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散文詩

175
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2019年2月の記事一覧

血は紅梅
肉は蝋梅
骨は白梅

あなたを花に例えるなら
私は「梅花」に例える

すべてが美しく
すべてが愛らしく
すべてが色を持っている

ねぇ、私の「梅花」になってください

臥待月
5年前
2

いつか。
なんて微笑んだ。

あんたは人間じゃない。
人間の身体に入ったチガウモノだ。
だからさ、壊れてくれるなよ。

そう言ったアンタの言葉で繋がれて
今も生きているんだと自覚する。

なぁ、いつまで。
そう問いかけてもいいだろう?
私の言葉が届くなら
今にでも消してくれ。

臥待月
5年前
1

ひとつふたつ
花が綻び
みっつよっつ
花が咲く
いつつむっつ
実をむすび
ななつやっつ
多幸の雨降り注ぐ

臥待月
5年前

ぱちり、ぱちり
目蓋が開いて閉じて
弾ける輝きは
舌の上で甘くとける

弾けた星は
甘い雨となり
降り注ぐ

臥待月
5年前
2

呪うなら
「きちんと」呪わなければ

我との「縁」を「切る」ならば
好きにすればいい
だが違えるなかれ
「他者」とは違う
我との「縁」を切るときは
己の「 」と引き換えである

呪うなら
「きちんと」呪えよ

臥待月
5年前
2

与えられる者の不幸をしらない
持たざる者の感情は
与えられる者を苦しめる

臥待月
5年前

泣きたいと 誰かがいった 嘆きたいと 誰かがいった 泣けないと しっていた 呼吸がつまると 誰かがさけんで 消えていった

どろり
 どろり

渦巻いて

喉を詰まらせ
呼吸を殺す

他人の悪意
他人の無意識

死すれば吉と言うなれば
この世
いくつの命が消えるだろうか

嗤うぞ
 嗤うぞ

消えてしまえ

臥待月
5年前
1

逃避行思考する。

にげろにげろと囃し立てる かえれかえれと嘯くやつら 目をとじて耳をふさいで 見ない聞かな…

臥待月
5年前

月読の
仄かな灯りに
照らされて
あなたは
泣くか

涙は月滴となり
地に落ちる

臥待月
5年前
2

笑って笑って
笑ってないた

君を僕は
抱き締める

ないてないて
泣いて立った

君を僕は
見送ろう

帰る場所を
見つけてね

臥待月
5年前
1

動かなければ
不安に押し潰される

動くとき
不安がある

動かなければ
あなたはかわらない
まわりもかわらない

動いてみませんか?

臥待月
5年前
1