2NLzoom攻略 ver令和(本編)

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2NLzの新戦略について具体的に書いていこうと思います。

内容は2NLzで圧倒的勝利を挙げたいマニアックな人向けです。ポーカー初めて数か月向けの人はネット上に色々なマイクロレート攻略記事があるのでそちらを実践することをおすすめします。そっちのほうがポーカーは上達します。

0. 2NLzoomの住民の特性・勝ちにくい理由

2NLzは最低レートのため、非常に色々な人種が存在しています。ガチ勢も多くいるように思いますが、ポーカーエンジョイ勢も多く存在し、勝ち負けはあまり気にしない人が多いです。プリフロップでFoldはつまらないし、フロップでガットがつけばターンとリバーが見たい人ばかりです。

また、エンジョイ勢はAxとスーテッドカードを厚く信仰しているようです。ギャンブル精神からか、上のレートのまともなハンドレンジよりやたらとAとスーテッドが多く含まれている印象です。J5sとか83sとか、よくわからないのもたくさん出てきました。これが非常に厄介で、ハンドレンジが読みにくいです。めちゃくちゃなハンドレンジにアグレッシブさが備わってしまうとこちらはパッシブにプレイしていると降りざるをえない状況が多くなります。バリューの額 < フォールド損失+クソコールで大損害が関の山です。

ティルトしないようにメンタル管理し、降りて降りて、厚いバリューもシンバリューも取ってプラスな上昇線になると思います。正直シンプルに勝つのは難しいのではないでしょうか。

 2NLz弱レギュラーのリーク

2NLzを勝ちきれない人のリークとしては、自分がどのハンドに負けているかは想定できても、どのハンドに勝っているかの想定に乏しい点だと思います。

ミドルヒットくらいで勝っているかどうか不明なためチェックしたところ、でかいベットが飛んできてこれはトップペア以上だ~~~と思って降りることが死ぬほどあると思います。相手がはちゃめちゃワイドなハンドレンジで勝負をしてきているならコールが正当化される状況でも降りすぎなことが多いと思います。

しかしながらこれは仕方がないです、悩ましいシチュエーションで降りるのはタイトパッシブの教義ですし、相手のワイドなレンジを絞るのは難しいです。

さらに肝心の「厚くバリュー」をとれない人が多いと思います。これは勝ってるシチュエーションこそ上の役が怖くてリバーをチェックしたり、勝ち確と思いきやレイズが飛んできて結局悩んでフォールドしたり。しかしこれも仕方ないです。相手のハンドレンジなんて意味不明なんですもん・・・。

要は悩んだら負けです。悩んで解決できる術が2NLzにはないです。

1. 悩むより悩ませろ、タイトアグレッシブ

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2NLzでは「悩ましいシチュエーションはシンプルに降り、バリューを厚くとる」のが通説ですが、プレイしてて思うのは「悩ましいシチュエーションしかないし、ナッツでもなければ堂々とバリューベットもできない」です。

ならば逆に「相手を悩ませて過剰フォールドさせ、バリューを迎えに行く」のが有効だと考えました。

まず全ての基盤になるのがタイトなハンドレンジです。

参加VPIPは16程度にしました。この狭さがすべての基盤です。20とか18は広いのでパイの奪い合いになりがちです。

そして3bet率は12%程度にしました。VPIP16%に対して12%なのでだいたい3betします。数字は重要ではなく、アグレッサーになりガンガン攻めることがこの戦略では重要です。コール禁止くらいでも言い過ぎではないです。

勝ってるかどうかわからないときのコール・チェックは悪手です。打ち込まれたら悩むから。悩んだら負けです。コールは勝っているとき、チェックはギブアップです。

タイトなレンジでアグレッシブに攻めると決めたらあとの考え方は簡単です。

ポットサイズのベットをフロップ・ターン・リバーで打ち込むだけです。

こちらのレンジはタイトなので、相手よりもレンジ全体のエクイティが勝っています。強ベットで相手にプレッシャーを与えながらアウツを拾ってマジ手を作ってバリューベットにします。捲られてEV線だけが上昇するポーカーから、こちらがアウツを引きに行く戦略です。途中で降ろせてしまえばそれはそれでOKです。ポットゲット。

たまにはモンスターハンドにコールされることもありますが、そんなのは仕方ないです。次がんばりましょう!

取れる小銭ポットは全部取る。たまに負けるけどこっちも負け分以上にビッグポットを取っていくことで収支をプラスにします。

2.謎ハンドレンジ封殺 ポットベットCB

アグレッサーの自分はフロップが開いてCBを打つことになりますが、30~50%のCBは2NLzでは有効には思えませんでした。

2NLzの住民の特性上、自分のカード2枚に無限の可能性を持っている住民が多くいます。上のレートであれば小さいCBで降りるべきところは降りてくれますが、2NLzの住民はポーカーをエンジョイしにきているのでCB額が安ければターンカードに希望を委ねます。

なのでCBはポットサイズ程度のCB(75~100)を打ち込みます。大きめのCBを打つことで大抵の謎なハンドレンジをフォールドさせることができ、コールしてくるハンドを絞ることができます。

例外はAハイボードです。Aは2NLzのハンドレンジに多く含まれているのでポットサイズCBは有効じゃないです。逆に相手もアグレッサーのこちらにAが多く含まれているのでAハイボードは小さいCB額が有効です。

なおフロップですでに強ヒットをさせている状況でも同じくポットサイズのバリューベットを打ちます。弱キッカーは余裕でついてきます。

当然ですが、相手のレンジに多くカードが含まれている場合のブラフCBは悪手です。また、進展する可能性がない場合にコールされたら諦めていいです。見込みがなければ即時撤退も重要です。

3.焼き払え!ポットベットダブルバレル

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https://www.boomplayer.com/32168449_1897EBF271

ドライなボードで大きくCBを打ってもなお相手がコールをしてきた・かつこちらのハンドにはまだ十分なアウツがある場合は躊躇せずターンもポットサイズのセカンドバレルを打ちましょう。半端なハンドはターンで一掃します。

このハンドではターンもノーヒットですが、強力な2オーバーカードにフラッシュドローもついているので、仮にターンをコールされてもアウツを引いてしまえばOKです👍

フォールドエクイティ+アウツの捲り目 = 勝率200%が新戦略の要です。

クソハンドに捲られるくらいならこちらから捲りにいけばいいのです。

こちらがアグレッサーなのでプレミアムハンドもこちらに含まれていることを考えると、半端な強さの手を持った相手は降りざるをえないです。


4. 最終奥義! ポットベットトリプルバレル

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https://www.boomplayer.com/32168156_FC3C1045FA

もしノーヒットでリバーまで来てしまった場合、大抵はチェック/フォールドでOKです。次がんばりましょう。見込みのないポットに固執する意味はないです。

しかしノーヒットでありながらこちらにまだ有利な状況でありそうなら、トリプルバレルを打ち込んじゃいましょう。

上記のブームの場合、

・大きめのCBについてくる相手のハンドにJは少ない

・フラッシュをこちらがブロックしている

・パッシブなスタッツをしている。

以上からトリプルバレルを打ち込みました(ポットオーバー打ってますがあんまり気にしないでください。)リバーのブラフトリプルバレルになると少し考える必要がありますが、十分にできる条件の時にすればいいと思います。無理しなくていいです。しかしでかいトリプルバレルを打ち込めば大抵の相手は悩むと思います。悩ませたら勝ちです。悩むハンドでリバーまで来てんじゃねえぞ!

5.容赦ないバリューベット

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https://www.boomplayer.com/32168448_BA3EFC8F1A

もし自分の手に強ハンドがあった場合、リバーまでにはオールインに持ち込む気概でベットをします。

バリューもブラフも同様にポットサイズ程度のベットを連打します。

フロップTPTK以上であれば3発撃ち込みます。TPTKは3発撃ち込めないとかそんなこと考えないでいいです。特にA弱キッカーや、ミドルポケットからはかなりコールをもらえました。Aヒットで3発撃ち込むとKKとかQQを降りれない人が多いです。コールできるならしてみろや!って意識で打ち込みます。

ちなみにリバーでトリプルバレルをするときは正直バリューなのかブラフなのかあやふやなときが多いです。しかしそんなときチェックしてはいけないです。例えばリバーでTPTKをチェックした場合、2ペアなんかは間違いなく打ち込んできて、こちらは悩んだ挙句にフォールド・コールして負け。なんてザラですが、逆にトリプルバレルを打ち込むことで2ペア程度は降りざるをえないです。特に弱レギュラーにたいしてこのトリプルバレルは有効です。エンジョイ勢と見極めて打ってください。


6.総括 

上記の戦略、自分がパッシブで中程度の強さを持っているときを考えてみてください。多分大抵が降りざるを得ないと思います。

辻褄の合わないベットだと思ってコールするとドバリューなハンドも出てきます。ウザ過ぎる戦略です。

この戦略は全体的にレベルが低く、プレイヤー数が多い2NLzだからこそできる戦略です。上のレートのzoomになればもっと頭を使う必要があります。

そしてこんな戦略で勝ってもポーカーは上達しないです!

自分がこの戦略に至るまでにはABC戦略を覚え、ローレート帯のzoomに常駐し、snowieやGTO+、うまい人との議論を経てある程度標準的なポーカーの型を覚えたうえで、2NLzプレイヤーの搾取できるポイントを見極められるようになったからだと思ってます。

このブログを読んで真にマイクロレートを攻略したい人は短期間でも上のレートに修学旅行をして、丁寧なハンドの振り返りを行うことからおススメします。

これこそが真の2NLz攻略法だと思います!

読んでいただきありがとうございました。





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