ジャッジ試験対策備忘録②前編

どうも、今度デュエルマスターズのジャッジ試験を受けるアリエスです。
裁定を勉強するにあたって「なんでここがこうなるねん!」の根拠をまとめたほとんどメモ書きです。今回の②では数の扱い方とカードについて記載します。今回から長いので前後編に分けます。あくまで自分が引っかかった部分だけ書いており、それ以外は飛ばしています。間違ってたら指摘いただけますと幸いです。


108.1b クリーチャーはマイナス修正によってパワーがマイナスになることがありえます。ただし、そのクリーチャーのパワーを参照する場合は0とみなして扱います。たとえば、パワーが-6000 された、バトルゾーンにあるクリーチャーを地獄スクラッパーで選んでも、その他のクリーチャーのパワー合計が11000になるように選ぶことはできません。

ようは地獄スクラッパーの「パワー6000以下になるよう破壊する」効果でパワーがマイナス6000の状態のクリーチャー(普通は場に残りませんが)を選んでも、参照する際はパワー0として扱うからマイナスを選んだ分破壊できるパワーラインが11000に増えるわけじゃないってことですね。
ここは「パワーがマイナスのクリーチャーのパワーを参照する際はパワー0として扱う」とだけ覚えればいいんじゃないでしょうか。

108.1c デュエル・マスターズにおいて∞はそれよりも大きい数を選ぶことのできない数字として扱います。∞のパワーを持つクリーチャーがパワー修正を受けてもパワーは∞のままです。 ただし、パワーがマイナス∞されたときは破壊されます。

デュエル・マスターズには∞(無限)がひとつの数字として存在します。
要点を抑えると
・∞はどの数字よりも大きい
・∞は増減しない(+されても-されても∞のまま)
・ただし、パワーマイナス∞されるとパワー0になり破壊される。
パワーマイナス∞が出来るカードは「凶槍乱舞 デスメタル・パンク」の攻撃時能力、「邪闘シス」の出た時効果などがあります。

またここには書いてないですが、∞は偶数として扱われるようです。

108.2. デュエル・マスターズのゲームで数字の増減が行われる場合、足す、引く、掛ける、割るの順番で行います。
ここマジで大事。通常の四則演算は割る、掛ける、引く、足すの順番で行いますが、デュエル・マスターズでは逆の順で行います。
実際は掛けたり割ったりする効果はめったにありませんが、通常の四則演算とはやり方が違うことだけ抑えておくといいかもしれません。

次はカードについてです。多分ここからが長くなります。

109.2a 能力や効果によってカードを選ぶ場合、選ばれるのはそのカード自身のみです。複数枚のカードで構成される進化クリーチャーやシールド・プラスされたシールドであっても、指定されたカードのみが直接影響を受けます。

所謂「カード指定除去」についてですね。除去系のカードは大体「クリーチャーを選び破壊する」とかあくまで「クリーチャーを指定する」のですが、中には「カードを選び手札に戻す」みたいな効果があります。この場合、指定したカードが複数枚で構成されていてもカードの内1枚だけを手札に戻します。

また、カードを選ぶ効果で選べるのは基本的にバトルゾーンにある、条件に合ったカード全てです。フィールド、タマシード、進化クリーチャーの下にあるカード、クリーチャーに付いた封印も選べちゃいます。ただし、複数枚で構成されたカードの中の一部を除去した結果、単体で場に存在できないカードが残った場合は即座に適正なゾーン(通常は墓地)に送られます。

例:堕呪エアヴォで相手の場にある、魔道具呪文が3枚下に入った新世壊を手札に戻すと、新世壊だけが手札に戻り、下の魔道具は「呪文は単体で場に居られない」ルールによって墓地に送られる。

109.2b 複数枚で構成されるクリーチャーのうち一部のカードがバトルゾーンを離れることになった場合、そのときの状態によってクリーチャーとしてバトルゾーンを離れるかどうかが異なります。進化クリーチャーであれば一番上のカードはクリーチャーとしてバトルゾーンを離れますが、下にあるカードは単にカードとしてバトルゾーンを離れます。リンクしたゴッドはク リーチャーとしてバトルゾーンを離れ、サイキック・リンクしたクリーチャーの場合はサイキック・セルとしてバトルゾーンを離れます。

これはそのままの意味ですね。
例:「相手のコスト5以下のカードを全て手札に戻す」効果で、下にコスト3のクリーチャーがあるコスト5以下の進化クリーチャーを戻す場合、上も下もコスト5以下のカードなのでどちらも手札に戻りますが、上の進化クリーチャーの方は「クリーチャーが離れた」扱いになり、下にあったクリーチャーの方は「カードが手札に戻った」扱いになります。

リンクしたゴッドは「1体のクリーチャー」として扱うので、リンクしてるうちの1枚だけを除去しても「クリーチャーが離れた」扱いになります。

サイキック・リンクしたクリーチャーは複数のサイキック・セルで構成された「1体のクリーチャー」です。セルの内1枚だけを除去した場合は「セルが離れた」扱いになります。

109.2c 複数枚のカードで構成されたエレメントの効果や能力は、それに含まれ、エレメントとして表出している全てのカードに適用されます。ドラグハートやクロスギアはクリーチャーの構成カードには含まれず、クリーチャーの上下に重なっているオーラや魔導具等はクリーチャーの構成カードに含まれます。また、封印はエレメントの構成カードに含まれません。

例:リンクしているゴッドに何らかの能力を付与した場合、リンクしている全てのゴッドに能力が適用されます。
例:《白皇世の意志 御嶺》に付いた《無修羅デジルムカデ》を、カードを選ぶ効果で除去する時、《無修羅デジルムカデ》を指定し、除去することができます。

110.2e 能力が、カードに影響を及ぼす効果を生み出すとき、それはその効果を生み出した時点で影響を及ぼす範囲にあるカードにのみ影響します。同一ターン中で、その効果の後に範囲となったゾーンに移動したカードはこの効果の影響を受けません。

能力は「カードに対して影響を及ぼす効果」「プレイヤーに対して影響を及ぼす効果」に大別できます。前者はその時点で影響範囲にあったカードのみに影響を与え、後者はプレイヤーに対して影響を与えるわけですね。
一般的に、前者は「相手"の"〇〇"が"(または"は")」、後者は「相手"が"(または"は")」という書き方で表現されているようです。

カードに対して影響を及ぼす効果の例
奇天烈シャッフの出た時or攻撃時能力の「相手のクリーチャーは~」の部分(呪文を止める効果はプレイヤーにかかっている)
龍の極限ドギラゴールデンの極限ファイナル革命
etc.

プレイヤーに対して影響を及ぼす効果の例
堕呪ギャプドゥのSST能力
聖魔連結王ドルファディロムの「相手は多色ではない呪文を唱えられない」能力
etc.

②後半へ続きます。今日はこの辺で

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