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「神護寺展」(東京国立博物館)

 昨日まで開催されていた「神護寺展」(東京国立博物館)へ行ってきました。終了間際だったこともあり、たくさんの人がみにこられていました。

 京都の高尾にある神護寺、京都の紅葉の名所のひとつです。2回か3回行ったことがあります。

 神護寺は、空海にゆかりのあるお寺で、唐から帰国したおり活動の拠点として、真言密教発祥になったことでも有名です。

 今回の展示会の見どころの一つは、230年ぶりに修復された「両界曼荼羅(高尾曼荼羅)」。

 今年の4月~6月に奈良国立博物館で「空海 KUKAI」という特別展があって、それもみてきました。このときも「両界曼荼羅」が展示してあって、二度目の拝観となりました。

 修復されるまえの「両界曼荼羅」、映像でみましたが、傷みがそうとう激しいものだったようです。それが、描かれた当時を彷彿させるうつくしさによみがえりました。

 「神護寺展」「空海 KUKAI」ともに、「両界曼荼羅」をみるだけでも価値がある展示会だったとおもいます。

 曼荼羅をみていると、宇宙をかんじます。曼荼羅をつくりだしたインスピレーション、とても奥深い。

 曼荼羅のなかに、こころが吸いこまれてゆき、わたしがきえて、仏さまといっしょになった気がした展示会でした。