エリース番記者のミコトは見た!vol.10〜関東リーグ2部後期第2節vs横浜猛蹴FC戦マッチレポート
怪我人も復帰 破壊力十分のスカッドに
関東サッカーリーグ2部後期第2節横浜猛蹴FC戦が23日に行われた。後期開幕戦を勝利で飾ったエリース東京FC。
前節同様、7唯井、11色摩、29松岡らゴールゲッターらがスタメンに名を連ね、前節決勝ゴールの起点になったDF34柏原も2戦連続スタメンに。怪我で離脱していたDF22中道やMF21三枝も復帰、ベンチ入りとなった。戦力の充実ぶりが伺えるメンバーで試合に臨んだ。
一気呵成 前半終盤に一挙3ゴール
試合は横浜猛蹴FCのボールでキックオフ。しっかりとブロックを敷いて守る横浜猛蹴FCを相手に、エリース東京FCはピッチの幅を目一杯使った攻撃を展開。エリース東京FCがボールを持ち続ける立ち上がりに。何度もファイナルサードまでボールを前進させ、チャンスを作り続けるエリース東京FCイレブン。相手の攻撃もDF陣を中心にシャットアウトし、攻守ともにクオリティの高さを見せた。
すると前半40分、スコアが動く。最後方からのビルドアップでボールを前進させると相手DFの裏へ抜け出したDF28馬場のクロスをFW11色摩が胸で押し込み、自身2戦連発となるゴール。再三の攻撃が結実し、先制に成功する。さらにリスタート直後の42分。相手DFラインを一気に押し下げる、DF34柏原のロングフィードからMF29松岡のループシュート。ボールは綺麗な放物線を描きそのままゴールへ。わずか2分間で2ゴールが決まり前半終了間際に2-0と、一気に優位に立った。こうなると止められないエリース東京FC。45分にはショートコーナーからMF6神田のクロスにDF34柏原が頭で合わせチーム3点目。柏原にとっても嬉しいエリースでの自身初ゴールとなった。
終盤にスコアが大きく動いた前半。エリース東京FCの3点リードで試合を折り返す。
止まらないエリース 6ゴールで撃ち合い制す
後半に入ってもエリース東京FCの勢いは止まらず。54分にはFW19細山のミドルシュートから、相手GKがこぼしたところをFW11色摩が身体で押し込みチーム4点目。色摩の強みでもある得点嗅覚を存分に見せ、リードを4点に広げる。
56分には横浜猛蹴FCに1点を返されるも、直後の59分には再びFW11色摩が魅せる。ペナルティエリア内でボールを受けると、冷静なキックフェイントでマークを外し相手GKの逆を突く冷静なシュート。これで色摩はハットトリックを達成し、リーグ得点ランキングでも暫定1位タイに浮上。今季新加入ながら終始躍動感のあるプレーを披露した。66分、86分には立て続けにゴールを決められ5-3とされるも、試合終了間際の89分にはペナルティアーク付近でフリーキックを獲得。これをMF29松岡が右足で直接決め、自身今季7ゴール目。リーグの得点ランキングでも色摩を抜いて単独トップに立った。
今季最多タイとなる6ゴールで撃ち合いを制したエリース東京FC。6-3で試合を終え、2連勝を飾った。
ハットトリックの色摩 「得点王にはこだわっている」
今節を終えての今季チーム総得点数は29。2位のヴェルフェ矢板に9点差をつけるなど、圧倒的な攻撃力を見せるエリース東京FC。この試合でハットトリックを達成したFW11色摩は「得点王という部分にはすごくこだわっている。現状、ジョナ(松岡)が単独で1位なので次も点を取れるように頑張りたい」と笑顔を見せながら語った。リーグ得点王争いを演じる11色摩と29松岡の2人。次節も2人の鮮烈なゴールに期待がかかる。