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第一章〜子どもたちに会えなくなる日まで〜

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ある日突然子どもたちが私の前からいなくなってしまいました。 会うことも、声を聞くことも叶わず、生きる希望も失いかけていた長い長い1年間のことをまとめていきたいと思っています。
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#弁護士探し

23.民事不介入につきどうすることもできません。

 子どもたちがいなくなってしまった喪失感と、先の見えない不安に駆られながらも、私はちゃんとした手続きを踏めばすぐに子どもたちは帰ってくるだろう!とそう思っていました。連れ去りの現場に立ち会ってくれた警察からは「まさか帰って来ないなんて思わなかった。」「民事不介入って聞いたことありますよね?」「どうすることもできないのであとは民事でやってくれ。」と言われ、ちょっと面倒なことになってしまったのかなぁとは思ったけど、この時はまさか自分がここまで大変な状況にいるということに、まだ気が

25.弁護士さん探しの旅へ。

 その後の私は、インターネットや図書館で「離婚」や「連れ去り」や「法律」や「民事事件」や「刑事事件」など自分の状況が解決するかもしれない思いつく限りのワードを調べて調べて調べまくりました。その時に、同じ状況の人たちが集まる団体(親子ネットや今はないけどKネット)があることも知り、後にたくさんお世話になりました。  弁護士さんのこともたくさん、たくさん調べました。先輩に教えてもらった家庭法律相談センターの他にも、「連れ去り」や「離婚」に詳しい弁護士事務所はないかなと弁護士事務

26.闘いましょう!

 離婚に強そうな弁護士事務所でも意気消沈。負けるかもしれないなんて、考えてたくもなかったから。なんで、こんなことが許されるのか全く納得できませんでした。警察にも見放され、弁護士にも見放された、そんな気分でした。  でもまだまだ諦めるわけにはいきません。次は、先輩が教えてくれた家庭法律相談センターに行きました。今までの先生とは雰囲気の違う、何だかほんわかした雰囲気の先生。私の話をとっても真剣に聞いてくれて、ほんわかしているけど芯が強そうなそんな印象の先生でした。私の話をしっか