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第一章〜子どもたちに会えなくなる日まで〜

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ある日突然子どもたちが私の前からいなくなってしまいました。 会うことも、声を聞くことも叶わず、生きる希望も失いかけていた長い長い1年間のことをまとめていきたいと思っています。
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#不倫

3.家族のはじまり。家族のほころび。

 結婚前は、かなりのお金持ちだと思っていた義実家。羽振りの良いお家だったのですが、実は借金まみれだったようで結婚後すぐにお金の無心が始まりました。(私が知らなかっただけで結婚前からずっとだったそうです。)  色んな理由で夫に電話をかけてくるのです。ある時は「冷蔵庫が壊れたから20万円貸して欲しい。」またある時は「急に人に裏切られて急にお金が必要になった。30万円貸して欲しい。」はたまたある時は「転んで入院することになった。保険がおりるまで40万貸して欲しい。」などなど嘘だか

4.るんるんとのんのんの不倫。

 夫の手帳に丸っこい可愛い文字で綴られた手紙が挟まっていました。「愛してる!寝顔も笑顔も全部スキっ!!えっちなところも・・・大スキっ!!」などと綴られていました。 手紙の後半には「バカっぽいところもスキっ!!」って書いてありました。  他人に自分の夫のことをバカっぽいと書かれたことがショックだったのか、自分の夫が、自分以外の人に愛されていることを知りショックだったのか、夫が自分以外の人を愛していることを知りショックだったのか、あまりよく覚えていないのですがとにかくおなかの底

5.ストレスダイエット。

 お金のこと、夫のこと。いろいろ重なって具合が悪くなりました。不思議なことが起こりました。一切の感情がなくなってしまったんです。喜怒哀楽の全てを感じることが出来なくなりました。なぜだか味覚もなくなりました。何を食べても味がしないんです。あと、眠いとかも感じなくなりました。幸い、自分で自分のことをおかしいと気がつくことが出来たので、自分で病院に行きました。診断は適応障害。(ストレス性障害)  ところで、ストレスってすごいですね。私は大学生の頃からぷくぷくと太りはじめ、気がつい

9.目には目を。歯には歯を。

「どうしたら許してくれる?」そう聞かれてから答えを出さないまま半年くらいが経ちました。  子どもたちの前や、他の人がいるときには何事もなかったように振る舞いましたが、夫と2人きりの時は私は泣くか、蒸し返して怒るか、無視するか。そんな生活を続けていました。  夫は「ナリちゃんも一度不倫してもいいから、僕のことを許して欲しい。」とおかしな提案をしてきました。  そんなことを言う夫の気持ちがまったく理解出来なかったし、とてつもなく嫌な気持ちになったけれど、そろそろ自分の気持ち

10.有利な離婚。

はい!!私が大馬鹿者でした。 私が男友達と2人で出かけた日、なんと!! 一日中尾行されていました。 尾行!尾行です(笑) まっっっったく気が付きませんでした。 義母は「離婚しても構わないけど、有利な離婚を!」と言っていました。 夫は「僕は今でも離婚はしたくない!でももしどうしてもナリちゃんが離婚したいと言うなら、絶対に僕が子どもたちの親権をとる!そうしないと家族がバラバラになる!」と言っていました。(えっ!?人質!?) 夫と義母は、いつの日からかずっと私が「母親とし

13.洗っていないお皿からきのこが生えた話。

粛々と親権をとるための準備をしていた夫と義母。 「たくさん苦労かけちゃったから、今日から家事は僕がやるからね。」  この言葉は最初は本心だったのか、はたまたはじめから計画の一部だったのかは、今となっては真実を知ることができません。  2、3日はごはんを作ってくれたり、子どもたちをお風呂に入れてくれたり、掃除や洗濯をしてくれたりと大活躍してくれました。超よいパパ、超よい夫に大変身!でもだんだんといつもの夫に戻ってしまいました。  台所のシンクには洗っていない食器が山積み