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『好きなモノだから 好きでいたい』という話

※本記事は、『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2-FIRST SEASON-01 天海春香』に収録された楽曲『START!!』の歌詞を一部引用しています。


ンヒィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜𝐓𝐇𝐄 𝐈𝐃𝐎𝐋𝐌@𝐒𝐓𝐄𝐑 𝐂𝐈𝐍𝐃𝐄𝐑𝐄𝐋𝐋𝐀 𝐆𝐈𝐑𝐋𝐒 𝟏𝟎𝐭𝐡 𝐀𝐍𝐍𝐈𝐕𝐄𝐑𝐒𝐀𝐑𝐘 𝐌@𝐆𝐈𝐂𝐀𝐋 𝐖𝐎𝐍𝐃𝐄𝐑𝐋𝐀𝐍𝐃!!! 最高〜❗️❗️❗️

かつて『シンデレラガールズが好きだった』オタクも全員観た方が良いですよ、コレは……。
『10年の歴史の中に、自分も居たんだ』と思える、最高のライブでした。

だって高垣楓が歌ってるんですよ❗️❗️❗️❗️❗️
高垣楓❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️

おかしくなっちゃいそう❗️❗️❗️❗️
心臓が破裂しそう❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️

あの歌がメチャクチャに上手い人、俺の担当ね😎


じゃあ………アイマスの好きな楽曲の話するか(唐突)


天海春香の『START!!』



Hotel Moonside、Super Duper、Secret! Playful! Drive!、Dye the sky.と各ブランドのオキニ楽曲を並べただけでもう『『趣味』』分かり易すぎ〜☝️💦となるのだが、765プロの楽曲を選ぶとするとやはり天海春香の歌う『START!!』なのだ。
「やっぱコレだね〜!」と地元のラーメン屋のいつものチャーシューを濃厚鶏豚骨スープに浸し、ほどよく歯応えのある麺を挟んで一口目を啜った時のあの感覚を彷彿とさせる、筆舌には尽くし難い安心感がある。まあこの前帰郷したらそのラーメン屋が潰れてて鬱ツイを連発してたんですが。

もうこの世に存在しない、世界一美味い地元のラーメン


それはそれとして、天海春香/START!!は本当にすごい。アイマスアイドルのソロ楽曲はやはりアイドルなのでファンに向けて歌う物であるのと同時に、ファンでなくプロデューサーの様にその『アイドル』を『個人』として思える程に近くから見守っていないと歌詞の意味が読み取れない、他のコンテンツで言うキャラソンのような相容れないアンバランスなふたつの要素から成り立っているのですが、この楽曲はその相反する2つの要素へ向き合った『究極』であるとすら思ってます。オタク、あまりデカい言葉を使うなよ。肩透かしを食らうぞ。読者が。

ちょっと話変わっちゃうんですけど、長い間同じコンテンツにいると『好き』『呪い』に変わる瞬間があるじゃないですか。どうしても許せない物がコンテンツから出てきてしまった時に、『好き』『呪い』に反転する。オタクの心が術式反転。愛はこの世で最も歪んだ呪いとあの五条悟も言ってますからね🤞😎

そんな時、天海春香の『START!!』を聴くと励まされる。『好きなモノだから好きでいたい』『嫌いなモノでも好きになりたい』。底抜けに明るい歌声で贈られる、あまりにも綺麗で、真っ直ぐで、眩しすぎる歌詞。16年間コンテンツの顔として走り続けている『理想のアイドル』に相応しい、自分もこうありたいなと思えるような歌詞であると同時に、本当にそれで良いの?本当にそれで大丈夫なの?と問いたくなるような危うさも併せ持っている。

そもそも、『嫌いなモノでも好きになりたい』だなんて、そんな明るい声で歌うような言葉じゃないだろ。無理しなくていい。逃げたっていいんだと声を掛けたくなる。しかしそんな声を掛けても、きっと天海春香は困ったように笑いこう返すと思うのだ。


「でも、私は天海春香だから」


書いていて気が付いた。こう返すと思うのだ、
なんて書いたがやっぱり違くて、どこまで行っても
「こう返して欲しい」という自分の願望だ。


初期の頃のような、年相応なワガママを言ったりしていた彼女はもう居なくて、16年という歴史を持つコンテンツ『THE IDOLM@STER』の顔として、理想のアイドルとして振る舞う。「それが自分が選んだ道だから」と少し寂しげな表情を見せた後に、舞台裏から踵を返して、歓声の溢れるステージへと向かい、ついさっきまで話していた時のような一抹の寂寥を感じさせずに、ファンの前では満面の笑顔を見せるような理想のアイドルでいて欲しい。


『好きなモノだから好きでいたい』
『嫌いなモノでも好きになりたい』


そんな人によっては綺麗事だと一笑に伏される事だってきっと天海春香は本心から言っているし、その信念故に壁にぶつかったとしても、持ち前の直向きさで頑張って貫き通していってしまうのだろう。


「天海春香なら、きっと」
そんな願望に応え続ける存在。


『理想のアイドル』という『呪い』。

天海春香は、そんな願望が16年間積み重なった末に普通の女の子から完成された『偶像』へと
成り変わっていってしまった存在なのだ。
少なくとも、自分にとっては。

錦織敦史監督によって生み出されし世界一美しい『絵画』


え?何………急にメチャクチャ気持ち悪い『語り』を入れ始めたんだけど、このオタク…………怖…………。


それはそれとして、天海春香の『在り方』は
本当に美しくて、あまりにも眩しすぎる。

こうありたいな、とは思うが
こうなりたいな、とまで思えるかは自信が無い。


それでも様々な「こうあって欲しい」という身勝手な願望を長きに亘って押し付けてしまった分はしっかりと返すべきだと思うから、普段からコンテンツに対して同じ言葉を叫んでいる。


『好きなモノだから好きでいたい』の裏側に、
『嫌いにはなりたくない』という悲鳴を隠して。

『嫌いなモノでも好きになりたい』の裏側に、
『どうか嫌いなモノにだけはならないでくれ』
という懇願を込めて。


そんなチグハグで表裏一体な言葉を
ずっと叫び続けている。

言ってはいけない言葉を飲み込み、こればかりはどうにかならなかったのかと思う事は然るべき場所に書き連ねて送り、他の皆のいる前では「自分はこのコンテンツが大好きなんだ」と本心から言える言葉だけを口に出す。

嫌な事があったのならそのコンテンツから離れれば良いだけの話というのも理解できるが、いかんせん自分の中で大きな存在になり過ぎて切り離せない。
もう既に身体の一部も同然なのだ。

いや身体の一部は言い過ぎですわ〜❗️(大道寺知世)


もっと正確に言うと、切り離そうと思えば切り離せるんだろうが、きっと切り離して失ってしまった部分を、もう何も無くなったはずの所にある『何か』をずっと見つめ続けてしまいそうな気がする感じ。

嗚呼オタク、マジで愚か😂☝️💦


昔、そのチグハグさに耐え切れずにアカウントを消してしまったフォロワーが、「そんなに苦しむくらいならさっさとコンテンツから離れた方が良いよ、早くやめなよ(意訳)」と流石に見ていられなくなった相互フォローらしき人からのリプライに返した言葉が今も強く脳裏に灼き付いている。


「自分の好きなアイドルは、
ここにしか居ないんだよ」



彼を思い出す度に思うのだ。


『好きなモノだから好きでいたい』
『嫌いなモノでも好きになりたい』


そんな言葉の成れの果ては、
彼だったのではないかと。



『何があっても、ずっと好きでいてね』
という呪い。

きっとその呪いを自分が1番最初に掛けられたのは、正にこの楽曲『START!!』だった。

『好き』『呪い』に変わるのではなく、

『好き』がもう『呪い』なのだろう。


それでも、そんな呪いの熱に自分から浮かされていくような人間が沢山居た。何があっても結局はバカみたいにそのコンテンツに着いていっちゃうような呪われたオタクが大勢居たからこそ『今』があるのだ。最高に楽しめている『今』は、そんなクレイジーなオタク達が居たからこそ、ここにある。

実際、そんなオタク達に自分は救われているのだ。自分が我那覇響に出会ったのは2008年だったが、実はそこから後はアニメ化する2011年まではアイマスから離れていた空白期間がある。

こう書くと如何にも思う所があって離れてました感があるが、コレは単にラブプラスやMGSシリーズ、イナイレとかの方にハマってただけなので特に重い理由とかは無いんですけどね。何か…すみません…。


しかし、この偶然にもアイマスに触れていなかった2008〜2011年という期間にアイマスで何があったかはわざわざ語る必要も無いだろう。


本当に、酷い。
記事や伝聞からでしか自分は知れなかったが。
本当に酷い事があったのだ。

SideM 1stで、それが一体どれだけの事だったのかの片鱗を味わった記憶は、今も強く胸に残っている。


全てが終わっていたっておかしくなかった。
それほどに、凄惨な物だった。


しかし、そんな事件を目の当たりにしても。

『好き』でいよう、『好き』で居続けようとした
大バカにも程がある人達がいたのだ。


ずっと、ずっと。

その大バカな人達に感謝している。


きっとその呪われた大バカな人達が居なければ、
自分にとってアイマスは多分「昔やったことのあるゲーム」程度で終わっていた。

その先は、きっと何も無かった。


心の底から大好きだなんて言えてしまうアイドルに出会う事も、後先考えずに関連アプリを入れまくり毎日のように押し寄せる怒涛の供給量に叫ぶ事も、こんなに沢山の楽曲を買って聴く事も、それらを繰り返した結果「今月……金ねンだわ😁🤚」と死にかける事も、初対面の人や顔すらも知らない人と同じコンテンツの話題で盛り上がって仲良くなる事も、そんな人達と一緒にはるばる遠方までライブに赴きアイドルと演者さん、そして最高の楽曲が織りなす『物語性』を勝手に感じ入り衆目の面前で情けなくボロボロと涙を流す事だって、きっと無かった。



だから、自分もそんな呪われたバカでありたい。

何があっても笑っているような愚か者でありたい。



コンテンツに踊らされる道化でいる事が、自分と同じように誰かの救いに繋がるかもしれない事を身を以て知ってしまったから。そういう『呪い』を誰かに伝播させるかもしれないのも知っていてやめられないのだから、本当に救えない。

それでも。

あの大バカな人達のようになれてたら、嬉しいな。

だって、今がメチャクチャに楽しいから。

その一歩が、この今へ あの未来になると信じて。


𝑻𝒉𝒊𝒔 𝒊𝒔 最高に可愛い天海春香…(天堂真矢)


天海春香、𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘 𝐁𝐈𝐑𝐓𝐇𝐃𝐀𝐘………………🎊


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