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【韓国ポーカー旅行】大敗ストーリー

2/21(金)〜2/24(月)に、連休期間ということもあり韓国は仁川にライブキャッシュを打ちに遠征しました。
金曜の夜に仁川に到着、月曜の朝に帰国の日程だったのでガッツリ打ったのは実質土・日の2日間。


結論から申しますと2日間、約20時間で20万の大敗を喫したのですが今回はその備忘録となります。


・作戦と心持ちについて

前回は1月にも連休に遠征にでかけていたのですが、その時は2日3日で13万ほどの成果をあげました。夏やそれ以前にも何度か韓国には赴いていたのですが毎回それなりの成果を出していて、今回まで自分のライブ時給は1万円程度、多分そこそこ良い成績だと思います。しかしながら当然毎回反省点はあるわけで、自分のライブのリークは下記2点あると感じてました。


・体調管理

・パッシブすぎる


体調管理については睡眠不足のせいでセッションに影響が出た実感があり、今回はちゃんと寝て万全の脳ミソで挑むと決めました。

パッシブな点については、少なくともライブの1-3においてはライブ特有の広いハンドでチップをばら撒いてくれる相手プレイヤーから確実に回収できる堅実なプレースタイルだと思っています。しかしながら相手が弱気なアクションを見せたときであってもこちらがパッシブにプレーしてしまうことが何度もあり、そのポイントをつくことでもっと利益を出せると感じていました。


また、いままでの利益は上振れによるものという認識もあり、いつも通りバリューが向こうから都合よくバンバン飛び込んでくるとは限らず、パッシブなプレーだけでは今後のライブで利益を稼ぐことはできないと思っていました。小遣い稼ぎであればバリューを待つスタイルでも構わないと思いましたが、実戦でどれだけ自分のスキルを活かして最大バリューをとれるか考えていたので、どこかで積極的にポットを奪いに行く必要があると常々考えていたタイミングでもありました。


・2/22(土) 【地獄の15時間】

金曜日の夜について深夜にサクッとセッションしましたがウェイティングを待ちすぎたせいで2時間程度しかできなかったので割愛。

本格的に稼働を開始したのは土曜日の14時~。

睡眠はバッチリ6時間以上とり、パラダイスのサウナで心身ともにリフレッシュして臨んだセッションだったのでコンディションはこれ以上にないくらい万全でした。

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テーブル状況はといえばコロナの影響か、圧倒的に外国人が少なく、9割以上が日本人で構成されていました。ここ海外だよな?


プレー中も海外とは思えないタイトさで、こんなにリンプが少なかったりブラインドスチールが決まる経験はしたことなかったです。そのせいもあってほとんどのプレイヤーがバリューの稼ぎどころに困っているようで、膠着状態が数時間続くこともザラでした。
やはり、ポットを獲得するにはスキルを最大限生かしてアグレッシブに攻めることが求められると感じました。


....しかし残念ながらこの日は全くスタックを増やすことができませんでした。


大きなミスがまず序盤に2つほど、1つはウサギ君のクワッズチェックにオールインブラフをかましたこと。レンジとボード的にオールインしても降りられないハンドが想定できたし、彼もオンラインで私のアグレッシブさを知っていたのでナイスなチェックだったと思います。完敗。

2つ目は自分ATのフロップTPTKに対してショートがオールイン、自分がレイズを仕掛けたところ後ろのコーラーからオールインが飛んできてペイオフしてしまったことです。相手はQQ。自分が3betレイザーだったので相手のQQ+レンジを薄く考えていました。しかしドライボードでもあったので相手からセットが出てきてもおかしくなかったと思います。相手は何度も同卓したことあるルースな中国人で、TPTKが勝っている可能性もある思うきわどい勝負だと判断したのですが、降りたほうが良かったと反省しています。


その後は勝負をしかけるタイミングが全く訪れず、

KKでボードにA

JJでボードにKQなど、身動きできない小さな不幸が続きました。

フルハウス<フルハウスも喰らい、今までにないほどバンクロールが削られていきました。


唯一自分を褒めるとするならば、この状況でティルトすることなく目の前のプレーに集中し続けたことだと思います。軽率に利益を回収しようとしていたらもっと被害は増えていたでしょう。よくあの状況でポーカーを楽しめていたなと...。


15時間後の翌5時AM、人数が少なくなり卓割れ、何とラストハンドは身内の「謎の人」ことコバケンとの一騎打ち。自分のAKは彼のTTに吸い込まれてこの日のセッションは終了しました。見事なオチ。

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少し彼のことを紹介すると、オンラインでもあまりzoomなどはやらないのですが、リングを主戦場にしている25NL鉄強です。

今回は15時間ずっと彼の左でプレイしていたのですが、本当に上手かったです。多分土曜日のポーカールームで間違いなく1番上手かったと言っても言い過ぎじゃないと思います。僕も彼も同じ赤線属性のプレイヤーなのですが、彼のアグレッシブさは長時間隣にいて大変参考になりました。しっかり3bet、臆さずレイズしてテーブルの主導権を握ることって大切なんだな。

ただそのスクリーンネーム、どうにかならんのか?



・2/23(日) 【返せよ..俺のEV線...!】

悔しい思いを抱えつつ、この日も十分に睡眠時間を確保し、スパに行ってリフレッシュ。前向きな気持ちでポーカーテーブルに向かいました。

この日のポーカーテーブルは大盛況、最大6テーブルも稼働しておりました。こんなご時世にも関わらず日本人ってアホなのか?あ、おれもか。

最大3テーブルくらいしかキャッシュは見たことなかったのでびっくりです。


この日のプレーはというと、非常に調子が良かったです。日本人が多いので相変わらず苦戦を強いられてはいましたが、前日に5バイイン失っているとは思えないオールインブラフ、辻褄の合わないベットに対する積極的なキャッチ、リークを攻めるレイズなど、自分らしいプレーといった感じで序盤は猛進していました。やっぱり自信を持ってプレーすることが大事だと思いました。


プレー中、2-5のテーブルが立つというアナウンスがあり座ることに。2-5テーブルは夏に長時間座っていたことがあったので抵抗はなかったことと、専業をされている方のプレーを盗みたかったという目的がありました。

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結果は5ハンドで飛びました。(泣)
こちらが飛んだハンドです。

両脇のプレイヤーは超ルースな中国人オジサマで、4betに対するAQコールが良かったのかどうか難しいのですが、結果としてドローを引かれて僕のスタックはすべて吸い込まれていきました。
非常にルースなテーブルだったので、リバイして再戦すればプラスにはできたかもしれませんがこれ以上自分にはこの日ポーカーをする元気は残っていませんでした...意気揚々と2-5に座って見事にオチたなあといった感じです。そそくさとテーブルから退散する自分は他5テーブル全員からfish認定をされたことでしょう!最高に惨めな撤退でした。

それが深夜1時くらいの出来事で、その後はウサギ君(お酒の飲めない)を巻き込んでバーにてさすがにやけ酒。呼吸の数だけため息をついていました。笑
結果的にこの日も5万円をマイナスとなり、2日間で20万をペイオフする運びとなりました。ライブキャッシュデビューから初の大敗で自分にとっては地獄のような二日間を過ごしました。


・実力か?ダウンスイングか?

両方とも存在していますが、多くは"下振れ”が占めていたと感じています。しかしながら分散の大きなプレーを選択してバリューを刈り取ろうとしていたのは自分です。今回の負けは受け入れるべき結果だと思っています。

自分にとって初めてのライブキャッシュの負けでしたが大きなミスから細かなミス、誤ったエクスプロイトもあったので都度反省しつつ、嘆きすぎず、引き続き引き続きPDCAを回します。



・結果は大敗だったけど


今回の大敗について、お見苦しい嘆きのつぶやきをTwitterで連発したわけですが励ましの言葉をくださった皆さんに大変救われました。また、普段から戦略を討論しているポーカーグループのメンバーにもメンヘラな電話をかけまくりまして大変ご迷惑を掛けました。笑

現地で知り合ったプレイヤー、専業の方々にも慰めていただき、ポーカーのつながりがこんなに心強いと思ったことはありません。ポーカーの横のつながりがかなりできたのも今回の旅のおかげでした。

ちなみに3月で自分はポーカーを勉強しはじめて丸2年になるんですが、このタイミングで大負けできたのは自分の中のポーカー観を見直す良いきっかけになりました。この経験をバネに、また気を取り直して色々なポーカーを学んでいきたいと思います。ぜってえもっとつよくなってやるからな



ちなみに自分は過去にこんな記事を書いているのですが・・・・


こんなことがあったなら負けても文句言えないですね。

お読みいただきありがとうございました。

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