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Lymphoma


Abstract

「大好きなあなたを、その姿のままでとっておきたい」
”偏愛“をテーマにしたHomatocyte 4部作、第二曲。
第一曲のHemoglobinのBPM(172)と構成を継承したまま、さらにダークに、もっとディープに。病み度を加速させた第二曲は、骨髄の内側から蝕んでいくLymphoma(悪性リンパ腫)に見立てている。

Issue status

First issue:
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Permanent access: No data
MV on niconico: 2024/2/23
MV on Youtube: No data
Remarks:  R‘s original version included in album ”HARDCORE TECHNIX 12 -Fall to the darkside- (MNK sound)” and original style included in “Console trance and all genre vol.3 -Human and Circulatory System- (Preparation)“

Introduction -Concept and Genre-

MNK sounds主催のコンピレーションHARDCORE TECHNIX 12 -Fall to the darkside-の楽曲提供依頼を受けて制作を開始。-Fall to the darkside- のテーマを聞いたRはすでに存在したHemoglobinが類似したテーマであったためその続編である本作の提供を決定。メロディラインは存在していたためバックトラックの製作を開始。
コンピレーションのルールとしてHardcoreのジャンルに仕上げる必要があったため、バックトラックのみメロディラインと分離して作成。結果、バックトラックとメロディラインを重ねた時点で一度楽曲が崩壊している。
2023年8月末時点での締切時に間に合っておらず、主催に陳謝。翌月にバランスを調整した状態でVocaloidのVo.パートを重ねて提出。RとしてはFreeformを主張するが全体的にHardcoreとしては軽い作りになってしまったため、Rがいつか土下座がわりの三点倒立をする約束をしている。

他レーベルの作品を初出とする作品となるため、Audrey Recordレーベル作品の初出は”Console trance and all genre vol.3”である。この理由もあり、同作ではほぼoriginalの形を保ったままの収録となる(予定)。

Background -Word, Music, and Artworks-

「偏愛」をテーマとしたHematocyte 4部作の第二曲。前作Hemoglobinが「動」の偏愛であるならば、「静」の偏愛。内側から蝕む意図を持つストーリーを以ってLymphoma と題した。
構成は、"Avant - Intro - chorus -verse -prechorus -chorus -inter - chorus - verse - prechorus - chorus - inter2 - inter3- chorus - verse - prechorus - chorus - chorus -outro"であり、基本的な展開はHemoglobinを踏襲している。これはLymphoma が4部作の「承」に位置する楽曲であるため意図的に構成を寄せている。一方で、Hemoglobin に見られたChorusをAとBに分けて章の頭と終わりで繰り返す方法は用いられていない。この理由をRは「Hemoglobin」と違って「Lymphoma」は元気がないから、と称している。

MVはArt directionをR, Movie directionをMNKsoundsのMONKeYによる。
これは、HemoglobinのMV作成でRが疲弊したことに端を発する。2023年の秋M3の打ち上げ会場であった都内某所中華料理店にて、中華を挟んだ動画アーティスト探しが行われ、丁度Rの向かいの席にいたMONKeYに依頼することとなった。

場所を(Audrey Recordでは)お馴染みのレストラン“J”に移動して細かいプランを打ち合わせる事となったが、M3後ということもあり特にAudrey RecordメンバーのMFSの疲労が激しくRにミーティングメンバーからハズされる。結果参加者はR とMNKsoundよりMONKeYともう一名。さらに「俺もいたほうがいいんじゃねぇ?」と参加した酔鍵堂すいけん583とその保護者として参加をお願いした響莉。そして外れたMFSの代わりに参加した(させられた?)Audrey Record関係者のK氏。かくしてこのメンバーで製作会議は進んだが、後者3名はこの後製作には関わっていない。

これより数回、MONKeYとRの間でコンセプトと素材のすり合わせが行われた。

2024年1月中旬にRより本楽曲および本MVによりボカコレ2024冬に投稿することがMNKsoundに通達される。1月末おおよその枠組みをMONKeYが整えた状態Audrey Recordに渡し、数回のReviseを経て完成した。

Technical term -Synthesizer sound, effect, and music motif-

製作DAWはCubase (Steinberg)。主要シンセサイザーはHALion 7 (Absolute 6; Steinberg)およびNexus 4 (reFx)。Cubase 12以降でPrologue (Steinberg)がサポートから外れているため、音作りの段階ではCubase11が利用されている。  Mastering softwareはWaveLab 10(Steinberg)による。ハード面の製作環境はiMac (CPU; 3.6 GHz 10 Cores Intel Core i9, RAM; 64GB 2667 MHz DDR4)Audio interfaceはOCTA-CAPTURE(Roland)、Monitor headphoneは~~(audio-technica)、AirPods pro (Apple)およびSE535 (SHURE)。 Monitor speakerはMSP3 (YAMAHA)。Physical Controllerに Kontrol A25(Native lnstrument) , Faderport 16 (Presonus)を備えている。

メロディのモチーフは”Hemoglobin”のメロディを解体するところから始められ、再度構築するセルフオマージュライクな構成となっている。

Credit

An Audrey Record Production
Produced by Yutaroh YS Satoh (a.k.a. ArikiT. R. Tompooh)
Written, Composed, and Arranged by Yutaroh Satoh
Art Directed by R
Movie Directed by  MONKeY


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