見出し画像

星を継ぐもの 読了

本日、ハードSF小説の名作といわれる 星を継ぐもの を読了。

買ったのは約1年ほど前(2023年8月)。積読では早めに手を付けた方か。
確かアマゾンプライムビデオで ”夏への扉” を観て、かなり面白かったので、ネットでレビューや原作について調べていたら、 ”夏への扉” の原作は、1957年に書かれた古典的SF小説(60年以上前!凄すぎだろ!)とのこと。
ネット情報の中で、古典的SF小説で読むべきものの一冊として、 ”星を継ぐもの” が挙げられていて、ついついアマゾンでポチっとしてしまったのであった。

本作、1977年に書かれた作品らしいが、特に違和感なく読めた。
それは科学技術が50年近く劇的に発展していないということか?
それとも作者の想像力のなせる業なのか?

月面で発見された死体をきっかけに壮大な物語が展開するが、
前半は難しい学術用語が多く出てきたりと読むスピードがなかなか上がらなかったが、これは終盤で飛躍的にスピードが上がる(続きが気になって頁をめくる手が止まらない)ために必要な助走期間と思えた。
内容に関しても、科学の99%は仮説から成り立っていることを考えると全てが作り話とは言い切れない。エピローグもメタ的な感じで余韻が残る。
前半の長い助走期間があるため読む人を選ぶかもしれないが、古典的SF小説の名作と言って過言ではないと思う。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?