環境初期の妖怪ネクロについて

はじめに

こんにちは、ありみやです
このnoteでは今環境の強デッキの1つに挙げられる妖怪ネクロについて書こうと思います。

注意点として1点申し上げますと、このnoteは実績を残したプレイヤーが完成したデッキ構築・プレイングを教授するものではなく、あくまで議論のきっかけや発展を期待したものとなっています。その点を踏まえ以下の文章を閲覧して頂けると幸いです。

構築(確定枠)

妖怪ネクロの確定枠は以下のカードとなっています。

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ミヤコ…1/1/1 1回ダメージ無効とフォロワー単体としてはルリアの上位互換。UBが守護どかしや高スタッツフォロワーの除去に強いのはもちろん、アマツエルフ、潜伏ロイヤル対面においては1t目からプレイすることで序盤のテンポを握ることが出来る。1t目以外はあまり雑に投げないこと。

百鬼夜行…手札交換カード。ダブついたカードや最序盤では活かしづらいカードを有効な手札に変換できる。先1から墓場を+2できる点も優秀。スカルクレインで加えたスケルトンを葬送したい。

雪女…2t目に置くことは少なく、永遠の誓いにより0コストで中盤の大量展開されたフォロワーの処理を一旦先延ばしにできる。酒呑童子の効果下ではエンハンス8で6/5疾走、フォロワー選択破壊とドラゴンレジェンドのカヤ並のスペックを誇る。

火車…全対面キープ対象となり、このデッキのエンジンともなる3tに優先して起きたいドロソ。後半は百鬼夜行のコストにもできる。

酒呑童子…妖怪ネクロのキーカード。4/1/4必殺と優秀な性能をもちながら進化効果は壊れの一言。進化権回復効果をもち、1枚で完結している。
先行5tではセレスよりも優先して起きたい。

永遠の花嫁・セレス…交戦性能の高さはもとより、前環境以上に永遠の誓いを活かすことが可能になった。打点を出してくるデッキが多い中回復効果も貴重。

大妖狐・ギンセツ…妖怪ネクロのフィニッシャー。盤面処理、回復、守護、疾走(酒呑童子付与時)と1枚で全てをこなす15弾最強カードの1枚。
アクセラレートで1or3体の守護を立てることもでき、自然ウィッチや潜伏ロイヤルのような1体のフォロワーが高打点を出すデッキに対して刺さる。

選択枠

採用率の高いカード

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極光の天使…疾走フォロワーが多い今環境で効果を活かせることが大きい。また、ネクロマンサーにとって貴重な2/2/2フォロワー。

魔拳法・ソーラ…誓いを撃つターンに0コスで2面除去することで隙を最小限に抑えられる。
しかし進化権は酒呑童子、セレスに切りたい点、ネクロマンス管理が際どいため0枚採用構築も多い。

レジェンダリースケルトン…5点疾走、UBのための進化稼ぎ、確定処理と多くの役割をもつ。ギンセツ展開後に守護裏に添える動きも強力。
ウィッチ対面では2t、先4tに置くことで進化の牽制にもなる。

スカルクレイン…先2で無難に置ける2/2/2フォロワー。体力1のフォロワーが多く、マジックミサイルなどで簡単に取られてしまうため2/2フォロワーは貴重。ラストワードで加えるスケルトンは百鬼夜行のコストに使える。

悪意の憑依…ネクロマンサーは盤面による処理が多いため攻撃不能や守護裏のフォロワーの処理が困難であることや、横展開に対しての回答となる。

不可視の死霊・ヘリオ…打点、盤面の強さを補う役割をもつ。対面よ消滅カードの採用が少ないため相手に圧力を与えることができる。今環境では火車を優先的におきたいことや、他のカードを優先させた結果2〜3枚採用が多くなっている。

座敷童…ネクロミラーにおいて強力な役割を果たす。(攻撃による処理がメインなため)自動進化によりUBのカウントも進めることができる。

ドクロの霊能者・シノブ…UBが非常に強力で、憑依やミヤコなどを合わせることで式神ウィッチなどの横展開の処理を容易に行えるが、このカードに進化権を切ることは少ない点や、マリガンでは返す対象でサーチ対象にもならないことから序盤に手札に加えることにやるUBの早期発動が難しいため0or3枚採用となることが多い。

シヴァ…疾走環境に対する大型守護の役割かつ腐ることの無い強力な効果のため1~2枚採用が多く見られる。しかし誓いのターンと被ることやこのカード自身に盤面処理能力が無いため進化権や場に出すタイミングが難しくなる。

採用率の低いカード

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個別の説明は割愛

自然軸カードの採用については大きくデッキコンセプトが異なるため載せていません。

マリガン

最優先で酒呑童子を探しに行きます。
先行 2コスフォロワー、火車、酒呑童子
後攻 酒呑童子、憑依、火車
酒呑童子、セレスがある時で後攻の場合はギンセツもキープして構いません。それ以外の場合は基本的にギンセツは返していきます。
ロイヤル、ウィッチ対面では先攻の場合ミヤコをキープしてもいいです。(1tにプレイ)

プレイング

理想的な動きは

1t 百鬼夜行
2t スカルクレイン(2/2フォロワー)
3t 火車(座敷童)
先4t 3コスカードor進化牽制レジェンダリースケルトン 酒呑童子が複数枚あれば酒呑童子
後4t 酒呑童子
5t セレス
6t 永遠の誓い
7t ギンセツ

後攻4t(先5t)に酒呑童子を進化させることを最優先させるのがこのデッキでは大切となってきます。4tまではドロー優先の動きを心がけていきたいです。
先5で酒呑童子を進化させた場合は無理にセレス→誓いを狙わず盤面を強くする動きをとりつつスケルトンの5点疾走、9コスギンセツ着地を狙っていきましょう。ギンセツで最大8点の回復ができるため多少のダメージは受けても相手の体力を優先しても問題はありません。
酒呑童子が置けない場合はロングゲームを見据え、リソースの吐きすぎに注意して下さい。特に0コスに下がったカードは盤面強化に使いたくなりますがスケルトンやミヤコなどはできるだけ疾走を付与させ使いたいカードとなります。

対面相性

有利…自然ビショップ、ヴァンパイア全般
微有利…式神ウィッチ、進化(自然)ロイヤル、密林エルフ
五分…アマツエルフ
微不利…潜伏ロイヤル、自然ドラゴン、自然ウィッチ
不利…守護ビショップ
不明…ネメシス(対戦数不足)

構築案

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潜伏ロイヤルが多い環境をふまえたシヴァ2枚採用

最後に

ネクロマンサーはカスタマイズ性に富んだクラスのため環境の推移やプレイヤーの個性に合わせることができます。
環境初期ということもあり構築、プレイング共にまだまだ研究段階ですが個人的には第6弾SFL期のミッドレンジネクロ、第10弾OOT期アーカスネクロ以来の最強デッキになるポテンシャルを秘めていると考えています。今後の展開に期待です。

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