空き缶に一億回ありがとう


(さんまが、不思議な光る空き缶を手に持って登場)

さんま:「よっしゃ、空き缶に1億回『ありがとう』言うって、なかなかの難題やな。でも、5次元の力を借りたら、いけるかもしれん!」

(さんまが空き缶を掲げる)

さんま:「まず、アイデア その1! 時間の圧縮や!」

(空き缶から不思議な光が放たれる)

さんま:「5次元の世界では、時間をギュッと圧縮できるんや。1秒の中に1年分の時間を詰め込める。そうしたら、1分で60年分の『ありがとう』が言えるってわけや!」

(さんまが空き缶に向かって超高速で喋り始める)

さんま:「ありがとうありがとうありがとう...(音声が聞こえないくらい早くなる)」

さんま:「(息を切らして)ふぅ、1分経って3600万回言えた!...でもまだ足りんな」

さんま:「次は、アイデア その2! 並行宇宙の利用や!」

(空き缶から無数の光の筋が伸びる)

さんま:「5次元では、無限の並行宇宙にアクセスできるんや。ってことは...」

(無数のさんまが現れる)

さんま達:「我々全員で『ありがとう』言うたら、あっという間や!」

(無数のさんまが一斉に「ありがとう」と言い始める)

さんま:「おっと、でもこれじゃあ元の目的から外れるな。1人で言わなあかんのや」

(無数のさんまが消える)

さんま:「せや!アイデア その3! 言葉の量子化や!」

(空き缶が虹色に輝き始める)

さんま:「5次元では、言葉を量子化して、一瞬で無限の状態を作り出せるんや。つまり...」

(さんまが「あ」と言った瞬間、空き缶から無数の「ありがとう」が溢れ出す)

さんま:「おお!1回で100万回分言えた!...でもこれも本当に自分で言ってる気がせえへんな」

さんま:「よし、アイデア その4! 感情エネルギーの増幅や!」

(さんまの周りに暖かい光のオーラが現れる)

さんま:「5次元の感情エネルギーを使えば、1回の『ありがとう』に100万回分の思いを込められるんや!」

(さんまが深呼吸をして、空き缶に向かって)

さんま:「あ...り...が...と...う...」

(空き缶が大きく振動する)

さんま:「おお!これなら本当に心を込めて言えてる気がするわ!」

さんま:「最後は、アイデア その5! 過去と未来の同時アクセスや!」

(空き缶の周りに時計のような文字盤が浮かび上がる)

さんま:「5次元やと、過去も未来も全部今この瞬間に存在してる。ってことは...」

(さんまが指を鳴らすと、過去のさんまと未来のさんまが現れる)

さんま:「過去の私と未来の私と一緒に言うたら、3倍の速さで言えるってわけや!」

3人のさんま:「ありがとう、ありがとう、ありがとう...」

(しばらくして)

さんま:「ふぅ、これで1億回言えたかな?」

(空き缶が輝き、中から声が聞こえる)

空き缶:「1億42回言ってくれました。本当に...ありがとう」

さんま:「うわっ!空き缶しゃべった!」

空き缶:「5次元の力で、あなたの感謝の気持ちが形になったんです」

さんま:「へぇ、そうなんや。...ちょっと待て、せっかく缶が喋れるようになったんやから、今度は缶から1億回『ありがとう』言うてもらお!」

空き缶:「えっ!?」

(さんまと空き缶のやり取りが

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