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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#018:第1回委員会の議事録を公開する

久しぶりの連載再開です。前回は質疑回答について述べましたが、門真市庁舎エリア整備に係るPDO事業プロポーザル方式で関心する取り組みを見たので、議事録の公開について考えていきましょう。

プロポーザル審査にあたっては、通算3回程度の選定・審査委員会が開催されます。1回目はプロポーザル公告の前に行われるのが一般的で、基本的には委員同士の顔合わせと公告内容の読み合わせが主目的です。2回目は一次選考の審査、3回目は二次選考(最終選考)の審査です。

この委員会の議事録は審査結果が公表された後に公開されるのが常ですが、冒頭でふれた門真市のプロポーザルでは公告時点で第1回議事要旨を公開しています。これは見習いたいやり方ですね。門真市のものはあくまで要旨ですが、委員会の運営の仕方によってはもっと踏み込んだ議事を公開できるでしょう。

特に各委員がそのプロポーザルで重視している点や価値を置いている点が語られていると、提案者にとっては提案づくりの大きな材料になります。いままでに前例がなさそうなことではありますが、双方向的なコミュニケーションを実現し、双方のマッチングを重視するのであれば、ぜひ実現したいことの1つです。

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