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散文詩
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白い花が舞い降りる
ひとつふたつと
落ちては消えて
消えては落ちて
いつのまにやら
しろい世界
禍ならず
楽しませてくれと
願うのは人間の欲だと
鈍色の空が嗤った
臥待月
6年前
2
死ぬことはいつでもできる
死ぬことは「消滅」ではない
生きることは難しい
生きることは「出会い」である
有意義な「出会い」をできないなら
終わりのない地獄だと思うなら
一度すべてを捨てて
一度すべてを投げ出して
「生きてやる」と意思をもってほしい
命は譲れないモノだ
臥待月
6年前
1
視線をあげて
眩しい光
喉の奥が
熱く籠って
何を咲かせる
言葉は
あなたを
映し
あなたを
創る
たいせつなもの
臥待月
6年前
消えるならば一瞬で
白銀の結晶のように
儚くも
強かに
命ておる
覚悟を持って
生きて逝け
臥待月
6年前
2
紋を交えて
揺れるはな
紋を離して
濡れるはな
臥待月
6年前