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2027年国際園芸博覧会 環境影響評価方法書 説明会 6/4質疑応答

6/4 18:30~ 旭区鶴ケ峰の 旭公会堂で行われた
国際園芸博覧会 環境影響評価方法書説明会の質疑応答部分のメモです

当日の説明内容は



こちらの資料と動画でご確認ください

当日 1時間15分のうち 前半30分が事業と環境影響評価方法書の説明  後半45分が質疑応答でした
出席者は30人程 471席の旭公会堂では空席が目立ちました 

①  一般社団法人2027年国際園芸博覧会協会と 
土地区画整理事業を行う横浜市都市整備局
公園整備事業を行う 環境創造局との連携は?
組織体制、各部署の出向などはどのくらい?
⇒ 役員(監事含む)24名 会長は 十倉雅和(経団連会長)
  事務方 約70名 出向元は 神奈川県 横浜市 民間企業
(横浜市都市整備局、環境創造局からの職員も居るのでしっかり連携を取っていく、との事)

黒岩知事 横浜商工会議所の上野会頭 もちろん山中市長の名前も

②  環境影響評価項目中の「外来植物を含む植栽等の管理」について 
外来植物の汚染を残さない為の手法は?
⇒有害植物については 持ち込み時に「植物検疫法」で選別して廃棄などの処置を取る
持ち込みについてはガイドラインを作り参加国に周知する
(有害な植物を)特別に展示したいとの希望があった場合⇒「閉塞空間に置く」建物の中から外に出さない
種を撒き散らすような植物⇒種ができる前に植え替える
(管理しきれる?花壇で地下茎を伸ばしたらどうなるのか?)

③ シャトルバスの運行について
何処からどれだけの便が出るのか?
それによる交通渋滞はどう予想しているか?
⇒シャトルバスは鉄道駅から会場への便だが
駅の選定、台数含め現在検討中である
即時性、定時性重視で「最適な駅を選ぶ」予定 
「環境影響評価準備書」の段階で説明する予定

(1990年 大阪花博では 大阪国際空港・JR新大阪駅・JR大阪駅・JR茨木駅・阪急南茨木駅・京阪守口市駅・近鉄荒本駅の7ヶ所から直通シャトルバスが出ている)

④ 会場南側の住宅地への 音・光などの影響防止の方法はどうなっているか?
⇒細谷戸団地、瀬谷市民の森などに音や光の影響が出ないよう イベントは「そちら側ではやらない」
障壁を作る、時間帯を工夫する
大きなイベント時は(住宅地に)事前に周知する

会場南側には細谷戸団地、南東側には瀬谷市民の森がある

⑤  パークアンドライド(自宅から最寄りの駅や停留所、目的地の手前まで自動車で行って駐車し そこからシャトルバスを利用して目的地まで移動する方法)について
会場から概ね10km圏内という基準はどう決めたか?
(候補地に戸塚区が入っているが)戸塚区民からすると
上瀬谷は「遠い」「道路も渋滞する」行きにくい場所 シャトルバスの運行時間が読めないのでは?
⇒候補地(戸塚区・町田市周辺)はあくまでイメージ
現在 最適な候補地を選定中である
道幅・渋滞を考慮して近隣住民に迷惑がかからないよう複数ヶ所選ぶ予定

会場から10km圏内はどこも渋滞すると予想される

⑥ 工事の予定時間帯は?
また 園芸博覧会の開場時間帯は?
⇒工事は 8:00~17:00の予定 他の工事(土地区画整備)の工事時間と調整して行う
園芸博覧会の開場時間は 調整中(夜間イベントの予定もあるが毎日ではない)

⑦ 海外に予め検疫官を派遣して栽培の様子を確かめる事もあるはず
その際必要な検疫官の数は?
また入国の際の検疫官の数は?
園芸博の為の検疫数が通常の輸入植物の検疫に影響を与える事は無いか?
費用は参加国が負担するか?
会期後 植物を参加国に戻す費用は?
⇒どんな国が参加するか?
   どんな植物を持ち込むか?はこれから決める事
対応策・費用についてもこれから決める

⑧工事中・開催中・撤去中に環境への影響を調査していくことはわかったが 市民が知りたいのは
園芸博が終わり 撤去が終わった後 地域がどのように変わるかという点だが?
⇒園芸博の跡地は「横浜市の公園」になる
区画整理→公園整備→国際園芸博覧会の順で進み
撤去が終わった後はまた公園整備(別途アセスメント)
を行う→これは横浜市の管轄
(つまり 跡地の事は園芸博覧会協会はわかりません という事か)

⑨  撤去後だけでなく 園芸博の開催前に
土地区画整理事業→公園整備事業で 旧上瀬谷通信施設がどの程度変えられた状況で博覧会開催となるか? どの資料を見れば分かるか?
⇒直前の旧上瀬谷通信施設の様子を知るには
公園整備事業の環境影響評価方法書修正版が出るのを待って欲しい
(本当はこれでは 公園予定地「下の図の緑枠の部分」しか分からない つまり 土地区画整理事業と公園整備事業両方の修正版資料を見る必要がある)

旧上瀬谷通信施設跡地の改変
赤い線で囲まれた土地区画整理事業
部分と緑の公園整備事業部分 別々に発表される

⑩ パークアンドライド・シャトルバスの発着候補地は 町田市・相模原市・大和市に掛かると考えられる
それぞれの市町村との連携はとれているか?
⇒前にも言ったが 場所は選定中である
(つまり 場所を決めてから「お宅の市で園芸博までのパークアンドライドやるからヨロシク」と言うらしい…)

⑪ BIE博覧会国際事務局への申請は6月中と聞いた
環境影響評価方法書への意見書〆切は6月27日
申請しないで欲しいとの意見を出しても反映されないのか?
⇒意見書は「環境影響評価方法書」について
申請には影響なし

⑫ 環境影響評価項目は土地区画整理事業の物を使用するとの事だが 新交通システムが来ない、シャトルバスの運行など当初の予定と変わって来ている
園芸博としてのアセスメントをするべきではないか?
⇒土地区画整理事業のアセスメントを現状を踏まえての予測評価に変えていく(ので無問題)
(ちょっと何言ってるか分からない説明 だったら新しくアセスメントする必要無いのでは?)

⑬ 環境影響評価の選定項目に
工事中の建設機械の可動や工事用車両の走行が
生物多様性にどう影響するか?
水循環や地下水の推移にどう影響するか?
開催中の施設の供用が地域社会に与える影響などが
入っていないが?
⇒土地区画整理事業・公園整備事業で改変されてしまっている部分は(別事業なので)評価しない
(これも的を得ていない 何が言いたいか分からない
博覧会事業は環境に影響しないのか?)

⑭ 新交通システムが花博までに出来なくなり
輸送計画を大幅に変えざるを得なくなった
→花博は本当に開催できるのか?環境に負担が多すぎるが?この議論はしなくていいのか?
⇒「国際園芸博覧会はできる」キッパリ

⑮ 環境影響評価準備書段階でも説明会はあるか?
意見は言えるのか?
⇒説明会、意見の募集はする

⑯ 旧上瀬谷通信施設では鉛などの重大な土壌汚染があると聞いた この対策はどの段階で取られるのか?
⇒土地区画整理事業の段階で除去する予定

⑰ 博覧会会場の工事中に市民の森への立入りは出来るか?
⇒市民の森は博覧会エリア外なので立ち入り可能

⑱ 和泉川の源流は護られるか?
⇒整備保存される

以上です
土地区画整理事業、公園整備事業、博覧会事業は
別々で 連携を取っている、とは言いながらも
相互に責任は負わないという事実
環境影響評価をするのに事業内容がほぼ決まっていない事実 この二つを実感しました

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