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散文詩

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2018年12月の記事一覧

白い花が舞い降りる

ひとつふたつと
落ちては消えて

消えては落ちて

いつのまにやら
しろい世界

禍ならず
楽しませてくれと
願うのは人間の欲だと
鈍色の空が嗤った

臥待月
6年前
2

死ぬことはいつでもできる

死ぬことは「消滅」ではない

生きることは難しい

生きることは「出会い」である

有意義な「出会い」をできないなら
終わりのない地獄だと思うなら

一度すべてを捨てて
一度すべてを投げ出して

「生きてやる」と意思をもってほしい

命は譲れないモノだ

臥待月
6年前
1

視線をあげて
眩しい光

喉の奥が
熱く籠って

何を咲かせる

言葉は
あなたを
映し
あなたを
創る

たいせつなもの

臥待月
6年前

消えるならば一瞬で
白銀の結晶のように

儚くも
強かに

命ておる
覚悟を持って

生きて逝け

臥待月
6年前
2

紋を交えて
揺れるはな
紋を離して
濡れるはな

臥待月
6年前