が伴わなければギスギスするばかり。

水瓶座は何を考えているのかわからない
と思われがちですが
前世代のやさしさの考え方と違う考え方で
ものごとを進めていこうとしますから
優しくないわけではないのです。

だれかが独善的に決めるというより
それぞれの考えを持ち寄りみんなで解決しよう
みたいな思いが強いと思うんです。

まだ現状が整っていない部分は多々ありますが
これから整ってくる（はず）。

「はず」なんだから
旧式のやり方で変えられるところは
変えていく必要があります。

もちろん
よい部分は、今の世の中に合う形で
残していけばいいんです。
何でもかんでも変えりゃいいって
もんでもないし。

大きな制度を変えるには
それこそ
10年単位の時間が必要かもしれませんが
個人のやり方を変えるのは
そんなに時間はかからない（はず）。

人間は変わりたくない生き物だから
抵抗や反発もあると思いますが
それは
どの時代にもあったと思いますけどね。