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散文詩
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臥待月
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#エール
泣きそうな
泣けない世界
呼吸を消して
気配をけして
あなたは消えようとする
逃げるのも
方向がある
暗闇に逃げず
月明かり逃げなさい
闇を照らすのは月と星
声をあげれなくても
月の星の光の先っぽを
掴んでいてほしい
臥待月
6年前
2
悲しさだけではない涙を知って
私は強くなる
悔しさだけではない涙を知って
私は優しくなる
きっとどこかで
あなたと分かち合えるように
きっとどこかで
あなたを支えられるように
私は変わるのだろう
臥待月
6年前
2
ゆらゆら歪む陽炎のなか
視界が霞み霧だと知る
すべてが揺らぎ
曖昧な世界に
一輪の蓮が咲いていた
無理なくまっすぐ咲いていた
花が咲く
そのときに
きっと世界は光
満たされる
臥待月
6年前
2
凛と咲く
小さな花
気高く
美しく
咲き誇る
とても美しくつよい花
臥待月
6年前
闇が潜む
光を喰らう
言葉なんてちんぷだと
言葉なんて真意を伝えられないと
知っている
どうか
あなたの
暗闇よ
こころを
喰らうことなく
鎮まりたまえ
臥待月
6年前
自分を消えろと
言うの
あなたは
まだ
傷ついて傷つけて
すべてを嫌悪している
大がつくほど丈夫じゃあない
そんなこと知っている
逃げるのもできないのなら
耐えるのもできないのなら
あなたを慈しめるだけ慈しむ
それがあなたを傷つけるなら
私はただ寄り添うでしょう
臥待月
6年前
暗く寒く重い 夜は 過ぎ去る 明るい朝は 希望も絶望も 平等に運んでくる 朝も夜も共に 癒し、傷つけるもの どちらを選ぶことはない どちらも利用すればいい 貴方の未来は 貴方のものだ
人は容易く落ちるもの
気がつくものは
落ちやすい
静かに空をみて
気負わずに
なにかをできる
ところまで
まずはひとふんばり
臥待月
6年前