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散文詩

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#散文詩

泡のように浮かんで消える
空に向かって浮かんで消える
言葉も
呼吸も
その息づかいも
海の底より
深いところ
静かで
騒々しい
この世界の歯車として
今日も泡を吐いている

臥待月
2年前

愛していたんだと
叫んでも
きっと届かない
それでも
涙と共に
流した言葉は
地を巡り
空へ上がり
君に届くと
信じている

臥待月
2年前

悼むのは涙だけではない
哀しむのは心だけではない

織り混ざった感情が
その全てを語るもの

臥待月
2年前

いつか消えるのなら
誰かの記憶に残りたい
そんな願い

いつか消えるとき
皆の記憶から消えたい
そんな願望

時は万物の癒しではない
ただ平等に流れるものだ

臥待月
2年前
1

染み渡るのは赤
靴に触れないように
退けば
また赤の染み

あぁ、鉄の香りに酔いしれる
狂宴の最中だった

いけない
いけない
忘れるな
自分が狂人だということを

臥待月
2年前
1

胸を焦がすような輝きが
その瞳から弾け出て
希望と傲慢と優しさは
未来を勝ち取る力となる

臥待月
2年前
1

鬼と思うたか 笑うは人間 狂うは神 沈黙は鬼

愛してる
左右対象な感情だなんて思わないで
あなたを包み込むものだと思わないで
愛してる
歪な心を埋めて、嵌め込んで
一番完全に近づいたら
一番完全に近づけたら
きっとそれが「愛」なの

そう笑った君は一番美しい

臥待月
2年前
1

幸せですか。
幸せです。
と答えられるあなたであってほしい

なんて、希望でしかない
身勝手な気持ちです。

臥待月
2年前
1

愛していたから
愛していたから
あなたの隣を選ばなかった
あなたを選ばなかった事に
後悔をしません

私は他の誰かを愛した
私は他の誰かと幸せになります

愛していた
さようなら

臥待月
2年前

愛している
愛してる
愛する
愛でる
愛す

あなたの愛は「どれ」ですか

臥待月
3年前

伏して願わくば
この手で夢をつかみたい

神様に誓ったのか
自分の魂に誓ったのか

願いという誓いをした日から
あなたは変わった

臥待月
3年前

無闇に知ることは
無益も有益も識ること

無闇に知ることは
無闇に縁を結ぶこと

結んだ縁は何をもたらす
結んだ縁はなにを連れてくる

臥待月
3年前

ゆらり隠れた世界の色 ふわり落ちた記憶の欠片 夢だからとあきらめず 夢だからと追ってみる 案外近くに答えはあるかもしれない