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第一章〜子どもたちに会えなくなる日まで〜

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ある日突然子どもたちが私の前からいなくなってしまいました。 会うことも、声を聞くことも叶わず、生きる希望も失いかけていた長い長い1年間のことをまとめていきたいと思っています。
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#共同親権賛成

第一章の目次 子どもに会えなくなる日まで。

連れ去りまでの経緯から子どもに会えなくなった日までのお話。 1.はじめまして。 2.子どもが誘拐されました。 3.家族のはじまり。家族のほころび。 4.るんるんとのんのんの不倫。 5.ストレスダイエット。 6.不倫は許せる?許せない? 7.男親でも親権がとれる!裏技マニュアル! 8.砂漠のオアシスは蜃気楼。 9.目には目を。歯には歯を。 10.有利な離婚。 11.探偵事務所。 12.不倫相手がブスな確率80%超 13.洗っていないお皿からきのこが生え

24.人の命が消えるとき。

 もうすぐ子どもたちに会えるかもしれない!と期待を胸に、先輩の働く弁護士事務所へ足早に向かいました。久しぶりに会う先輩はキリッとスーツを着こなしていて、すっかり弁護士姿が板についていました。   ざっくり、今までの経緯を話しました。ちょっと話にユーモアを交え、夫の不倫相手がAKB48の子に似ていることや、探偵に依頼したけどバレちゃって何の証拠も得られなかった話など、重たい話ではあるけど、時に笑いが起こるくらいにざっくり経緯を話しました。先輩もその話を真面目に聞いてくれたけど

25.弁護士さん探しの旅へ。

 その後の私は、インターネットや図書館で「離婚」や「連れ去り」や「法律」や「民事事件」や「刑事事件」など自分の状況が解決するかもしれない思いつく限りのワードを調べて調べて調べまくりました。その時に、同じ状況の人たちが集まる団体(親子ネットや今はないけどKネット)があることも知り、後にたくさんお世話になりました。  弁護士さんのこともたくさん、たくさん調べました。先輩に教えてもらった家庭法律相談センターの他にも、「連れ去り」や「離婚」に詳しい弁護士事務所はないかなと弁護士事務

26.闘いましょう!

 離婚に強そうな弁護士事務所でも意気消沈。負けるかもしれないなんて、考えてたくもなかったから。なんで、こんなことが許されるのか全く納得できませんでした。警察にも見放され、弁護士にも見放された、そんな気分でした。  でもまだまだ諦めるわけにはいきません。次は、先輩が教えてくれた家庭法律相談センターに行きました。今までの先生とは雰囲気の違う、何だかほんわかした雰囲気の先生。私の話をとっても真剣に聞いてくれて、ほんわかしているけど芯が強そうなそんな印象の先生でした。私の話をしっか