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女子高生の仮面を被った政府

書こうと思ったら、体調が悪化してきたので都合によりQ&A形式になりました
どうぞ

Q:クールチョイスって何なの?
A:経産省的なアイデアで異常気象を乗り切ろう、というクソみたいな環境省の仕掛けです。

政府は、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す国民運動「COOL CHOICE」を推進しています。

https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/about/

環境省では現在、豊かな低炭素社会づくりに向けた知恵や技術を、みんなで楽しく共有し、発信していこうという気候変動キャンペーン「Fun to Share」を展開しています。
「COOL CHOICE」は、「Fun to Share」で共有・発信された知恵や技術をはじめ、日本が世界に誇る省エネ・低炭素型の「製品」「サービス」「行動」など、温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す新しい国民運動として、7月1日から開始します。
https://www.env.go.jp/press/101177.html

…政府は?

Q:クールチョイスはどこが問題なの?
A:問題しかないんじゃ

なぜロゴが必要なのか
なぜ、地球温暖化や異常気象ではなく「低炭素」のための消費促進なのか
やたらと「楽しく」を連発するのはなぜか
「国民運動」というのはなぜなのか
そもそもの話、原発をなくした方がよっぽど有意義なのではないかと思うが、それが一切ないのはなぜなのか

なぜ女子高校生なのか
なぜ158cmという身長を設定してあるのか(同じ環境省イメージキャラの、一休さんをパクったしんきゅうさんは無いのに…)
なぜ「ぐうたらな」女子高生が「かしこい」女子高生に教わるという構造なのか

「公共交通機関を使いましょう」なのに、地方交通を今なお支援しようともせず、JR北海道や四国の再国有化をかたくなに拒否するのは何故なのか
なぜ「クールチョイス・リーダーズアワード」が2回で終わってしまったのか
本家アースデーをパクったクール・アースデーを作ったのは何故なのか(どうせ何も意味のあることをしないんだから、要らんだろ)

そもそも地球を想うってどういうことだよ、進次郎かよ。

地球を想っていりゃ、山火事や干ばつやハリケーンや台風や水位上昇がなくなるんか~い!

Q:君野イマ・ミライとは?

A:
主に若年層に向け、地球温暖化対策を伝えていくために、COOL CHOICEイメージキャラクターとしてWEBサイトや動画で活躍しています

ストーリー設定をまとめると、
「君野イマ」はぐうたらで不摂生な女子高生。
「君野ミライ」は、並行世界からやってきたクールで知的でしっかり者な女子高校生。
ミライによると、『人が環境にとって正しい選択をしなければ、世界の平衡が崩れて大変なことになる』ので、クールなチョイスをしていきましょう、というもの。

コンセプト自体は2016年からあり、2018年まで新作を作っていた。その後、過去作に字幕をつけてアップをしている状態。
現在、21作分アップされている(内容の重複あり)

Q:動画はどういう内容だったの?
A:中身が無いので書くことが無い。

どれくらい中身が無いかというと、自民党が野党だった頃にアップしていたYouTube動画くらい中身は無い。

話がずれるけれども、このURLを引っ張ってくるだめだけに数年ぶりに自民党公式チャンネルを見たら、あのうちわ問題で大臣をクビになった松島みどりが、今はCafesta(自局のゲストトーク番組)の司会をやっていたんですね。
これぞ適材適所というやつでしょうか。話を元に戻します。

それに、これ、ナレーションが中村悠一さんなんですよね。そうか…。なんかこう、本人が悪いわけじゃないのに、すごく悲しくなるよな…。

あと、途中から何の説明もなく声優が上白石萌歌さんから竹達彩奈さんになっていました。
おそらく、それが影響しているかどうかはわからんが、上白石さんはその数年後に
参議院議員選挙投票のイメージキャラクターになっていました。

興味深いのは、2018年になってからアップされた動画は、なぜかタイトルが英語になり、英語字幕がつくようになったということです。その再生数も「私たちができる COOL CHOICE 登山家 野口健」より少ないものもあるので、
大失敗だったと言わざるを得ないでしょう

Q:どうして怒っているの
A:環境省がひでえところだから

本邦の最悪な省は、財務省、経産省、厚生労働省などいろいろあるけれども、環境省も最悪なところだと思っています。
その役目は、環境破壊に対して何もしない・環境汚染に対して何もしないことだから。

現に、今の大臣がこういうことをやっているわけですよ

いやいや、それをやったところで原発事故はなくならないでしょうよ。
それよりもやらないといけないことはあるでしょう。
被爆の調査とか手厚い補償とか、Jヴィレッジで聖火リレーを強行したが実は全く除染されていなかったことに対する説明だとか…。

その極北としてこの企画が世に出たわけで、なので怒っているわけです。

前身である庁で石原慎太郎がやったことも、丸川珠代や小池百合子や石原伸晃が満期まで勤め上げたことも、今までの姿勢そのものにも。

キャラクターに何を言わせているか、それによって何がもたらされるか。それに対して鈍感であってはダメですよ。

(これは、『環境省は馴染みやすいキャラクターを公募し、イラストレーターや基本コンセプトを創った人も好まれる様に考えたが、非難をする人はそれを読み取らない』
と書いていた人への批判だね。これを読んだときは、全身の気力が抜けてしまったのであった)

別のツイートで、萌えキャラは女子のガワを被ったおっさんというのがあったけれども、自分にとっては「女子高生のガワを被った政府」でしかなかった。

これは失敗に終わって、もう新作は作られない(と思いたい)だろうけど、今の政府である限りこれはずっとやってくるよ。

それにしても、チョイスねえ。
自民党に投票しないのが、環境に対してもっともよいチョイスじゃないのかなってね!

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